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短編No.41-60

No.53 ごめんねではなく。

作者: 藤夜 要

 被災された皆様に、心からお見舞い申し上げます。

 ご家族を亡くされた方には、心からのご冥福をお祈り申し上げますとともに、本作を発表する無配慮を心からお詫び申し上げます。登場する家族は一例であり、あなたの隣人、遠い親戚、そして見知らぬ誰かに置き換えていただけると幸いです。

 たくさんの人が、あなたが思っている以上に「少しでもあなたの心の助けになりたい」と思っている人がいることをお伝えさせてください。

 そしてどうか自分を責めたり、ご自身を奮い立たせようとご無理をなさらないでください。

 私の視点が被災者の家族から離れられず、完全なる配慮をほどこす作品に出来なかった至らなさ拙さを再度お詫び致します。

 それは、突然やって来た。

「うわっ」

 思わずそう言ったのは私だけではなかった。

「きゃっ」

「揺れた?!」

「ちょ……っ」

 小さなコンビニの中のあちこちから、そんな声が聞こえた。パートとして一緒に働く桜坂さんが、何を思ったかアルコールの棚を押さえている。

「桜坂さんっ、危ないからっ」

「あ、あ、でもだって割れたら」

「ガムテっ、はいっ」

 私は咄嗟に、ガムテープを手に取って投げた。その頃には、もう店長がお客を外へ誘導し始めていた。私も急いでレジの鍵を掛けて、それを手伝う。入社直後に必死で覚えた防災マニュアルを必死で思い出しながら。


 ほかのことがちらついて、なかなか思い出せない。

 ほかのこと――家で留守番をしている、小学二年生のショウタとアヤ。

(私、一体何やってるのよ)

 棚のものが次々と落ちて来るほどの、長い長い揺れだった。


 それでも、思っていたより震源地は遠かったみたい。

 店の物は大惨事になったものの、建物の損傷はほとんどなかった。自宅続きのコンビニに勤めていたので、店長だけでなくその家族とも、店員たちは懇意にさせてもらっている。

「近見さん、とにかく帰って。それから桜坂さんも。二人とも子供さんがまだ小さいでしょう」

 店長と奥さんがそう言ってくれた。春休みに入っている彼らの娘さんと息子さんも、家族でこっちは片づけられるから、と。

「震度4って、今速報が出たところ。だけど、いつ避難勧告が来るかわからないし、ね?」

 私と桜坂さんは、同時に頭を下げた。

「すみません」

「ありがとうございます」

 私と桜坂さんは、それぞれ奥さんがすでに持って来てくれたバッグと上着を手に、制服を着たままコンビニをあとにした。

 自転車は並んでいたほかの自転車に押し倒されて、探す時間も惜しくて走り帰った。


 たった五分の道のりが、長い。同じマンションの三階に住んでいる桜坂さんと、息を切らせて階段を駆け上がった。

「じゃあ!」

「うん、何かあったらすぐ連絡するから」

 そんな会話を交わすのも、お互いにもどかしくなりすぐに別れた。


 我が家は十四階建マンションの最上階にある。下とは体感震度がまるで違う。体感震度だけではなくて。

(ケチって地震対策をしてなかった。私のバカっ)

 食器棚が倒れていたら、冷蔵庫が壁を突き破っていたら、どうしよう。時間はほぼ午後三時。おやつの時間だ。ショウタがアヤと喧嘩をしながら、冷蔵庫のおやつを出しているかも知れない。

 悪い予感や予想ばかりが巡る。

「どうして子供のいる時間に仕事なんかし始めちゃったのよ、私」

 言ってもしょうがない繰り言が、思わず口をついて出た。


 そそっかしいショウタが掛け忘れていたのだろうか。部屋の玄関は、鍵もドアチェーンも掛かっていなかった。

「ショウタ! アヤ!」

 叫びながら、土足のまま廊下を走る。汚れるとか掃除が面倒だとか言っている場合じゃない光景が、通路の向こう、リビングから覗いていたからだ。背筋に寒いものが走り、一瞬視界がぐらりと揺れた。

「ショウ! アヤ!」

 迷わずキッチンに飛び込んだ。

「あ……、ご、ゴメンナサイ、ママ」

 泣いている。ショウタが、きっと大粒の涙を流して泣いている。声だけしか聞こえないのは、入口と奥を隔てる食器棚が、斜めに私と子供達を隔てて阻んでいるせいだ。

「大丈夫?! 怪我は?」

 私はそう問う間にも、入口側に掛けていたタオルで傾いた食器棚の下に散乱する割れた食器を掻き出した。幸いにも、壁が持ち堪えてくれて三角の空間を作ってくれている。なんとかそこから奥へもぐりこめそうな大きさだ。

「切った」

 半分の安堵と、半分の恐怖。

「切った? どこ? どっちが? どっちも?」

「ショウちゃんが。手」

 その声は、アヤのものだ。双子の妹なのに、アヤの方がしっかりとした声で答えている。ゴメンナサイを連呼するのはやっぱり、兄のショウタらしい。

「動いちゃダメよ。ママ、すぐそっち側へ行くから」

 それだけ告げて、一度立ち上がる。

(落ち着け、私)

 一度大きく息を吸う。そして、思い切り吐き出す。

(まずは救急箱と、それからほうきの方が早いわ)

 それを取りに廊下の納戸へ一度足を戻した。




 どうにか導線を確保し、奥へ潜る。アヤが食器棚の引き出しに入れていたふきんでショウタの手を包み、きゅっと抱き締めている姿が飛び込んで来る。

「アヤっ、ショウっ、ごめんねっ」

 叫んだ途端に揺れる視界。すぐにクリアになってはまた揺れる。

「ママ!」

「ママっ」

 ふたりは同時に叫んだかと思うと、気丈な顔でショウタを抱えていたアヤまでくしゃりと顔をゆがめた。そんなふたりを抱きしめる。どこも痛がることはない。ふたりに大きな怪我がないとようやく判って一気に体温が戻って来た。


「とにかく、ここを出なくちゃ」

 ショウタの傷ついた掌に、贅沢なほどふんだんに消毒液を掛けながらふたりに指示を出す。

「いい? ママが食器棚を起こすから、喧嘩しないで、まずはアヤから、次にショウタの順で、キッチンを出なさい。で、扉を開けたまま、桜井さんちへ行くこと」

 アヤはきゅっと唇を固く結んで頷いた。ショウタは

「やだ。ママといる」

 と駄々をこねてしがみついた。

「大丈夫。ママも行くから。最後にママがここを出るってだけよ」

「やだ。ママといるのがいいっ」

「ショウちゃん。ウザい。さっさとして」

 アヤがばっさりとそう切り捨てて立ち上がった。


 それからどうにか食器棚を立て直す。余震に怯えながら、少しでも早くと思い、ふたりにキツイ言葉を浴びせてしまう。

「ママが掃除したところだけ歩きなさいよっ」

 ショウタはしゃくりあげながら、アヤはいつもと変わらない落ち着いた様子で「はい」と短い返事をした。

「靴箱の靴を履きなさいっ。玄関に出してあるのは履いちゃダメ」

 面倒臭がりのショウタが心配で仕方がなかった。

「ママー、靴箱の靴、ショウちゃんのをそっちへ持ってく。もう一回そっちに行っていい?」

 アヤのその声が、心強い。両手が食器棚を支えるので塞がっている私は、ぐずるショウタのお尻を軽く膝で促しながら、ありったけの声で

「投げてやって! 危ないから中には来ちゃだめ」

 と答えた。


 桜井さんの部屋のある階へ辿り着く前に、上階のいろんな人と出会った。

「C棟前の集会場、上階の人達の一時避難に解放するって。そっちへ行きましょう」

 と見知らぬ住人の方が教えてくれた。

「すみません。知らなくて」

 そう返す私に、初老のその方は笑みを浮かべて首を横に振った。

「A棟やB棟の上階に住んでいる皆さんは、みんなパニック状態でしたから。みんな似たようなもんですよ」

 彼はこのマンション群の中でも一番低いC棟に住む、C棟の組長さんだと簡単に名乗った。


 集まった住人同士で、支援し合う。在宅だった人の中には毛布やカセットコンロ、鍋や割り箸などを持ち込んでくれていた人もいる。私はコンビニに勤めていたのに、何ひとつ持っていないまま世話になる恰好だ。

「すみません」

 恥ずかしさに、謝罪の言葉が口をつく。不思議そうな顔でショウタとアヤが私の顔を見上げて来る。

「たまたま持ち出せただけだから」

「私はここへ来る前、近所の友達から借りて来たの」

 そう言ったおばさんに肩をぽんと軽く叩かれ、「お互い様なんだから」と慰められた。


 情報を得る傍ら、子供達の話を聴く。

「ドアチェーン、忘れたんじゃないよ。わざと開けといたの」

 そう言ったのは、ショウタ。学校の避難訓練や、その時聴いた先生からの話を実行したのだという。

「キッチンにいたわけじゃなかったの?」

「うん……ゴメンナサイ」

 ショウタはそう言って、また謝った。

「きっとママが帰って来たら、お仕事で疲れてるのに片づけしなくちゃいけないとヤだろうなって、ショウちゃん、バカだから食器棚の下に潜ったの。そしたら、折角締まってたのに、食器棚の扉がガシャーンって割れちゃった」

 アヤがそう言って目尻を吊り上げた。そんなアヤに、ショウタが

「アヤだって入ったじゃんっ。そうしようって言ったじゃんっ」

 とむきになって言い返す。その声は、上ずっていた。

「でも、私は食器棚にぶつからなかったもん。ショウちゃんが下手くそなのがいけないんだよ」

「ぶつかって、ない、もんっ!」

「もういいから。ふたりとも、喧嘩をしないで」

 私はふたりをそう諌め、避難訓練どおり、そういう時はとにかく逃げること、と言い含めるのと一緒に、

「でも、怖い思いさせて、ふたりっきりにさせてごめんね」

 そう謝ってふたりを抱き寄せた。

 そうすることで、私が落ち着いた。ほんの少しだけだけど。

 夫の消息がわからない。携帯電話は混線状態でつながらない。メールも送信エラーを繰り返す。情報から、初めて知った。夫の勤務先の方が、はるかに被害が大きいらしいこと。

 続く余震に怯えながら、夫のいない夜をほかの住民と一緒に過ごした。




 炊き出しの手伝い、勤め先のコンビニへお見舞い、A・B棟とC・D棟の間にある、広い遊園箇所で子供達を遊ばせる為に、当番制で見守り隊。二日目はそんな一日だった。道を隔てた中央公園は、たった一本道を隔てただけの近場なのに、私たちの住むA・B棟より、はるかに安心を私に与えた。C・D棟は五階建という低さのために、それほど大きな被害はないとのことだ。A・B棟も、屋上の給水ポンプが壊れた為に、ライフラインは止まってしまったけれど、家財はほとんど無事らしい。高層棟の為に怯えさせられている下の階に住んでいる人達も避難している状態だ。中にはこっそりと備品や雑貨を取りに、一時的に戻ってしまう人もいるが、強く引き止めることなど出来なかった。その備品や雑貨に助けられている私達がいる。ただただ、無事に戻ってくれることを祈るしかない自分が情けなかった。


 その日の午後、また恐ろしい夜が来ようとしている頃。被災地から遠く離れた妹から携帯にメールが届いた。送信時刻は昨日の昼。混線振りがその時刻から改めて知らされた。同時に緩和に向かっていることも受信そのものが教えてくれる。

『お姉ちゃん、無事? このまま返信だけでいいから、無事なら送り返して!!』

 弱り掛けていた気が再び奮い立った。幼い頃に妹のそんな時に見せる顔が懐かしく思い出される。

『電池節約、用件のみ。みんな無事! 家の中は滅茶苦茶だけど、怪我もなく問題なし!』

 それだけ入れて、返信する。ショウタの怪我は、この状況の中で病院へ連れて行くには、かなり軽度の部類に入る。戴いたガーゼの上から、ちょっと我慢をさせて掌を強めに押した。異物感の感じる痛みはないと言っていたので、諦めた。


「間違って、ないよね?」


 誰にともなく、呟く。

 妹に余計な心配を掛けたくない。だから、みんな無事と伝えたけれど、不安だった。母に連絡した時の私は、半ばパニックで。

『道路も電車も規制が掛かってて、行きたくてもそっちへ行けない。悔しい。お前が困ってるのに、なんにもしてやれない』

 ごめんねと繰り返すメールの言葉が、あまりにも辛くて、返信が出来なかった。


 夫からの連絡が、ない。地震から二十四時間以上が過ぎていた。




 数名の当番さんと一緒に、子供達を呼び戻した。呼ばれて駈け戻る子供たちの向こうに、大人の人影が逆光で真っ黒に見えて来る。また誰かがどうにか帰って来れたようだ。日が暮れる前でよかった。ぼんやりとなんとなく、そう思った。

「ねえ? あれ、近見さんのご主人じゃない?」

 一緒に子供たちの数を数えていた女性が、そう言って私の肩を叩く。

「え? まさか」

 だって夫の勤め先は、ここから二十キロも離れた、ここよりも大変であろうオフィス街。

 だけど、でも。

「ヨシミ」

 叫ぶ声が、私の名を呼んだ。途端、黄昏の景色がゆらゆらと揺れた。

「集会場に行ったら、こっちだって聴いたから」

 隣にいた女性が、そっと背中を押す。

「パパ!」

 そう叫んだのは、ショウタだ。

「パパっ!」

 そう言ってこちらと反対方向に駆け出していくのは、あんなにも気丈でしっかりとしているはずの、アヤ。

 私はそんなアヤに「勝手に離れちゃダメ」と叱れなかった。だって、自分もアヤと同じだったから。立ち尽くして泣きじゃくるショウタに追いつき、その手を取る。既に抱き上げられているアヤを覆うように、私もショウタと一緒にその影に抱き縋る。

「パパっ」

 無事で、よかった。夫が、空いたもう一方の手で私の背を撫でながら、耳元に上ずった声を聞かせてくれた。


 たくさんのゴメンナサイの雨が降る。

 ショウタに怪我をさせてしまったこと。

 子供達を置いて仕事なんかをして来たこと。

 将来の学費以前に、今この子達を失うかもと思うと生きた心地がしなかったこと。

 家財を失ってしまったこと。地震対策を「無駄遣い」と言い張って夫のいうことを聞かなかったこと。


「俺こそ、ゴメン」


 すぐに帰れなかったこと。

 子供を任せきりにしてしまったこと。

 連絡がつかないことに焦れて送り続け、挙句携帯電話の電池を切らしてしまったこと。

 傍にいられなかったこと。


「もう、やだ」


 アヤが突然そう言って怒り出した。


「もう、やだ」


 ショウタもアヤと同じ言葉を口にした。


 ごめんねばっかり、パパもママも。

 アヤがそう言えばショウタが“ふたりでひとり”とばかりに言葉を繋げる。

 ありがとうって笑うかなって思って頑張ったのに、頑張ってるのに。

 パパもママも、ちっとも笑ってくれない――と。


「お風呂入りたいっ。おなか空いたっ」

「ゲームしたいっ。リロみたいっ」

 まる一日以上我慢していたのだろう。言われて初めて気がついた。昨日から今この時間までの間に、子供達が一度もわがままを言わなかったこと。


「……ありがとう」

 気づけば夫とふたり、そう言っていた。夫はふたりを抱き上げ、泣きじゃくってしがみつく二人の髪に口づけながら、心からしぼり出すように伝えていた。


「近見さーん。そろそろ戻るよぉ」

 少しためらいがちに呼ぶ声が聞こえる。一緒に当番さんをしてくれていた人達が、少し離れた場所で待ってくれていた。その適度な距離と、待ってくれていたことそのものに、彼女達の思いやりが感じられる。

「ありがとうございます」

 私達はようやくお互いの身を剥がし、四人手を繋いで子供達の輪に加わった。

「ヨシミ、ありがとう」

 子供達のあとを追いながら、夫が小さな声で言う。

「どんなことがあっても、絶対守るから、とか言ってプロポーズした癖に、って、すごく自分で自分が悔しかった」

 違うな、と彼が自分で訂正する。

「何やってんだ、と思ったり、まだ震源地よりマシだから、グダグダ言ったり思ったりしてる場合じゃないって思ったり。電車が動くまで、とにかく部下や上司達と、復旧に専念してないと頭がおかしくなりそうだった」

 もし子供達や私に何か遭っていたらどうしようと考えたらしい。日頃信用してるからと言い訳しながら任せ切りだったとか、子供達にしてあげてないことが山ほどあったのにとか、そんなことばかりを考えながら、帰り道、泣きながら電車の動いているところまで歩いて来たという。

「でも、ショウタの手も大したことはないみたいだし。アヤもショウタも、動けるくらい元気なままだ。ヨシミが炊き出しを手伝ってくれてるって、会長さんが感心したような顔で言ってくれて。なんていうかな……」

 ありがとう、という言葉がもう一度夫から紡がれた。

「パパ……ありがとう。無事で、よかった」

 私はとつとつと、零す。母に言われた「ごめん」という言葉が辛くて仕方がないということ。

「ばぁばのせいじゃないのに、謝るの。勝手に遠くへ嫁いだ私なのに。何もしてやれなくて、なんて言うの。そんな風に受け取るなんて思いもしないで」

 だから、「ごめんね」ではなく、「ありがとう」と。ひとりじゃないと思えたことを、奮う元気をもらえたと伝える方がいいよね、と夫に問い掛けた。

「だな。うん。やれることからやっていこう」

 一緒に、という言葉が、とてつもない量の勇気を私にくれた。

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