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タイムトラブル!  作者: 栗原雪
第1章 SENGOKU period
18/47

その後・・・

「市とは、お主か。」

「はい。」

「これから仲睦まじい夫婦(めおと)になろうな。」

「よろしくお願いいたします。」


◇◇◇


その頃織田家では・・・

「進めーーー!」


(まさか、こんなにも早く戦が始まるなんて)


(えーっと、相手は朝倉家だっけ? 何が原因なんだろう?)

すると・・・

「殿! お市様からこのような物が・・・」

「何だ?」

信長は包みを開けた。


その中には袋の両端を紐で結んだ小豆(あずき)が出てきた。

「何これ?」

「・・・。」

何だか信長は険しい表情をしている。


「どうしたの?」

「同盟を破ったのじゃ・・・。」

「え・・・。」

「朝倉家とは敵対しない、という項目を破ったのじゃ。」

「それと、何で小豆?」

「織田家は前も後ろも塞がれておる、つまり浅井家がこっちに向かっている。」


「長年、朝倉家と浅井家は親交があったのです。」

「恒興さん!」

「殿、一旦ここは戻って出直しましょう。」

「そうするか。」


◇◇◇


「あくまで、予測ですが浅井家は板ばさみではなかったのではないでしょうか?」

恒興が言った。

「ならば・・・」

1人の男が話し始めた。

「何だ? 光秀?」


(ミツヒデ? 誰だ?)


「あの袋から考えると、浅井家は朝倉家に付くことにした・・・、ということですね。」

「光秀、流石だな。」

「ありがたきお言葉。」

(? なんかこっち見られた?)


「あんなにも良い奴でおったのに、裏切るとは・・・」

その表情は、怒っているように見えた。


「殿! 浅井家を攻撃いたしましょう!」

(!! 秀吉・・・。)

「猿、何故そんなにも張り切っておるのだ?」

「え~っと、それは・・・」

(こりゃあ、お市さん目当てだな。 自分が救ってお嫁に貰おうって魂胆だな・・・)

「ほらアレですよ! 裏切った者は信用出来ないじゃないですか!」

「うむ。」

「殿。どうされますか?」


「これより、織田軍は出陣する!」

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