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タイムトラブル!  作者: 栗原雪
第1章 SENGOKU period
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嫁入り

空がきれいなオレンジ色だ。

いっそうお市が美しく見える。


「お市殿ー!」

「恒興!」

「じゃあ、私はここで。」


「どうしたのじゃ?」

「お市殿が欲しいとおっしゃってた、くしです。」

「覚えててくれたのか。」

「はい。 私たちは幼いころからこうしてよく遊んでいましたね。」

「懐かしいのう。」

「この恒興、前々からお市殿のことが好きでした。」

「私も恒興が好きだ。」

「ならば_______ 」

「なりませぬ。」

「え?」

「恒興なら分かるでしょう?」

「・・・。」

「織田家の繁栄のために行くのです。」

「お市殿・・・」

「さようなら、恒興・・・」

お市は背を向け、その場を去った。

その目には涙が浮かんでいる。


ついに、お市さんの嫁入りの日になってしまった。

「兄上、向こうで織田家の素晴らしさを伝えて参ります。」

「幸せにな、市。」


「おとめさん、あなたは真の幸せを掴むのですよ。」

「はい。」

(恒興さんは来てないな・・・)



「お市殿ーーーー!」

展望台(?)から恒興が!

「お達者で---------!!」


お市もそれにこたえて満面の笑みで手を振るのであった。


「これで良かった。」

恒興も手を振り返すのであった。

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