初代帝王 ノヴァ帝王
人名 = ノヴァ大帝
異名 = 大帝
各国語表記 = Nova Magnus
代数 = 初代
君主号 = 初代世界帝王
在位 = 3203年7月30日 - 3225年5月6日
出生名 = カール・ノワール・ポムソン
出生日 = 3142年4月1日
生地 = セリア近郊の小村?
死亡日 = 3225年5月6日(83歳没)
没地 = トラデシオン
埋葬地 = 大帝廟
継承者 = シトリウス1世
前職 = オズマ帝国宰相
ノヴァ大帝(ノ:Nova Magnus, 3142年4月1日 - 3225年5月6日)は、世界秩序ノヴァの初代ノヴァ帝王(在位:3202年7月30日 - 3225年5月6日)。旧名はカール・ノワール・ポムソン (Karl Noir Pomson) 。
3160年にオズマ皇帝ウエルダ3世からオズマ王国宰相に任命され、軍制改革を断行して世界統一に乗り出した。3165年からの30年間で行われた10の統一戦争にことごとく勝利をおさめ、3195年に史上初となる世界征服を成し遂げた。
3197年にウエルダ3世が暗殺され、長男のシガールが帝位に就くと失脚。しかし、シガールの悪政に耐え切れず3202年に蜂起し、シガールを暗殺すると帝位を簒奪し、世界秩序ノヴァを建国。初代世界帝王ノヴァ1世として即位した。
この簒奪をきっかけとして世界各地で発生した反乱を鎮圧すると、ノヴァの政治体制の確立につとめ、3225年に亡くなるまで精力的に活動を行った。
==出自==
ポムソンの幼少期は謎に包まれている。3142年4月1日にセリア近郊の小村で生まれたとされているが、これは本人の言によるものであり、戸籍資料など明確な情報が存在するわけではない(そもそもこの時代、戸籍で国民を管理することができるだけの技術力を持つ国はごく限られていた。)。そのためポムソンの出生や宰相即位に至る人生を巡っては数多くの言質が流布しており、それらの一例を挙げると、ハボナード攻略戦後のカルロス・サンチェスへの態度を根拠に”ヴァレンシア革命でヴァレンシア王国を追われた貴族か王族の生き残りである”という説や、若くして数多くの学識を身に着けていたことから”家出をしたイセリア貴族の子”という説が存在する。また、極端な例ではその人間離れした能力を根拠にトラデシオンの西10㎞地点にそびえるオズマの塔から現れたという説もある。
== 生涯 ==
=== 死 ===
==== 葬儀 ====
大帝の死後、その遺体は黄金八輪馬車によって世界宮殿から大帝廟へ移された。大帝の遺体運送の大任は、旧スパルネスカを出自とするフェデカ家が担い、葬儀後、同家は黄金八輪馬車の管理を任された。
==年表とおよその年齢==
・ 3142年4月1日 - 誕生
・ 3160年 (18歳) - オズマ王国宰相に就任。軍制改革開始。
・ 3169年 (27歳) - 緋色戦争に勝利し、ラトア大陸南部一帯の統一を果たす。
・ 3174年 (32歳) - 碧蒼戦争に勝利し、ヴァリデル王国、ルミノスカ帝国、サマルダ共和国、紫幕府とともにラトア同盟を樹立し、ラトア大陸を統一する。
・ 3179年 (37歳) - 紫電戦争に勝利し、シルヴァーノ連邦、魏和帝国、カラハン王国、ナルティア王国、チャンガリ共和国、アルテガン王国を支配下に置く。サンティアーノ共和国と同盟を樹立する。
・ 3184年 (42歳) - 金煌戦争に勝利し、マヘンドラ王国を支配下に置く。ヴェラスキア王国及びアフマリス王国を滅ぼす。セヴァリス騎士団から永世忠誠誓約を受ける。
・ 3188年 (46歳) - 翠緑戦争に勝利し、ヴィクトル帝国を滅ぼし、クルガリア帝国及びヴァルトランド王国を支配下に置く。
・ 3192年 (50歳) - 桜紅戦争でイビリスタン国民労働共和国、チャンドリカ共和国、ロスティア連邦、ハズィアネリア帝国、フランテリア王国からなる連合軍に勝利し、これらの国を支配下に置いたほか、アミールシャール帝国を支配下に置く。
・ 3194年 (52歳) - 珊瑚戦争に勝利し、パレンケ王国を支配下に置くマラヌイア帝国及びバミリスク王国を滅ぼす。
・ 3195年春 (53歳) - 紺碧戦争に勝利し、パレスタ共和国を滅ぼす。
・ 3195年秋 (53歳) - 朱羅戦争に勝利し、リナ連邦を滅ぼす。
・ 3195年冬 (53歳) - 牡丹戦争に勝利し、タヒリスタン王国を滅ぼし、世界統一を果たす。
・ 3197年 (55歳) - ウエルダ3世の暗殺とシガールの即位に伴い、宰相の座を解任される。
・ 3202年 (60歳) - シガールに反発して蜂起。帝位を簒奪し世界秩序ノヴァを建て、初代世界帝王ノヴァ大帝として即位する。
・ 3225年 (83歳) - 老衰により生涯を終える。
==人物像==
文学や美術品をこよなく愛した。3168年2月のゲルシアの陥落によってブレインに収められた書籍を収奪すると、文字通り寝る間も惜しんでそれらを読み漁ったとされている。この出来事に代表されるように、ポムソンは大統一戦争を通じて世界各地の書物や美術品を収集し、トラデシオンに持ち帰った。中でも古代イシュロア文明の美術品を特に気に入り、金煌戦争によってイシュロア共和国を滅ぼすと、創造神エレ・クレストや中興王ラミダスの立像を持ち帰り、自邸に収めたとされている。
ポムソンは生涯未婚であった。大統一戦争の成功に伴って立場が上昇するにつれ、周囲に結婚を勧められることも多くなった(それらの多くは、支配下に置いた地域の王族、皇族、貴族によるものであり、自身の親族をポムソンに嫁がせることで、来たるオズマの統一支配時代に利益を確保しようと考えてのことだった。)が、そのたびに固辞している。かたくなに結婚を否定するその姿勢から、周囲はポムソンに恋愛感情や性欲が欠落しているものととらえていたが、ウエルダ3世に結婚を勧められた際には「私には生涯にただ一人、思いを寄せた相手がいるのです。だがその人にはもう手が届かない」と話し、ウエルダを驚かせた。これが実在の人物を指しているのか、指しているとすれば誰のことなのか、あるいは結婚を断る言い訳としてポムソンが考えたのかは不明であり、近年まで研究者の間で議論が続いていた。しかし近年になって指してる人物がガイア1世である可能性が浮上した。
=== 評価 ===
不可能とされていた世界統一を成し遂げたことや、当時の資料から見て評価はかなり高かったと思われる。
オズマ帝国国民には「ポムさん」という愛称で親しまれていた。
「ポムソンという人物は世界を統一したという面のみが注目されることが多いが、その頭脳による残虐ともいえる行為もまた、ポムソンのしたことである」
ーウィズダム・ラルドス、『ポムソンとは聖人か悪魔か。』
== 関連項目 ==
オズマ帝国宰相 リャロイ ← 3160 – 3197 → スタットローン
ノヴァ帝王 - ← 3203 – 3225 → シトリウス1世
代数 人名 即位年 退位年 在位年間
1 ノヴァ大帝 3203 3225 22
2 シトリウス1世 3225 3239 14
3 メルクリウス1世 3239 3243 4
4 シトリウス2世 3243 3256 13
5 シトリウス3世 3256 3270 14
6 ホノリウス1世 3270 3281 11
7 レガリス1世 3281 3283 2
8 シトリウス4世 3283 3298 15
9 メルクリウス2世 3298 3300 2
10 シトリウス5世 3300 3319 19
11 ホノリウス2世 3319 3340 21
12 シトリウス6世 3340 3363 23
13 ホノリウス3世 3363 3382 19
14 メルクリウス3世 3382 3395 13
15 レガリス2世 3395 3413 18
16 シトリウス7世 3413 3419 6
17 シトリウス8世 3419 3424 5
18 シトリウス9世 3424 3437 13
19 シトリウス10世 3437 3440 3
20 マルス1世 3440 3446 6
21 ホノリウス4世 3446 3453 7
22 シトリウス11世 3453 3462 9
23 メルクリウス4世 3462 3470 8
24 メロス 3470 3477 7
25 アポロ1世 3477 3478 1
26 メディクス 3478 3484 6
27 シトリウス12世 3484 3484 0
28 ホノリウス5世 3484 3486 2
29 シトリウス13世 3486 3507 21
30 メルクリウス5世 3507 3508 1
31 シリウス 3508 3513 5
32 エデュカトル 3513 3514 1
33 バルカン1世 3514 3539 25
34 シトリウス14世 3539 3542 3
35 ホノリウス6世 3542 3563 21
36 シトリウス15世 3563 3565 2
37 バッカス 3565 3565 0
38 オリンピア 3565 3577 12
39 バルカン2世 3577 3580 3
40 シトリウス16世 3580 3585 5
41 マルス2世 3585 3594 9
42 ホノリウス7世 3594 3627 33
43 アグリカ1世 3627 3657 30
44 アグリカ2世 3657 3669 12
45 シトリウス17世 3669 3674 5
46 ホノリウス8世 3674 3688 14
47 ハルバ1世 3688 3700 12
48 レガリス3世 3700 3720 20
49 メルクリウス6世 3720 3731 11
50 メルクリウス7世 3731 3736 5
51 レガリス4世 3736 3750 14
52 マルクス 3750 3763 13
53 マルス3世 3763 3781 18
54 ホノリウス9世 3781 3784 3
55 ペルセウス 3784 3804 20
56 バルカン3世 3804 3812 8
57 ヘラクレス 3812 3843 31
58 オリハルコン 3843 3870 27
59 シトリウス18世 3870 3887 17
60 ホノリウス10世 3887 3919 32
61 ハルバ2世 3919 3926 7
62 クロノス 3926 3947 21
63 シトリウス19世 3947 3977 30
64 ヘルメス 3977 4004 27
65 ホノリウス11世 4004 4015 11
66 アポロ2世 4015 4046 31
67 シトリウス20世 4046 4069 23
68 ホノリウス12世 4069 4105 36
69 メルクリウス8世 4105 4113 8
70 ハルバ3世 4113 4134 21
71 ハルバ4世 4134 4170 36
72 ホノリウス13世 4170 4202 32