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事実
「つまり、わしの祖先にもお主らのように、異世界に行ってしまったという人が
いるのじゃ。」
新事実を聞かされた、おとめと信長。
「それで、どうだったのだ? そやつが帰って来られたから、そなたは居るのであろう?」
早口の信長。
きっと、元の世界に帰る方法をいち早く聞きたいのだろう。
「そうだ。」
落ち着いた声で答える、義満。
「どうやって、帰るのだ?」
またしても、早口の信長。
「噂によると、何か危機に遭ったとき、て_____ 」
「うおおおおおおおおおおお!!」
いきなり、大勢の人たちが押し寄せてきた。
「うわあああああ~」
押されるおとめ。
「大丈夫か!? おとめ!」