⭕ 傍観者達 7
厳蒔眞勇
「{ シュンシュン、キノコンにヘルプするか?
セノコンとマオキノは忙しいかもだけど、《 事務所 》に居るキノコンなら来てくれるんじゃないかな? }」
厳蒔惷囹
「{ 馬鹿かよ。
特異体質の怪異を見れないキノコンを呼んでも意味無いだろ! }」
厳蒔眞勇
「{ なら、幻夢さんに来てもらうか?
“ 蛭蛄 ” なんて如何にも幻夢さんが喜びそうな生物だしさ。
“ 蛭蛄 ” を回収してもらえるだけでも助かるし── }」
厳蒔惷囹
「{ 幻夢なんて呼んでみろ。
“ 蛭蛄 ” が引っ付いてる生徒達も一緒に回収されるのがオチだ。
幻夢の研究材料に使われる未来しかないぞ。
無理矢理に取ったらどうなるか話してみろ。
アイツは喜んで無理矢理 “ 蛭蛄 ” を取るぞ。
生徒達を狂暴化した死人にして研究しまくるのが目に見えてる。
それでも構わないなら、幻夢を呼べよ }」
厳蒔眞勇
「{ それを言われちゃうとなぁ……。
やっぱりセロに来てもらうしかないかな }」
厳蒔惷囹
「{ セロフィートが来てくれると良いがな }」
厳蒔眞勇
「{ 来てくれるさ!
セロに電話してみる! }」
オレはスマホを取り出して、セロのスマホに電話を掛けた。
電話に出たのは──、セロだ。
オレはセロに目の前で起きている現状を簡潔に伝える。
電話越しに “ 何か ” が聞こえる。
一体何の音──いや、声だ。
「 キャーキャー 」という黄色い声が聞こえる??
厳蒔眞勇
「 セロぉ?
もしかして、TVでも見てるのか? 」
セロフィート
「 TVは見てませんけど、マオなら見てます 」
マオ
「 ん?
オレを見てる?
どゆことぉ?? 」
セロフィート
「 眼鏡が出来ましたよ。
届けに来ました 」
マオ
「 へ?
眼鏡…………届けに?? 」
電話越しに話すセロの言葉に困惑していると、頭を撫でられる。
この撫で方は──!!
厳蒔眞勇
「 セロ!? 」
セロフィート
「 はい♪
マオだけのセロフィートです♪ 」
厳蒔眞勇
「 何でセロが此処に居るんだ?
それに何で白衣を着てるんだ?? 」
セロフィート
「 臨時で[ 保健室 ]の先生をしてました 」
厳蒔眞勇
「 [ 保健室 ]の先生?!
どゆことぉ!? 」
セロフィート
「 色々と相談してくれたでしょうに。
面白いと思って、間近で観察してました♪ 」
厳蒔眞勇
「 えぇ~~~~。
全然、知らなかったんだけどぉ!? 」
セロフィート
「 今、教えました♪
特異体質の怪異を見る事の出来る眼鏡です。
コーティング魔法を掛けてます。
壊れたり、割れたりしません。
安心して使ってください 」
セロが眼鏡を見せてくれる。
見た目は至って極々普通の眼鏡だ。
厳蒔眞勇
「 セロ、有り難な!
こんなに早く出来るなんて思わなかったよ 」
セロフィート
「 ふふふ…。
セノコンもマオキノも喜びます。
霄囹さんにも渡してください 」
厳蒔眞勇
「 うん!
そうだ、セロに頼みが有るんだけど── 」
セロフィート
「 “ 蛭蛄 ” の事なら大丈夫です。
校内にバラ撒かれていた “ 蛭蛄 ” は既に回収済みです。
キノコンに幻夢さんへ届けてもらいました 」
厳蒔眞勇
「 有り難な、セロ!
後、生徒達なんだけど── 」
セロフィート
「 首に付いていた “ 蛭蛄 ” は〈 テフ 〉へ変換しました。
とはいえ、1度 “ 蛭
脊
完治はしないでしょう 」
厳蒔眞勇
「 そう…なんだ……。
命
セロフィート
「 狂暴化した死
良
ワタシ的には無事な生徒を喰
厳蒔眞勇
「 其
セロフィート
「 もっと褒めてください♪
( 面
“ 蛭
新たな呪
厳蒔眞勇
「 助かった生徒達は気を失って倒れてるのか? 」
セロフィート
「 病院へ転移させました。
彼
厳蒔眞勇
「 言い方
でも、有
セロが学校に居
色
セロフィート
「 マオの為に頑張りました♪ 」
セロの存在って何
こんなに頼りになる存在は居
人間に対する扱いは相変わらず雑
厳蒔眞勇
「 シュンシュンの式神が今回の犯人を捕
セロフィート
「 ワタシも見たいです 」
厳蒔眞勇
「 勿論だよ!
セロの自
セロフィート
「 検討しましょう 」
オレは白衣を着ているセロを案内する。
シュンシュンは腕組みをした状態で、犯人を睨んでいる。
厳蒔眞勇
「 シュンシュン、お待たせ!
完成した眼鏡をセロが届けに来
厳蒔惷囹
「 そいつは吉
さてと──、コイツには他
厳蒔眞勇
「 セロ、頼めるかな? 」
セロフィート
「 [ 保健室 ]先生に任せなさい♪ 」
厳蒔惷囹
「 こんな時
セロフィート
「 お注射します? 」
厳蒔惷囹
「 す…するかよっ!! 」
厳蒔眞勇
「 セロぉ~~ 」
セロフィート
「 はいはい。
マオに免
セロは古代
目の前
魔法
数
その中には行方不明となっていた日直
厳蒔眞勇
「 無事だったんだ…… 」
セロフィート
「 既
身体
厳蒔惷囹
「 こんなに仲間が居
身体
セロフィート
「 出来ますけど、彼
危害は加
厳蒔惷囹
「 何
こんな事件を起こしといて、見
厳蒔眞勇
「 シュンシュン……。
自分のしてる事は棚
でも、シュンシュンの言う事も一利あるよ。
幾
セロフィート
「 マオ、人間の基準で事
異形にも怪異にも人間の基準も常識も通
彼
マオ、どうでした? 」
厳蒔眞勇
「 そ…そうだな。
オレはピンピンしてるよ。
怪我もしてないしな…… 」
セロフィート
「 マオが無事なら彼
厳蒔惷囹
「 でもだな、此
落とし前
セロフィート
「 無実の教師を殺人犯にしといて今更でしょうに。
幸運にも生
それ以外は諦めてください 」
厳蒔眞勇
「 諦めるって? 」
セロフィート
「 良
粗末に扱
本来なら祭
霄
厳蒔眞勇
「 その通
詳しいじゃないか、セロ 」
セロフィート
「 マオが教えてくれました。
忘れないでください 」
厳蒔眞勇
「 そうだったかな?? 」
セロフィート
「 これだけ都合の良
今回、人間には解決の出来得ない怪奇事件の数
良
厳蒔眞勇
「 ぞんざいにさ
セロフィート
「 人間からすれば、“ 祟
“ 祟
出来ますね、陰陽師アイドルさん。
霄
舞台となる番組は《 セロッタ商会 》で用意します。
大
厳蒔眞勇
「 こんな事まで金
セロフィート
「 マオ、其
そんなこんなで、セロが介
因
納得は出来ないけど、受け入
◎ 訂正しました。
日直の2名 ─→ 日直
◎ 変更しました。
前:コーティング魔法
訂:コーティング魔法
壊




