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タイムトラブル!  作者: 栗原雪
第2章 MUROMACHI period
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逃走

信長に言われるがまま、手を引かれ走った。

「もう会えないかと思った・・・。」

「何を言うておる!」

信長はおとめの方を向いた。


「必ずやおとめの所に向かう、と言ったであろう?」

「うん・・・。」

「これからもそうだ。 絶対におとめを一人にはしない。」


(ああ、やっぱり好きだなあ・・・・)


「それにしても、義満の奴は許せん。」

「ああ・・・。」

「何故妻になっているんだ?」

「それは・・・」


「ちょっと待て!!」


この声は・・・・


「お主はわしの妻!」

(義満!?)


「そなたの都合で何を_____」

「いや、そうではない。」


(どういう事?)

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