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13話『 絶対零度の竜天魔装(ドラゴ・アーム) 』


竜天魔装(ドラゴ・アーム)...面白いやないか」

「行くぞ!」


ヒョウカとニースは戦おうとしているところにセツナが乱入しようとすると、シュンギルと数名の男女がたちはだかる。


「生かせないよお?裏切り者」

「裏切りものって...何を!?」

「君が僕の部下を襲ったんだよねえ?やっぱり最初から人間を狙ってたんだねえ」

「は?何の話?」

「とぼけるなよゴミ風情が」

「まあまあいいじゃないか。あとでゆーっくり尋問しながら吐かせてあげるからねえ」

「いや、私は本当に何も..!」


そう言おうとしたがシュンギルは剣で攻撃を仕掛けてくる。咄嗟に剣を抜いてその攻撃を防ぐが、左右から別の男女が攻撃をしかけてくる。


「くっ!」

「裏切り者には制裁を与えてあげないとねえ」

「向こうでも楽しいショーが始まろうとしているぞ!

「ひえー!来るなっス!」


少し向こうではエートがそう言いながら怯えている。助けに行きたいがシュンギル達が邪魔でなかなか助けに行くことができない。


「さあ、馬鹿にはどう分らせてやるといいかな?」

「そうね、こいつは腕とか切り落として悲痛な叫びを聞きたいわね」

「そりゃあいい!いい声が聞けそうだな!下等なゴミの鳴き声がな!!」

「やめろっス!!」


エートにそう話しあいながら近づく男達。そして剣と魔法でそれぞれ攻撃を仕掛けてくるその時だった。何かに殴られて遠くに吹き飛ばされる。それはライゼだった。


「なんだ!?」

「いきなり吹き飛ばされたぞ!」

「師匠!」


そこにはライゼの姿。ライゼはシュンギル達の方へ行くと顔を掴んだ。


「よお。うちの弟子がお世話になってんじゃねえか、あぁ?まあ聞こえてねえだろうけどよ」


そう言って勢いよくシュンギルの顔面に拳をお見舞いし、隣にいた男女もろとも吹っ飛ばした。


「師匠!!」

「話は後だ!!ってあれは 竜天魔装(ドラゴ・アーム)!?」

「あの子が人間を襲ってるリーダー!」

「そうか...こっちは任せて、あの竜鬼(ドルム)を止めろ!」

「うん!」


争いのほうはライゼに任せ、セツナがニースの方へ向かおうとすると、目の前に大きな氷の壁が現れた。


「まさか人間と手を組んでいたなんて...残念だセツナ。そこでこいつがやられるのを見ていろ。すぐにしてしてやる」

「言うやないか...そんな自信満々に」

「時間がない。行くぞ」


お互いに駆け出しヒョウカが剣を振る。するとそこから氷の衝撃が走り、ニースの方に命中すると肩から血と共に氷が生えてくる。


「くっ..!」

「どうだ?これが私の氷の力だ」

「なかなかやるやないか」

「まだ行くぞ!」


ニースに向かって何度も剣を振る。それと同時の毎回氷の跡が残る。なんとかニースは攻撃を避けるがそれだけで精一杯だ。


「チビスケと同じなら 竜天魔装(ドラゴ・アーム)は制限がある...そう何十分もその姿でいられないはず...そこを耐えれば勝ちや...」

「そううまく行くかな?」

「ぐっ!?!?」


ヒョウカがニースの腹を刺すとそこから氷が体を侵食していく。刺されたところから少しに範囲のところが氷漬けになってしまう。


「っ!」

「はっ!」


今度は腕に攻撃をし腕に大きな傷と共に凍っていく。もう腕は一部が凍ってしまい動かすのも満足にいかないほどになっしまう。


「くっ...」

「まだまだ行くぞ!」


今度は足を奪い攻撃を仕掛ける。足も広範囲で凍って動かすのも難しくなる。


「このままだとニースさんが...どうすれば...っ!」


氷を攻撃してみるが全く砕けそうにない。ニースがこのままだとやられてしまう...その時セツナは一つの案を思いついた。だがそれは前まではとある出来事によりあまり使いたくない。だが師匠が褒めてくれた...だから今は違う。


「もうダメみたいやな...」

「そうだな。終わりだ」


そう言ってヒョウカが剣を振ろうとした瞬間、氷の壁が凄まじい爆音と共に弾け飛んだ。そして翼とツノのの生えた 竜天魔装(ドラゴ・アーム)の状態のセツナが飛んできてヒョウカにぶつかった。


竜天魔装(ドラゴ・アーム)!まさかお前も!!」

「もう私はこの力を克服した!だから今度は守る力にする!」

「面白い!薄々気づいていたがお前は少し違う感じがした」

「ニースさんをこれ以上は!!」

「なぜだ?なぜ庇う?人間など庇う価値もない」


その質問にセツナは「そんなことは...ない!」と即答した。


「そうか....残念だ。なら君も消えてもらうことになるが!」

「ねえ聞かせて。なんでそんなに人間を恨むの?」


そのセツナの質問にしばらく何も答えなかったが少ししてやっと口を開いた。



「私とエオンはとある場所にいた。薄暗く最低な場所だ。どこかわかるか?」

「それは...?」

竜鬼(ドルム)のオークション会場だ」


セツナもそれは聞いたことがある。ここではないが遠くのところに竜鬼(ドルム)を捕まえてはオークションにかけて売買する連中がいると言う。しかもその扱いは家畜以下で自分の思うように行動しなかったりひどい時だと気に入らないと暴力を振るわれる。


「本当にあそこは地獄だった」



そういいながらヒョウカは思い出したくもないあの日の事を思い出す。青い作業服の男達にムチで叩かれ蹴られひどい扱いを受けて首には犬のように首輪をつけられる。



「おいなんだ?こいつ動かなくなったぞお?」

「動けよ!」


そういいながら男は腹に蹴りを入れる。それに対してもうひとりが「おいおい商品なんだからやめとけよ」と静止をする。


「おーすまんすまん、こんなのでも売り物だからな」

「売り物にならなければ顔面ボコボコにするサンドバックにでもするけどな」

「それいいなあ!」


向こうでは竜鬼(ドルム)が数人ほど逃げているのが見える。その竜鬼(ドルム)達は取り押さえられてボコボコに殴る蹴るの暴行を受けていた。


「っ...!」

「なんだあ?こいつ反抗的目をしてやがる。竜鬼(ドルム)のくせになあ!」


そう言ってヒョウカの顔を蹴る。鼻血が出て顔がジンジンするがそれを耐えている。向こうにいた反抗していた竜鬼(ドルム)に嫌気が出したのか剣を取り出して勢いよく刺した。


「おい!売り物なのに!」

「あーすまんすまんゴミが調子にのってたからよお」

「まあいいか!はははは!」


そんな話をしているのを見て自分の無力を実感する。


「お前もああなりたいのか?」


そう言って剣を取り出してヒョウカに刺そうとする。ヒョウカは体当たりで剣を奪い取り鎖で拘束された腕でぎこちなく剣を振る。


「このゴミが...!」


その時ヒョウカの血が剣に垂れるとヒョウカの体は光出した。そして翼とツノが生え、 竜天魔装(ドラゴ・アーム)を発動させる。そして拘束具を全て破壊し次々と作業員を皆殺しにして行くのだった。た。


「私はあなたを止めないといけない」

「そうか...残念だ。仲間とは言え敵対するのなら...消すのみ!」





「っ..!」


シュンギルの部下の男はESISの本拠地目を覚ますと見知らぬ天井だった。何があったかとさっきまでのことを思い出す。確かシュンギルの命令でセツナを尾行し、そこで殺されかけたがセツナの機転で助かって...。


「そうか、シュンギル様に..」


そう呟くと「おい!」と近くにいた者に声をかける。


「なんだ?」

「すぐに伝えて欲しいことが...」

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