22話:村民会議
センヒョウコウとの戦いの翌日。俺を含む村の代表的メンバーが呼び出される事となった。
緊急で退避する事となったあの極低温化現象を報告した結果、緊急対策会議が起きる事となった。
集会場の一番大きな会議室に多くの村民が集まり、思い思いの雑談をして賑やかだ。
規定時間となり、全員が揃ったのを確認して村長が開始の音頭を取る。
「さて、集まって貰ったのは他でもない。この気温低下についてだ……アルテイシアどの、お願いします」
「紹介に預かりました、アルテイシアです。ここしばらく発生しているこの気温低下についてご報告します。
数日前調査のため北部の森を抜けた先まで調査を行いました。北部に行くほど気温は低下し、岩石地帯を抜けた所で強烈な冷気を受けました。恐らく岩々が風を受け止めて流していたのでしょう。更にこの村に向けてセンヒョウコウ別名氷纏鎧獣と呼ばれるモンスターが接近し、昨日これを討伐しました。
問題はこの後です。戦闘が終わり村に戻る際異常な気温低下を確認しました。このままではそう遠くないうちにこの村を含む周辺地帯は凍土となるでしょう」
報告を聞いた村民は皆口を閉ざし、しばらくして隣の者とあれこれと話し始めた。
「結局原因は何なのですか?」
村民の一人がそう質問してきた。みんな気になる当たり前の問だ。
「現在はあの極低温空間に対しての対策がない為、天氷山へ向かうことが不可能なので確実な報告はできません。原因に心当たりはありますが……」
「心当たりと言うのは?」
「真龍によるものかと。つまり、龍災です」
「そんな……」
真龍……この世に存在する伝説その物。通常の生物とは完全に別物の存在だ。存在するだけで周囲の環境を変化させ、氷河を炎熱地獄に、不毛の砂漠を樹海へと変える。
彼の存在がひとたび人里に出て暴れれば、最上位のハンターが何人も出動する事となる。最悪の場合数十人規模の討伐隊が組まれる事もある。
そして真龍が引き起こす環境破壊及び変化や都市の破壊等を全て含めた災害を龍災と呼ぶ。
龍災はそう起きる事では無いが、伝承や記録に残っておりこの世界に住む人々にとって恐怖の象徴となっている。
前世で人が地震や嵐と言った天災を恐れたように、この世界の人々は龍災を何よりも恐れている。
その後も村民会議は進んだ。逃げるのか、それとも耐え忍ぶのか。逃げる先は?耐えるならどうやって?
俺にも数多の質問や意見を求められた。無論誠実に答えたが、いい方向に会議が進んだとは言えなかった。
日も暮れた頃に解散となった。適時休憩などは挟んでいたが長時間話し合いをしていたので、皆の顔には疲労が現れていた。
皆が帰る中、俺とおやっさんはセシリアに呼ばれ残っていた。
「そんで?俺ら引き留めて何の用だい」
「まず、お二人にお願い……いえ、依頼があります」
「おいおい、まさかそこのハンターのお嬢みたいな事させる気じゃないだろうな?」
「勿論違います。この村で必要になる燃石塊の調達をお願いしたいのです」
「……おいおい、俺は鍛冶屋だぞ?」
「勿論分かっています。ここから南西へ行った場所にある火山をご存知ですか?」
「知ってるよ。フォルマグラ鉱山だろ?鉱山都市としちゃここら辺で一番だからな」
「はい、そこへ行って調達してきて欲しいのです。アルテイシアさんはその護衛を」
「まぁ、それは構わないけど……この村で何かあったらどうするの?」
「以前報告していただいた南部の鉱山にある大空洞へ行くつもりです」
「分かったわ」
「良いだろう、準備が出来次第行くとしよう」
作中で全部話されたので何も言う事無し……
感想などで質問などがあれば答えるかも?
溜まってから答える事になるのでそこはご了承を
めっちゃコピペミスってました……(2026/03/13)




