表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

魔法の切符

作者: 堤 伸一

 ぼく誕生日たんじょうびのプレゼントはなんでもねがいがかな魔法まほう切符きっぷでした。

 3枚の切符きっぷがバラバラにならないように金色きんいろのてーぷでめてあって切取線きりとりせんからピリピリとって使つかうのです。

 切符きっぷにはねがごとくところがあって、なにこうかかんがえました。

 そのとき、おなかが「ぐぅ」となったのでぼく大好だいすきなハンバーグがべたくなりました。

 「はんばーぐがたべたいです」といてピリピリっておかあさんにわたしました。

 するとばんはんにケチャップのいっぱいかかったハンバーグがてきました。


 すごい!ねがいがかなったぞ、つぎなにこうかととてもたのしみになりました。


 あさまでによ~くかんがえて、スーパーマスクの変身へんしんベルトにしようとおもいました。テレビでいつもコマーシャルをていて、とてもしかったのです。

 「スーパーマスクのへんしんベルトがほしいです」といてピリピリ切りました。ピリピリれるおともとてもいいおとでわくわくします。おかあさんがおかけしそうだったのでいそいで切符きっぷわたしました。

 おかあさんはにっこりわらって切符きっぷをポケットに入れておかけしました。おひるになっておかあさんがかえってきました。いそいでくとおかあさんは台所だいどころでごはんつくっていました。


 「おかあさん、切符きっぷはどうしたの?」

 「まぁ、ポケットのなかから切符きっぷがなくなっているわ。どうしたのかしら?」

 「えぇーなくしちゃったのー」とテーブルをると緑色みどりいろかみにリボンがかかっているおおきなはこがありました。「このはこあけていいー?」といてからおかあさんがにっこりうなづくのをて、大急おおいそぎでけてみるとスーパーマスクの変身へんしんポーズが見えました。

 変身へんしんベルトはぼくにぴったりで、変身へんしんポーズをするとテレビみたいにかみなりおとがするので本当ほんとうにカッコイイです。


 切符きっぷのこりは1まいだから、大切たいせつにしようとつくえにしまうときにねがごとところにもうなにかいいているのにがつきました。


 「あたらしい、おとうさんがほしい」


 ぼくのお父さんはぼくちいさいときに病気びょうきでもういないのです。これまでおかあさんとらしてきておとうさんがなんなのかよくわかりません。おかあさんにせにくと、おかあさんはにっこりわらって切符きっぷを見ました。そしてポケットに大事だいじにしまいました。


 ぼく明日あしたるのがとてもたのしみです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ