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☀ 七不思議の怪  作者: 雪*苺
一日目 【 月曜日 】
8/38

✒ 先生を探せ! 2


──*──*──*── 3階・階段


厳蒔惷囹

「 おい、こんな所に鏡なんて有ったか? 」


厳蒔キギナ

「 はぁ?

  いよいよけたのしゅんれい~~。

  学校の階段なんだから、鏡くらい設置されてるに決まってるでしょ~~ 」


厳蒔惷囹

「 黙れよ、キギナ。

  鏡の場所を言ってるんだ 」


厳蒔眞勇

「 どうだったかな?

  覚えてないや 」


厳蒔惷囹

「 鏡も≪ 異界 ≫へのとおり道に使われるんだよな。

  ≪ 鏡面世界 ≫って言ってだな── 」


厳蒔キギナ

「 そんなはなしどうでもいわ。

  早く4階へ行きましょうよ 」


厳蒔惷囹

「 分かった分かった。

  せっかちな奴め 」


厳蒔眞勇

「 “ 七不思議の怪 ” に階段の鏡ってはいってたかな? 」


厳蒔惷囹

「 廊下の怪や階段の怪は有った筈だな。

  鏡の怪は “ 七不思議の怪 ” に有ったり無かったりかもな 」


 大きい鏡のまえを通過して階段をがり切る。


──*──*──*── 4階・廊下


厳蒔眞勇

「 ──廊下には誰もなさそうだな 」


厳蒔惷囹

「 どの[ 部室 ]にも鍵が掛かってるだろうが、手分けをして探してみるか 」


厳蒔眞勇

「 そうだな 」


 オレ達は[ 部室 ]のまっているかを確認しながら、[ 部室 ]の中ものぞいてみる事にした。






厳蒔眞勇

まってるし、中にもなさそうだな。

  は中から鍵を掛けれない作りになってるから── 」


厳蒔キギナ

「 マオ──!

  しゅんれい──此方こっちて! 」


 キギナのかんだかこえが4階の廊下に響く。


厳蒔眞勇

「 どうしたんだ、キギナ 」


厳蒔惷囹

「 キンキンごえで呼ぶなよな 」


厳蒔キギナ

「 [ 部室 ]のいてたのよ。

  怪しいでしょ 」


厳蒔惷囹

「 顧問がめ忘れただけじゃないのか? 」


厳蒔眞勇

「 いや、それは無いんじゃないか。

  顧問が不在の場合は、部活動は中止になる決まり(ルール)だし。

  生徒が[ 部室 ]の鍵を借りれるのは、顧問が学校にていて、なおつ放課後になってからだ。

  しかもだ、[ 部室 ]の鍵を借りれるのは部長しくは部長が不在の副部長だけ──。

  取り敢えず、管理が徹底されいるのに[ 部室 ]がいてるのは変だろ 」


厳蒔惷囹

さきしきれいはいらせる。

  待ってろ 」


 シュンシュンは呼吸するみたいに陰陽術を使う。

 廊下に陰陽陣が現れるとしきれいが出てる。

 しきれいごんで[ 部室 ]の中へはいって行った。


厳蒔惷囹

はいっても大丈夫そうだな 」


厳蒔キギナ

「 信じていのかしらぁ? 」


厳蒔眞勇

「 大丈夫だよ。

  ほら、しきれいが手を振ってくれてるし 」


厳蒔惷囹

なにかを見付けたみたいだな 」


厳蒔キギナ

なにかしら? 」


厳蒔眞勇

はいれば分かるよ 」 


 オレ達は順番に[ 部室 ]の中へ足を踏みれた。


──*──*──*── 部室


厳蒔キギナ

「 っ──、これって…… 」


厳蒔惷囹

「 …………ひどい事しやがる 」


厳蒔眞勇

「 …………人間の仕業じゃないよな 」


厳蒔惷囹

「 あぁ──。

  こいつぁ、怪異の仕業でちがいない。

  この校舎にはちがい無く、怪異がる── 」


厳蒔キギナ

「 この死体、どうすんのよ。

  [ 職員室 ]に戻って残ってる教師に伝えるの?

  警察に通報されて、4階への立ちりが禁止になるんじゃない? 」


厳蒔眞勇

「 オレ達がで知らん顔したら、明日あしたの放課後まで放置になるかもな 」


厳蒔惷囹

しきれいわせるか?

  死体の隠蔽は出来るぞ。

  血痕は消せないがな 」


厳蒔キギナ

「 大量の血が残ってるのに死体だけが無かったら、怪奇現象になるわね~~ 」


厳蒔眞勇

「 第1発見者になっちゃうな……。

  とは言え、放置は出来ない── 」


厳蒔惷囹

「 キギナ、お前が[ 職員室 ]へ戻って教師を連れてい。

  僕は死体を調べる。

  怪異に襲われたなら痕跡を辿れる筈だ 」


厳蒔眞勇

「 キギナ、頼めるか? 」


厳蒔キギナ

「 分かったわ。

  優しいキギナ様が、行ってあげるわよ 」


 キギナは[ 部室 ]から出ると階段をして廊下を走って行った。


厳蒔眞勇

「 シュンシュン、陰陽術で分かるのか? 」


厳蒔惷囹

「 任せろよ。

  陰陽師にとって呪術は友達だからな! 」


厳蒔眞勇

「 それって『 ボ◯ルは友達 』なんじゃ── 」


厳蒔惷囹

いち(いち)チャチャをれるなよ。

  フフン!

  僕のやみじゅじゅつから逃げられると思うなよ!

  見付けたらしきれいくだしてコキ使ってやる! 」


厳蒔眞勇

だ増やすんだな…… 」


 シュンシュンはやみじゅじゅつを使う。

 黒い “ なにか ” が死体に絡み付くと細い糸みたいになって勝手に動き始めた。






厳蒔眞勇

「 それにしてもさ、キギナ遅いな。

  になったら教師を連れてるんだ? 」


厳蒔惷囹

「 校長の銅像の頭を壊した奴だぞ。

  信じてもらえてないんじゃないかぁ~~ 」


厳蒔眞勇

「 キギナに任せたのちがいだったかな。

  オレが行けばかったんじゃ…… 」


厳蒔惷囹

「 キギナと一緒に[ 部室 ]で待つなんて、僕は御免だぞ。

  キギナに行かせてかったんだ 」


厳蒔眞勇

「 シュンシュンとキギナを一緒にしたら喧嘩しそうだもんな 」


 30ぷんってもキギナは戻ってない。

 [ 職員室 ]へ行くのに迷う要素なんて無いしなぁ。

 これは様子を見に行ったほういかもな。


厳蒔眞勇

「 シュンシュン、オレも[ 職員室 ]へ行ってるよ。

  死体と怪異の事は任せてもいかな? 」


厳蒔惷囹

「 あぁ、に隠れてるか突きめといてやるよ。

  行ってい 」


厳蒔眞勇

がとな、シュンシュン。

  助かるよ 」


 1人で[ 部室 ]を出たオレは、近くの階段を駆けりて1階へ向かった。

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