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タイムトラブル!  作者: 栗原雪
第2章 MUROMACHI period
31/47

真実

「実は、私未来から来たの。」

「・・・。」


言葉を失う信長。

驚いている。

(まあ、そりゃそうだよね。)


「それは誠か?」

「うん。」

「おとめは戦国の世にはどうやって来たのだ?」

「えーっと・・・」


「猫を追いかけて、高いとこに登ったらそこから落ちちゃって・・・。」

「そうか。」

「なにか共通点があるのかもしれないなあ。」


「今回は、本能寺の塀から落ちて・・・。」

(!?)


「『落ちる』だ!!」

「何だ?」

「どこか高いところから落ちたら、異世界にタイムスリップしちゃうんだよ。」

「たいむすりっぷ・・・」


(分かんないか・・・)


「つまり、異世界に移動しちゃうってこと。」

「なるほど。」


「ならば、どこか高いところから飛び降りてみてはどうだ?」


「元の世界に戻れるかも知れぬ。」


「なるほど~ ソレ名案!」

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