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12話 第二ターン

 ※第二ターンを開始します※

 ※ヒント:わからない時は《ヘルプ》を参照すると良いでしょう※

 

「さて、第二ターンのようですね。どうしますかねえ」

 そういう樹。

「樹がわからないんじゃ誰もわからないんじゃ?」

 そういう結愛。

「私もあまりアドバイスしすぎるのはね……」

 そういうルールー。

 

「そういうことでしたら、ワシに任せてくれんかな」

 そういう昌幸。

「いや、お前もゲームキャラだろう。何仕切ろうとしてんだよ」

 そういう信綱。

 

「ワシは軍師だぞ。こういう時にアドバイスするのが仕事なんだよ。剣聖様は黙っといてくださいな」

 そう言う昌幸。

「まあお前のその良く解らんやる気だけは認めるがな……」

 そう言う信綱。

 

「それで真田様、どうすれば良いですかね?」

 聞く樹。

「うーん、そうですな。ワシとしては、『山梨県』への侵攻を勧めるが」

 そういう昌幸。

「ん? 何故ですか?」

 聞く結愛。

 

『山梨県って言うと、『武田信玄』だよね?』

 そういうオリバー君の亡霊。

『そういやそうだね。でもさ、もう智謀3の真田昌幸さんが居るから、要らないんじゃないの?』

 そういうノア君。

 

「まあ、御屋形様にも会いたいというのはありますがな。しかし、このゲームだと山梨県では《戦術:風林火山》というのが手に入るのですぞ。そしてありえないぐらい強いですぞ」

 そういう昌幸。

「まあ、そうなんですよね。このゲーム色んな戦術がありますが、リスクが高いものが多く、成功率も低いものが多いんですよ。でも風林火山は100%成功しますので非常に安定して強いですね。今回の立地から見ても、山梨県を確保することは非常に良い戦略だと思いますね」

 そういうルールー。

 

「まあ、お前が武田信玄に忠誠を誓う点は評価すべきなのかもな。私にとっても、色々と思い出深い相手ではあるが」

 そういう信綱。

「その『信』の字も殿からの物ですからな。まあ、信綱様がどんな思いで受け取られたかは知りませんが」

 そういう昌幸。

 

「まあそれは良いけどさ。『徴兵』とかしないで良いの? ていうかさ、先の戦いでも集団戦になったみたいだけど、何が起こってたのかさっぱりだったんだけど」

 そういう結愛。

「そこは俺も気になりますね。このゲームの集団戦ってどうなってるんですか?」

 聞く樹。

「まあ、そこは気になるだろうね。んじゃ、《ヘルプ 集団戦》」

 ルールーは宣言した。

 



集団戦


 集団戦においては、まず兵力が重要となる。

 これに加え、士気。これは判定時に使われる。

 また、指揮官の智謀。そして、剣士の戦闘も判定に使われる。

 

 まず、戦術の宣言を行う。

 その判定が行われる。

 

 実際の戦闘は、乱数によって計算される。

 たとえば3人と5人が戦うなら、8面ダイスを振って1~3なら3人が、4~8なら5人の方が勝ち、相手にダメージを与える。ダメージは基本的に一人、良い刀があれば向上する。

 相手の兵力を0にすれば勝ち。なお、戦闘の途中で撤退する事もできるが、自分の首都を攻撃されている場合は撤退は不可能。

 

 

 

「要するに、集団戦においては兵力と運が必要になりますな。もっとも、山梨県のような開いてる県を攻める分には、一騎討ちで問題ないかと思いますが。不安なら徴兵しても良いですが、領土を増やしてからの方が良いかとは思いますな」

 そういう昌幸。

「なるほど…… これはかなり運が絡むルールですね。先の戦でも、賽の目が悪いとまずかったのでは?」

 そういう樹。

「実はそうなんだよね。怖いよ、このゲームの集団戦。実際の戦争だって、どうなるかなんてやってみないと分からないしね。今川義元みたいな実例もあるしさ」

 そういうルールー。

 

「そう考えると、どうしても集団戦を避けられない以上、力を蓄える必要があるってわけか。だとすれば昌幸さんの言う事も正しい気がするね」

 そういう結愛。

「もちろんですぞ。こうして軍師が提言しているのですから、聞いていただきたいですな」

 そういう昌幸。

 

「ちなみに一騎討ちなら楽に勝てるんですか?」

 聞く樹。

「それは問題ないね。今回はCPUを最弱にしてるし、そもそも結愛ちゃん凄い使い手みたいだから、絶対に負けは無いよ。CPUは一騎討ちを拒否したりはしないしね」

 そういうルールー。

 

「んじゃ行きますか。《移動:山梨県》」

 結愛が宣言。群馬県チームは、山梨県への侵攻を開始した。

 


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