15話 今孔明
※岐阜県を制圧しました※
※武将を一人仲間に出来ます※
斎藤道三 智謀 3
竹中半兵衛 智謀 3
「岐阜県も手に入りましたね」
そういう樹。
「ふーん。ところでこの二人ってどんな人?」
そんなことを聞く結愛。
「「「は!?」」」
混乱する戦国武将達。
「おいおい。まさかとは思うがお前、この二人を知らないのか?」
そう聞く信綱。
「知らないよ。有名なの?」
聞く結愛。
「お、驚きましたな。まさかこの二人をご存じないとは……」
驚く昌幸。
「ううむ。それはいくらなんでも馬鹿と言われても仕方ありませんぞ、結愛殿」
そういう信玄。
「まあ、有名人ではあっても教科書に載ってるかというと微妙な所ですしね。結愛も織田信長や徳川家康については知ってると思うんだが」
そういう樹。
「そりゃそうだよ。ていうか剣豪についても結構知ってるよ、私」
そういう結愛。
「何とも偏った女子よ。まあ、この二人は剣を使うタイプではないがな」
そういう信綱。
「んじゃ説明しましょうか。斎藤道三は通称『美濃のマムシ』。主君を殺し、美濃を奪い取った稀代の悪人として知られております。竹中半兵衛は『今孔明』とも言われる伝説的軍師で、豊臣秀吉を支えた人物ですな」
説明する昌幸。
「何でも、僅かな兵で稲葉山城を落とし支配してしまったとか。戦国の世でも最高の離れ業をやった人物だな。彼を知らないのは流石にどうかしているぞ」
そういう信玄。
「めんどくさ…… そんなの知ってるの戦国オタクだけだと思うんですけど。私は普通の女子高生だもん。そんな知識要らないわよ」
そんなことを言い張る結愛。
「まあそう言うなよ。兵法だって剣術だろ。剣を振るうだけが剣術では無いぞ」
そう言う樹。
「む…… まあ師匠はいつもそう言うけどさ。樹にまで言われるとムカつくんだけど~」
ぶーたれる結愛。
「漫才も結構ですが、結局どちらを選ぶので? まあ、どっちでも大差はないですけどね」
そう言うルールー。
「んじゃ竹中半兵衛にしましょう。いいよな? 結愛」
そう言う樹。
「私はどうでもいいよ」
そう言う結愛。
「んじゃ竹中半兵衛で」
選択する樹。
そして細身のイケメン武将が現れた。ちょっと中性的、女性的だ。
「竹中重治、参上いたした。気軽に半兵衛とお呼びくだされ」
そう言う半兵衛。
「ちーっす! 昌幸でーす!」
フランクな昌幸。
「半兵衛殿。お会いしとうございました」
割と礼を尽くす信玄。
「あなたが真田昌幸殿ですか? 思っていたのとは違いますな」
真面目な半兵衛。
「いや、冗談ですよ。申し訳ない」
恐縮する昌幸。
「それにしても、何とも豪華なメンツですな。私のような若輩者が入ってよろしいのでしょうか」
そんなことを言う半兵衛。
「いやいや。どう考えてもあなたが一番豪華じゃないですか」
そう言う昌幸。
「そうですぞ。あまり謙虚なのは嫌味ですぞ」
そう言う信玄。
「まあ豪華ではあるな。どうでもいいけどさ」
遠い目になる信綱。
「これはこれで楽しいけどさ、あんまり意味は無さそうだよね」
そう言う結愛。
「まあ、こういう楽しみ方もあるのかもしれんがな……」
そうつぶやく樹。
※第三ターンを終了しました※
1.群馬県チーム(群馬県、長野県、山梨県、岐阜県)
2.京都府チーム(京都府、奈良県、福井県)
3.岡山県チーム(岡山県、広島県、兵庫県)