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詩集

前を向いて歩く強さがわたしにも欲しい

作者: 下菊みこと

例えばもしあなたが孤独を感じているのならば、私があなたの孤独が癒えるまであなたをどこかに攫っていけたならいいのにと思う。


例えばもしあなたが幸せを感じているのならば、私もその隣で一緒にただ微笑んでいられたらいいのにと思う。


例えばあなたを傷つけるものがあるのならば、その全てを奪い去ってしまえたならいいのにと思う。


例えばあなたを喜ばせるものがあるのならば、その全てをあなたに捧げられたらいいのにと思う。


望み全てを叶えたい。ただ笑っていて欲しい。幸せでいて欲しいし、楽しいことだけしていて欲しい。


あなたを守りたい。それは本当。だけれどあなたはいつだって、私の手を離れて傷つきながらも前へ進む。


だから私も、いい加減に伸ばす手を引っ込めないと。あなたがいつでも戻って来られるように、居心地の良い場所は確保しておくけれど。そろそろ私も前に進まないと。それであなたの居場所がなくなるわけじゃないんだから。


ああ、でも。


私があなたのそばに戻りたくなった時には、あなたの中に私の場所はあるんだろうか。


なくてもいいか。それであなたが幸せなら。

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