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わがまま令嬢とその侍女  作者: たなぼた まち
令嬢と侍女と新人
29/120

09

「お友達、逃げちゃったわね」

 少女が男に近づく。

「あんなやつ友達、なんかじゃねぇよ」

「素直じゃないのね。言いたいことはちゃんと口にしなきゃダメよ」

「あ?」

 目の前に来た少女は、ハンカチで口元を押さえた。

「だってどの会話が最期になるのか、分からないのよ?」

 男目掛けてスプレーから煙が放たれる。

 男はそのまま眠気に襲われ、路地裏に倒れる。

 霞ゆく視界に、とても高そうな綺麗な靴が映る。

「まぁ、もう遅いのだけれどね」

 瞼が閉じる。

「あなたが望む殺し方で殺してあげるわ」

 その声は彼に届いたかどうか、マリーは知る由もない。

「逃げた男はよろしいでしょうか」

 闇の中から背の高い男が出てくる。

「あぁ、いいのよ、多分この辺りに近寄ることもないでしょう」

 男は倒れている男を回収する。

 そして車のトランクに放り込んだ。

「じゃあ、ハロルド。あとは任せたわよ」

 ハロルドは見惚れるような動作で一礼をした。


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