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小説家  作者: 向井地洋平
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愛されたいと

7月9日 明朝


私は、昨晩見た夜の海の光景を思い出しながら

執筆中であった。

ジャンルなどを事細かに考えて執筆しているわけではない。

ただ、頭に焼きついた感覚からくる幻想的で美しいエピソードが私は書きたかった。


夜の海


とても静かで


優しい感覚。


その反面どこか不気味で海に落ちてしまったなら

生きて帰れないような、言葉では表しいにくいが

なにか不思議なものを感じてしまう。


夏の深夜にほかの客はいるわけでもなく

私一人でただひたすらたたんずんでいた。


「さよなら」


過去に付き合っていた人の最後のセリフだった。


「何か原因は?」


とも聞かず、私は


「はい」


と力なく返事をしたのを覚えている。


うすうす感ずいてはいたからさほど、

ショックをうけずに済んだ。


むしろ一人の時間を大切に出来るという

希望の方が大きく感じられた。


愛するという気持ちがいまいち私には到底理解

できなくっていた。

以前までは、愛するとは…という自分なりの答えが

あったのだが。








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