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夢学園  作者: 夢希 悪
1/8

プロローグ

「知ってる??この学校は不気味な噂があるんだよ・・・」


 僕の隣でクスクスと笑う少女。

 その姿は華麗とも言えようが、何か一つ違った。


「なんだよ、噂って・・・」

「実はね。。。」


 少女は一回言葉を区切った。

 一瞬、緊張が走る。


「夜な夜な、トイレを使う音が聞こえるんだって・・・」

「な、な、何だよ…怖くねーなぁ…」


 声が少し裏返る。

 正直、怖い。


「ま、お金が無くて私が学校のトイレ借りてるからなんだけど」

「お前が原因かぁ!!!!」


 鋭く突っ込みを入れる僕。

 手は昔ながらの「何でやねん」だ。


「っていうのは嘘に決まってるよ。今、私が作った」

「最初からそういえよ…。無駄な体力使うだろーが…」

「まぁ、私の家はお金持ちだからお金に困る必要はないのさ」

「あーハイハイ、ソウデシタネ」


 突っ込むのが面倒くさくなって棒読みで返す。

 おっと・・・紹介が遅れたね。

 僕は大橋おおはし 裕也ゆうや

 少女は幼馴染の高木たかき 柚子ゆずだ。

 柚子はボケる。すぐに、くだらないくらいボケる。

 それを突っ込むのは僕なんだ…。

 柚子は容姿は可愛いのに無駄にボケる。

 僕は───…


「裕也はバカだよね」

「いや、顔じゃないし・・・」

「顔は──…(フイ)」

「何で顔を逸らすのかな!!そこまで酷い!!?」

「見てると吐き気が…」

「そこまで酷くないわ!!」


 すぐそこにあった、筆箱を投げる。


「いや…裕也って女顔じゃん??」

「良く言われるけど…」

「うわ!!!自覚あり?ナルシ発言?」

「違うわっ!!!!!」


 こんな僕たちだって、青春はするんだ。

 こんな僕らのくだらない学園ギャグ物語──…






             


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