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八月のメモ。

掲載日:2025/11/01










今日で終わりにしようと考えて、ああ、贅沢だと思った。



死にたいは比較的楽だが、

問題は、死にたいが、死ぬしかないに変わる時だ。



明日へ問題を委ねる猶予すら、既に使い果たしてしまっている状態。死にたいではなく、死ぬしかない。膝は底を着き。喉を潤すことさえままならない。緩やかに幕を引くか、さっさと終止符を打つか。



透明人間。



底辺を這うに相応しい矮小なゴミ風情を、認知すること自体変な話か。


良くも未だに、息が吸えているなと。


皮肉を込めて、


血肉で潤した罵詈雑言を、生き恥を晒す己にへと献上した。


聞くに値しない生傷もセットで。


今も昔も、似たような環境下で踠き続けている。


食い繋いだとて、最悪を更新するだけ。




延命して尚も続く思考。結果足る今が、その答え。


息を吸える間に、愛する我が身を殺せ。今しかない。この気を逃したら、耐えられない。次は来ない。そんなことを、あーでもないこうでもないと、考えている。


この考えは、必然であると。誰しも、こうなる。そこに異常性は介在しない。






俺の言う異常者とは、自由を履き違えたゴミのことを指す。目に見えた変化?ある訳ない。



金で免罪符を買い叩いていた時代から進歩することなく、多様なゴミが流入したことによって、只でさえ苦しかった答えは複雑に歪み手に負えなくなった。




味がしたり、しなかったり。癒えない。喰らっても渇きは増すばかり、意味がない。


股を占拠する邪魔な異物に対する拒否感。


肉体的な意識の喪失を拒むように、偽りの生命活動へ勤しむ精神と、衰えることのない激情が俺を挟んで鬩ぎ合っている。対処法はない。万策尽きた。耐えるだけ、深みに嵌る。どうしようもない。



精神が肉体へ影響を及ぼす。非現実的な話だ。目に見えるものしか信じない。幻覚?幻聴?ありえない。前の俺なら、そう言っていたと思う。なってからでは、遅い。治ることはない。知るべきではない視点もあるんだ。




解放へと至る条件は、自らの腕を掻っ捌くこと。



簡単だ。今まで喰らってきた虫唾が走る経験と比べたら。


怖いくらいに。


だから、疑わしい。






選べるから、選べないんだ。



そうやって、


手を伸ばす余裕さえも、消費して衰えてゆく様を、無気力に眺めている。


どうしたら、楽になる。


俺の満足のいく結末を描ける保証は何処にもないから。


幾らか、息が吸えている状態に甘んじて這い蹲っている。


夜は長い。


俺は、休みたいだけ。

なのに、

ここでは、息が吸えないんだ。






定期的にゴミを蹴り殺したくなるし、引き千切ってやりたくなるし、噛み殺してやりたくもなる。被り続けた人間の皮を、脱ぎ捨てて、滅茶苦茶したい衝動が、どうやっても拭えなかった。



擬態か。

まだゴミを喰い殺したことはないのだから、正確には擬態ではなく何者の目にも映らないだけ、なのだろうな。




ゴミを殺したら英雄になる。ような、単純な世界だったら俺にも甘露とやらが買えたかなもな。



環境が俺を変えたのか、否か。先天的な疾患を抱えていたというオチなら、救いようがないな。



前までの俺は、ペラペラと口を回して人を笑わせるのが好きだった。比べて今は受け答え以外に口を開くことはなくなった。どちらが俺なのかと考えて、何も喋らない方が比較的楽なので、鬱とか関係なく単純に精神が成熟した結果なのだろうと、?



本質的な部分では狂えないから。俺は異常なのか。



不足した装飾を誤魔化すように、大衆の節々から垣間見える社会秩序を真似て、普通という名の常識を信仰した。



大衆が扱う抽象的な概念を自然と身に付けられたらと。



まるで、肉体が掬える鏡の底で干渉し得ない対岸を眺めているような。無駄に備えた感覚器官を抱えながら不自由に溺れているような。自らの命と引き換えに赦しを乞い縋るような、言葉だけが先走って中身を伴わない。そんな違和感。





常人なら一刻の猶予もなく、削ぎ落とすだけの異常事態に陥って尚も、目に見えた異常性が俺から秩序を引き剥がすことはなかった。


この身を焦がすだけの狂気を孕んで尚も、俺にとっては特筆するべきことのない日常でしかなかった。





自らを基準に一般的な異常者を準えた時。


酷い嫌悪感に震えた。



権利とやらを謳いつつ、都合良く恥という概念を捨て去り喚くその様は、身を削ってでも苦界の底で踠く人々の旅路を余りにも冒涜している。



欲深く、獣臭く、無秩序に喚く。


やることやって、助けてくださいって?


吐き気がする。








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