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詩❲家族❳

眠り歌

作者: 日浦海里

こほん

こほん


という音を

どこか遠くで

聞いていて


こほん

こほん


という音が

ずっと近くで

聞こえたら


すぐ隣には

背中を丸め

胸の前で

手を組んだ君


祈るような

その姿


そっと抱きしめ

背中を撫でて

包み込むように

頭を撫でて


大丈夫だよ

と声かける


額に手をあて

唇をあて

命を身体に

吹き込むように

そっと優しく

触れるだけ


人の温もりに

包まれて

静かに眠れる

その時までは


こうしてずっと

抱きしめてるから


おやすみ


おやすみ


良い夢を


私の愛しい

大切な君


おやすみなさい

良い夢を


幸せな夢を

見れますように

そうして明日もまた君の

元気な「おはよう」

聞かせてね

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― 新着の感想 ―
[良い点]  人肌の温かさが伝わってくるようです。  夜の静けさの中で、咳の音で目が覚める。  となりの愛子を「大丈夫」と抱きしめる。  いつか、愛子を包む温もりが現れるまで。  温かさと大きな愛…
[一言]  子どもの小さい頃を思い出しました。  起き上がってケホケホしてても、朝になると本人は覚えてなかったりするんですよね。  突然むくりと起き上がられると、こちらは少しビビりますけどね。
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