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タイムトラブル!  作者: 栗原雪
第1章 SENGOKU period
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新たな作戦

「殿~! 大変です。」

「なんだ」

甲斐(かい)の武田氏が尾張に攻めてきます!」

「すぐに兵を挙げよ。」

「はは!」


「おとめ、どうする?」

(あ~、直視できない・・・)

「やめるか?」

(でも、この目で見届けたい・・・)


「行く。行きたい。」

「そうか。では、こうするのはどうだ?」

「何?」

「今回はとっておきの策を練ってある。」

「とっておき?」

「そうだ。 火縄銃を使う。」

「ヒナワジュウ・・・」

そう言うと、信長はそれを取り出した。

!?

「銃!!」

「そう。これだ。」


「まあ、少々残虐だがな・・・」

「・・・。」

「そうなると思った。」

「え?」

「だから、戦地には行かない。」

「?」

「これで戦うのだから、もっと効率よく、安全に戦うのだ。」

「はあ・・・」

「おとめは、遠くから見ていれば良い。」

「わ、分かった・・・」


(なんだかんだ、戦場に着いたけど。)

「織田軍並べい!!」

今回も信長の背中に預けておとめも参加。

すると、兵たちが3,4人ぐらい縦に並び始めた。

「あれは何?」

「ああ、あれか。」

板的なやつが兵たちの前にズラリ。

「あれは、矢が飛んできても兵に当たらぬようにな。」

「あ~なるほど。」

すると、始まりの合図なのか、一斉に声が聞こえてきた。

「皆の者!弾を放て!」

一斉に銃撃開始。

すると、さっき撃った兵は後ろに下がって、弾を入れている。

(そういうことか。これなら、確かに効率良いし、板?で安全だ)


(でも、やっぱり怖い・・・)

おとめは信長の背中に顔をつけた。


「うおおおおおおお!」

「我ら織田軍の勝利だ!!」

「勝った・・・?」

顔を上げるとみんな喜んでいる。

(速くない?)


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