第49話 燃える復讐心
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そこにあったのは、五芒星の中に瞳が描かれた痣があった。なんとも気味のわr……
「すいません、あんまり見て楽しいものじゃありませんよね……」
少し俺が顔を引きつらせてしまったのを見たのか、すぐに腕まくりを離し、隠してしまった。
「そ、そんなことは無いよ……」
バコンッ
ローズにまた殴られる。今までで一番痛かった。当然だ、恐らくのこの様子を見るに前々から、気にしていたのだろう。そんな中、あまり親しくもない俺たちに見せてくれたっていうのに……俺の馬鹿野郎。
「本当にすいません、友達には気持ち悪いってよく言われるんですよ......」
俯きながら困ったような笑顔をしている。申し訳なさそうに。
「そんなことないわ、私も似たようなものがあって、昔はちょっと気味悪がられたこともあったけど、そんなときは言った全員ぶっ飛ばしてやってたわ」
「そうなんですか? すごいですね」
暗かった表情が消え去り、やっと温かい笑顔を戻ってきた。
と言うことは女神の聖痕による能力による力で分かったのか。それにしても、医者には持ってこいのいい能力のようだ。だから、まだこのような年齢にもかかわらず、見習いとして働いているのだろう。
「で、それってどうやったら治るんだ? 」
「あ、そうでしたね。それはですね、さっきも言いました通り、もうほとんど残っていませんので大丈夫だと思います」
ほとんど残っていない……一体なぜ? 恐らく、ローズの昏睡状態もそれによるものだとして、何がきっかけでそれが消えたのだろう。目を覚ました時にいたのは俺だったが特に何かをしたとは……
「ミーコ、どこにいるの? ちょっと来て―」
どこからか誰かを呼ぶ声が聞こえた。
「あ、はーい。今行きます」
どうやら、ミーコとはケモミミ少女の事らしい。
「すいません、お姉さん、それと……召使のお兄さん。ではお大事にしてください」
「うんちょっと待って、だれが召使だって? 従者ですよ、って聞いてるーー? 」
言うや否や走りだしたミーコの背に向かって叫ぶが耳に届いてはいないだろう。
その後の検査も一応受け、もう昼前になっていた。俺はついていって待っているだけだったのですごく暇だったが、結局特に問題もなく終わったらしい。
「取り合えず、これでひとまずは大丈夫ってことが分かったな」
「そうだけど、ああいうのがあったってことは犯人がいるってことよね」
「ああ、そうなるな」
「懲らしめ甲斐があるってものよ」
目に炎を宿し、今にも燃え上がりそうな勢いで拳を握る。
殺しはダメですよお嬢様……
そう、一抹の不安を抱えながら帰路に就いたのだった。
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