第48話 五芒星の瞳
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「変な感じってどんなものが見えたの? 」
ローズはこのケモミミロリに言われたことを訪ねる。
変なものが見える……幽霊やら、悪霊やらのスピリチュアル的な物じゃないことを願うが。いや別にそう言うのが怖いとかじゃ決してありません。ありません。
「何一人でうんうんうなってるの? で、どうなの? 」
頭をまたたたかれました。ここ公共の場所ですよ。皆に見られてますよ。
「えっと、私、人にかかっている悪いものとか見えるんです。例えば呪いとか、そういう魔法、魔術的なものが……」
何か申し訳なさそうに口を開いた。
「それが見えたってことはまさか……」
「――――それが私がああなった原因なのかもしれないわね」
ローズが俺の言いかけた続きを言う。
「いったいどんなものが見えたんだ? 」
「えっと、もうほとんどなくなっていたんですが……魔法、魔術に近い気もしますし、違うものな気もします。すいません」
もうほとんどなくなっていた、か。もしかするとだいぶ昔に掛けられたいたのか? いや、それなら、急に悪くなったりするはずはないか。
「魔法的な物じゃないから魔法で解呪できなかったわけね」
ローズも顎に手を当てて考えているようだ。やはり、以前にも魔法での治療もしていたらしい。
「ちょっとまて、そんなのどうしてわかったんだ? そんな魔法でもあるのか? 」
「私は聞いたことないわ。見ただけで、呪われてるとかが分かるなんて魔法、魔術は」
俺とローズはゆっくりとその子の事を見つめる。
その子は少し口をつぐんだり、顔を振ったりしながらも決心がついたようだ。
「これを見てください」
そう言って、左手の袖を少しめくった。――――――そこには五芒星の中に目が描かれた痣があった。
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