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タイムトラブル!  作者: 栗原雪
第1章 SENGOKU period
21/47

標的

「あの娘は一体何者だ?」

おとめを影から覗く黒い影。

「あやつを調べる価値はありそうだな・・・」


おとめは、これから先、この謎の人物によって大変なことに巻き込まれることは

知る由もなかった・・・


◇◇◇


「ふわああああ~、よく寝た。」

伸びをするおとめ。


今日はどんよりとした曇りだ。


「おとめ様、おはようございます。」

(え~っと、誰だっけ? 光秀さんか!)

「おはようございます。」


「今日、実はおとめ様にお願いがあって来たのです。」

「どうしたんですか?」

「無くし物を探しておりまして・・・」

「はあ、どんなやつですか?」


「書置きしておいた紙が風に飛ばされまして・・・」

「あ~そうなんですか!?」


「それで、おとめ様の部屋の方に飛んでいてしまいまして。」

「そういうことだったら、探しましょう!」

「ありがとうございます。」


===


「無いですねえ・・・」

「そうですね。」

「じゃあ、私あっち探してきますね。」


===


「う~ん、無いなあ。」

「おい!奇天烈おとめ、どうしたのだ?」

「信長!! 何か光秀さんが書置きを無くしたとか言ってて。」

「ああ、それなら持っているぞ?」

「そうなの!?」


===


「光秀さあん!!」

おとめは勢い良く障子を開けた。


それに驚いたのか、光秀はぶるっと震えた。


「光秀、書置きは貰ったぞ!」

「真ですか?」

「ああ、読んだぞ?」


「ならば、良いのですが・・・」


「良かったですね。 光秀さん。」

「はい。では、私はこれで失礼。」


(光秀さん、何か変な歩き方・・・)


===


「これはいい物が手に入ったな・・・」

光秀は懐の中にあの本を入れたのであった。

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