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友達
「ならば、どういう意味だ!」
怒る、信長。
「わしの、妻だった・・・。」
「だった?」
「だったはずなのだが、今は違う。」
その目は、真っ直ぐだ。
「どういうことですか? 義満さん?」
どういうことだろう?
理解できない。
「幕府公認の友達だ。」
ニコッと笑う義満。
「はあ・・・・」
「何か不満か?」
悪戯に笑う義満。
「いや・・・。」
「ならば、お主らに役立ちそうなことを教えてやろう。」
「え・・・?」
キョトンとするおとめ。
「元の世界に戻れるかも知れぬ。」