第7代帝王 レガリス1世
人名 = レガリス1世
異名 = 疲労帝
各国語表記 = Legalis I
代数 = 第7代
君主号 = ノヴァ帝王
在位 = 3281年5月1日 - 3283年8月15日
出生名 = ルーカス・アイガー(Lucas Aiger)
出生日 = 3241年1月15日
生地 = ノヴァ,ヴェルシティア(ラトア大陸中部)
死亡日 = 3283年8月15日(42歳没)
没地 = {{ノヴァ トラデシオン(首都)
埋葬地 = 汎都大聖堂
継承者 = シトリウス4世
前職 = 裁判官
配偶者1 = セレナ・アイガー(Serena Aiger)
子女 = なし
レガリス1世(ノ:Legalis I, 3241年1月15日 - 3283年8月15日)は、世界秩序ノヴァの7代ノヴァ帝王(在位:3281年5月1日 - 3283年8月15日)。
即位前はアプリウス属州の裁判所に裁判官として勤めた。即位後は法の守護者を自任し、国内のすべての裁判の判決を担った。当然のことながら仕事量は逼迫し、睡眠時間を削って職務に当たったため、恐らく過労から即位後わずか2年で死亡した。在位の末期にはあまりの過労から寝ているのか起きているのか分からなかったという証言が残されており、疲労帝の異名を持つ。
== 生涯 ==
=== 死 ===
レガリス1世は自分に厳しく、決して弱音を吐かなかった。しかし、3283年8月14日の夜更けに秘書に対し「脳みそとけそう(Cerebrum liquescit.)」とつぶやいたとされている。その翌日の8月15日未明、過労によって倒れ、帰らぬ人となった。
これについて、レガリス1世には少しずつ疲労が蓄積されており、ついに口をついて出るレベルにまでそれが達し、それがレガリス1世にとって耐えうるストレスの限界であったため、直後に亡くなったとする説がある。一方で、秘書官による聞き間違えであるとする説や、この時点でレガリス1世の意識は相当減衰しており、独り言をつぶやくようになっていたため、この発言も脳の疲労による無意識な発言とする説もある。
「脳みそとけそう」という言葉のインパクトは大きく、その後慣用句として定着した。現在でも外交方面の調整などで業務が過酷であるとされているスタディオン外交部などで頻繁に使われている。
== 創作作品 ==
* 『帝王レガリス』ノヴァ初頭の著名な画家、モンカ・ヴォルカによってレガリス1世の崩御の2年後に描かれた作品。レガリス1世の過労による心身の消耗が恐ろしいほど克明に描かれており、ヴォルカの代表作の一つに数えられている。レガリス1世の肖像画としては帝王本人が依頼して描かせた公式のものも存在したが、こちらは凡庸で現代まで残らなかった。
== 評価 ==
歴代帝王の研究で知られ、自身も68代帝王だったホノリウス12世は、自著『帝王列伝』でレガリス1世を以下のように評した。
「全てに手を出そうとして激しく失敗したレガリス1世は、後代の凡庸な帝王に、率先して世界を統治する行為への恐怖感を植え付けることとなった。これにより下手に世界統治に手をだし、混乱をもたらす帝王が減ったと捉えるべきなのか、帝王の委縮により、本来成し得たはずの改革が行われず、世界は大きな損失を被ったと捉えるべきなのか、捉え方は一つではない。」
ーホノリウス12世,『帝王列伝』
レガリス1世が徹夜依存症であったとする説がある。この根拠として、晩年のレガリス1世の健康状態が指摘されており、彼の健康状態には重度の徹夜中毒者と複数の共通点が見られる。仮にこれが事実だとすれば、レガリス1世は仕事が多すぎて寝る時間が無かったのではなく、寝ることができなかったため睡眠時間を仕事に宛て、結果的に膨大な仕事をこなしたことということになる。しかし様々な文献資料からレガリス1世が厳格な性格であったことが明らかとなっており、徹夜依存症に陥っていた可能性は低かったとの結論に至っている。
== 関連項目 ==
ホノリウス1世 ← 3281 - 3283 → シトリウス4世
・ノヴァ帝王一覧
代数 人名 即位年 退位年 在位年間
1 ノヴァ大帝 3203 3225 22
2 シトリウス1世 3225 3239 14
3 メルクリウス1世 3239 3243 4
4 シトリウス2世 3243 3256 13
5 シトリウス3世 3256 3270 14
6 ホノリウス1世 3270 3281 11
7 レガリス1世 3281 3283 2
8 シトリウス4世 3283 3298 15
9 メルクリウス2世 3298 3300 2
10 シトリウス5世 3300 3319 19
11 ホノリウス2世 3319 3340 21
12 シトリウス6世 3340 3363 23
13 ホノリウス3世 3363 3382 19
14 メルクリウス3世 3382 3395 13
15 レガリス2世 3395 3413 18
16 シトリウス7世 3413 3419 6
17 シトリウス8世 3419 3424 5
18 シトリウス9世 3424 3437 13
19 シトリウス10世 3437 3440 3
20 マルス1世 3440 3446 6
21 ホノリウス4世 3446 3453 7
22 シトリウス11世 3453 3462 9
23 メルクリウス4世 3462 3470 8
24 メロス 3470 3477 7
25 アポロ1世 3477 3478 1
26 メディクス 3478 3484 6
27 シトリウス12世 3484 3484 0
28 ホノリウス5世 3484 3486 2
29 シトリウス13世 3486 3507 21
30 メルクリウス5世 3507 3508 1
31 シリウス 3508 3513 5
32 エデュカトル 3513 3514 1
33 バルカン1世 3514 3539 25
34 シトリウス14世 3539 3542 3
35 ホノリウス6世 3542 3563 21
36 シトリウス15世 3563 3565 2
37 バッカス 3565 3565 0
38 オリンピア 3565 3577 12
39 バルカン2世 3577 3580 3
40 シトリウス16世 3580 3585 5
41 マルス2世 3585 3594 9
42 ホノリウス7世 3594 3627 33
43 アグリカ1世 3627 3657 30
44 アグリカ2世 3657 3669 12
45 シトリウス17世 3669 3674 5
46 ホノリウス8世 3674 3688 14
47 ハルバ1世 3688 3700 12
48 レガリス3世 3700 3720 20
49 メルクリウス6世 3720 3731 11
50 メルクリウス7世 3731 3736 5
51 レガリス4世 3736 3750 14
52 マルクス 3750 3763 13
53 マルス3世 3763 3781 18
54 ホノリウス9世 3781 3784 3
55 ペルセウス 3784 3804 20
56 バルカン3世 3804 3812 8
57 ヘラクレス 3812 3843 31
58 オリハルコン 3843 3870 27
59 シトリウス18世 3870 3887 17
60 ホノリウス10世 3887 3919 32
61 ハルバ2世 3919 3926 7
62 クロノス 3926 3947 21
63 シトリウス19世 3947 3977 30
64 ヘルメス 3977 4004 27
65 ホノリウス11世 4004 4015 11
66 アポロ2世 4015 4046 31
67 シトリウス20世 4046 4069 23
68 ホノリウス12世 4069 4105 36
69 メルクリウス8世 4105 4113 8
70 ハルバ3世 4113 4134 21
71 ハルバ4世 4134 4170 36
72 ホノリウス13世 4170 4202 32