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タイムトラブル!  作者: 栗原雪
第3章 EDO period
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打ち首

おとめと信長はロープで腕を巻かれ、死刑台のようなところへ連れて行かれたのだった。


(怖い・・・、死んじゃうのかな?)

ブルブルと体の震えがとまらないおとめ。

足が震えて、まともに歩けない。


「小娘! まともに歩け!」

ロープを引っ張っている男が大きな声で叫び、おとめを手で叩いた。


それに対し信長は・・・

「人間五十年、我いずれ死す・・・・。」


恐ろしいほど、冷静であるため、周りの監視役が不気味がっている。


城より、約20分ほど歩くと到着する死刑台は周りになにもなく

寂しい雰囲気が漂っている。


そこに吹く秋の冷たい風が、いっそう寂しさを募らせる。


おとめは、今にも泣きそうな顔で死刑台に向かった。


「私、ここで死んじゃうのかな・・・?」

大粒の涙が頬を伝う。


「おとめ、案ずるでない。 もし、お主が死んでも一人ではない。」

落ち着いた声で言う、信長。


「わしが付いておる。」

そう言い放って、死刑台に向かう信長であった。

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