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黒鱗の狩人~龍人少女の狩猟日記~  作者: アルニクツエル
凍てつく北風の元へ

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18/41

18話:アクセサリーと燃石納品

 いつもより遅めの朝食を取りながら欠伸を1つ。結局結構夜遅くまで作業をしてしまった。

 結果としては満足できるものが出来たので良しとしよう。


名称:緋炎の銀妖精

ランク:Ⅱ

装備部位:首飾り

内包スキル

緋色の妖精の炎:胸の前で腕を重ねる動作をトリガーに一定時間【特殊状態:銀煌の緋炎】になる。

【特殊状態:銀煌の緋炎】:効果時間最大5分:再使用10分:使用者の背中に炎の翼が出現し、空中移動が可能になる。

龍脈銀のフレームと様々な古の炎が内包されたエルーフェンレッドベリル結晶塊の飾られた首飾り。

その炎は翼となりて使用者を天空へと誘うだろう。炎の翼で空を揺蕩うその姿はまさしく妖精の如し。


名称:大乱風の足環

ランク:Ⅱ

装備部位:両足

内包スキル

大乱風:一定以上の速度で使用者が移動した場合、【特殊状態:嵐旋風】を発動する。

【特殊状態:嵐旋風】:効果時間最大10秒:再使用10秒:大乱風の足環の周囲に強力な風を発生させる。

フェステル翠玉柱塊をメインに使用し、フェステル翠玉も合わせて作られた美しい緑のアンクレット。

封じられし風は災いか、祝福か、それは担い手によって定められるだろう。


 この2つのアクセサリーは大きな宝石を使った事で高い効果を持つようになった。デザインもこだわっているので仮に何も内包していなくてもかなりの価値となるだろう。

 他にも竜人族の文様を彫り込んだものは効果がより良いものになったり、モンスター素材で作ったらそのモンスターの性質を肉体に付与することが出来た。



「王都に戻ったら使えないわね」


 かなりの自信作だがハンターはこう言ったアクセサリーを使用しない。そもそもこのようなアクセサリーはこの世に存在しなかったのだから当たり前だが。

 こっそりなら使えるかもしれないが、緋炎の銀妖精のような派手な効果は大っぴらには使えないな。

 他に宝石の当てが出来たらオークションに出すか。


「さてと、今日は溶岩溜まりに行かなきゃね」


 今日は燃石と言う鉱石を採取しに向かう。

 燃石は水に触れると熱を放つ性質があり、火山等の溶岩の流れる場所で多く産出される鉱石。産出される場所が限定されるが、それなりの量出回っており一般人がカイロにする分には簡単に手に入る。ハンターからすれば消耗品だがな。濡れタオル等でくるめば半日くらいは熱を発してくれる。


 いつも通り八重に荷車を引いてもらい、村の南にある鉱山へ向かう。

 溶岩溜まりに燃石があったのは確認している。今回の燃石採取はクエストとして受けており、なるべく沢山の燃石を採取しなければいけない。


「鉱石は取りすぎが無いのが救いね」


 植物や動物の調達だと取りすぎないように気を付ける必要がある。その点鉱石の調達は取れるだけ取ってしまっても問題ないので気が楽だ。


 荷車に揺られる事10分程で洞窟の入り口に到着する。荷車を置き、麻袋を持って八重に移る。

 洞窟を更に進みそのまま溶岩溜まりに向かう。もはや勝手知ったるこの道をまるで自転車で坂道を下るように速度を上げて突き進む。

 大空洞に入った所でブレーキを掛けて止まる。この大空洞は溶岩溜まりに近いお陰か外と比べて温かく、居心地が良い。


「上がもっと寒くなったら避難所としていいかもしれないわ」


 そうなったら八重は連れて行けないから走らないといけなくなるな。

 大空洞から溶岩溜まりに降り、熱耐性錬金薬を飲む。


「白蓮は溶岩の向こうに行って宝石を集めてきて」


『了解した』


「八重は待機ね」


クルゥ!(わかった!)

 

 世界の小窓を活用し、燃石を探して麻袋へと入れていく。麻袋の中に麻袋を入れていたので大量に持って帰れる。

 燃石の見た目は黒いだけの石なので、この溶岩が冷え固まった岩場だと目視だけでの発見は困難だ。


 埋まってる物はピッケルで掘り出し、ある程度量が溜まったら麻袋に入れる。適時r水分補給をしながらも作業を進め、麻袋が数袋満杯になったところで切り上げる。

 白蓮が持って来た宝石達も前回と比べ量がある訳では無いとは言え、それなりの量になる。麻袋1つ分と言ったところか。


 八重が2袋、俺が1袋、白蓮が1袋もって荷車のところまで戻る。プラーナを使わなければならない程度には重いがこの程度なら余裕で運べる。八重は言わずもがなだが白蓮も余裕そうだ。なんなら俺を運べる程度には白蓮の飛行能力は高いからな。


 足早に荷車へと戻り、麻袋を積み込む。一応割れないように気を付けるが、そう簡単に壊れるものでもないので特別な処置は必要ないだろう。


「八重、帰りはゆっくりでよろしく」


クルゥ!(わかった!)


 あまり飛ばして何かあったら面倒だからな。


 その後特に問題なく帰ることが出来たので自分の分を除いて納品しておく。

 集会場に寄って受付のセシリアを見るとかなり疲労がたまっているようだった。


「セシリア……昨日お願いされてた燃石を持って来たわ」


「あぁ、助かります。お忙しいでしょうに」


「いいの、気にしないで」


 自分用に毎日使ったとしてもしばらくは問題無い量を取っておいたので大丈夫だろう。納品した分も村の全員が節約すれば1カ月は持つはずだ。


「これなら……1ヶ月は持つと思います」


「逆に言えば1カ月で解決しなければいけないわね」


 結局原因が分かってないからどうにもね……。


「まずはセンヒョウコウの討伐ですが、大丈夫ですか?」


「心配しないで、策はあるわ」


「それはよかった……ご武運を」


「ありがとう。じゃあこれで」


「はい、報酬は振り込んでおきます」


「えぇ。お願いね」

世界の小窓で見た際の説明

装備等のアイテムに現れるフレーバーテキストは過去の歴史等が現れた結果。

効果時間等は明記されるが効果の内容は出ない。


Q.【特殊状態:嵐旋風】ってつまりどういう状態?

A.効果時間の間「速度上昇」+「滞空時間延長」+「足による行動に補正」一言で言えばジェット気流

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