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☀ 七不思議の怪  作者: 雪*苺
一〇日目 【 水曜日 】
26/38

⭕ 登校日 3


──*──*──*── 正面玄関


 シュンシュンの言うとおり、しばらく待っていると通常の廊下に戻り、下駄箱の在る[ 正面玄関 ]に着く事が出来た。

 下駄箱から靴を出して、脱いだうわきを下駄箱の中へれる。

 靴に履き替えたら[ 正面玄関 ]を出て、悲鳴が聞こえた場所へ走った。


──*──*──*── 倉庫の壁


 [ 校庭 ]から見える[ 運動場 ]で使う道具をれる[ 倉庫 ]の壁に生徒の姿が有った。

 たしかに生徒の身体からだが壁に溶け込んで見える。

 生徒は6めいて、制服の生徒もれば体操服を着ている生徒もた。


 なに6名もの生徒達がいるのかかいもくけんとうも付かない。

 ただ言える事は、人間のわざではないって事だけはたしかだ。

 これも怪異が関係してるんだろうけど……。


厳蒔キギナ

「 手遅れだったわね。

  まぁ、こんな状態の人間を助けるなんて無理でしょうけどね 」


厳蒔眞勇

「 これで犠牲者は53人か── 」


厳蒔惷囹

「 おぃおぃ、クズ教師は違うだろ。

  彼奴アイツきてるんだからな。

  怪異の被害者は52人だ 」


厳蒔キギナ

「 全校生徒ってなんめいだっけ? 」


厳蒔惷囹

「 知らないねぇ。

  800そこそこはるんじゃないか?

  しかし、ごとな迄の溶け込み具合だな。

  下半身がどうなってるか[ 倉庫 ]の中からも見てみよう 」


厳蒔眞勇

「 中からって鍵が掛かってるだろ。

  勝手にけたらヤバいんじゃないか?

  オレ達の姿は見えてない訳だし 」


厳蒔キギナ

いじゃないの。

  立ちりが出来ないようになってた[ 屋上 ]で【 集団首吊り事件 】が起きたあとなのよ。

  鍵が掛かってた[ 倉庫 ]の扉が勝手にいたのも立派な “ 怪奇現象 ” よ★

  中にはいってたしかめたらぐに出ればいのよ 」


厳蒔眞勇

「 ………………。

  じゃあ、サクッと終わらせよう。

  騒ぎにならないように鍵をめ忘れないように! 」


 [ 倉庫 ]の鍵はシュンシュンが陰陽術を使い、秒で解除してしまう。

 [ 倉庫 ]の中から壁を見たけど、足は見えない。

 そとに出ている上半身,[ 倉庫 ]の壁,[ 倉庫 ]の中に下半身──って感じになってる筈なんだけど、を見ても下半身が無い。


 シュンシュンは現場の状態を動画に撮っている。


厳蒔キギナ

「 ねぇ、下半身はほんとうに壁に溶け込んじゃって、同化してるんじゃないの?

  仮に壁を壊して救出しても上半身だけになっちゃうわよ 」


厳蒔惷囹

「 いや、違うな。

  下半身は校舎のかに出ている筈だ。

  しきれい達に探させている。

  じきに見付かる 」


厳蒔眞勇

「 あっ、廊下でしきれいに指示を出してた!

  下半身を探すように言ってたんだな 」


厳蒔惷囹

「 必要な動画は撮ったから出るか。

  教師がまえに通報しといてやろう 」 


厳蒔キギナ

しゅんれいやさしぃ~~ 」


厳蒔惷囹

ついでに[ 中庭 ]にも招待してやるのさ。

  向こうからいやでもさせてやらないとな! 」


厳蒔眞勇

「 シュンシュン…… 」


 そんな訳で、シュンシュンは自分のスマホ(スマートフォン)を使って警察署へ電話を掛けた。

 陰陽術でこわいろを変えて話している。

 陰陽術でこわいろまで変えれるとか吃驚だ。


 [ 中庭 ]の中心に植えられていた記念樹(金木犀)と[ 校庭 ]のすみに置かれていたほこられ替わっている事──。

 [ 中庭 ]が荒らされとおり、深い穴がられている事──。

 そして6めいの生徒が壁と一体化した状態で奇妙な死にかたをしている事──。


 通報が有った以上、警察は真意をたしかめる為にいやでも[ 学校 ]へて、捜査しないといけない。

 シュンシュンはただでさえ多忙な警察に鞭を打った訳だ。


厳蒔惷囹

「 よし、通報はした。

  これで警察がるぞ。

  警察が到着するまえに教師達が埋めてしまった穴を掘り起こせ!

  [ 中庭 ]のしばも荒らすんだ! 」


 シュンシュンは新たに召喚したしきれい達に命令を出す。

 ジャージに着替えて、汗だくになりながら教師達が埋めた穴を掘り起こさせるとかちくぅ~~。

 教師達の努力が水の泡だ。


 頑張って埋めた深い穴が掘り返されて、しば迄めちゃくちゃにされてる状態をしきれいが見えない教師達が目撃したら、まさに怪奇現象だ。

 立ちり禁止の[ 屋上 ]に立ちれるようにした犯人が、じつは「 シュンシュンに指示されたしきれい達なんじゃないか 」って思えてた。

 言わないけどな。


厳蒔惷囹

「 これで警察は[ 中庭 ]の捜索もするだろう。

  黒いゴミ袋も1つ置いといてやるか。

  黒塗りのものはいっていたろうの首も黒いゴミ袋にはいっていた手首も男性モノだった 」


厳蒔眞勇

「 陰部も有ったしな 」


厳蒔惷囹

「 より呪術の儀式らしく見せるには──、胎児を加えればい。

  こんな事も有ろうかとろうにした胎児を用意しておいたんだ。

  コイツを黒いゴミ袋にれて、7つ目の穴の中にポイしとく 」


厳蒔キギナ

「 穴を1つ増やすって事ね?

  あくどい事するわねぇ~ 」


厳蒔惷囹

「 これは必要な処置だぞ。

  迄しないと警察は重い腰をげないからな。

  “ あくどい ” じゃなくて “ 善意 ” なのさ! 」


厳蒔眞勇

「 普通は犯罪だけどな~~。

  警察が介入しても怪奇事件は解決しないぞ。

  逆に余計な被害者が増えるだけだと思うけどな 」


厳蒔惷囹

「 そん事はいんだ。

  いか、警察って組織は “ 名誉の殉職 ” とは切っても切れない職業だ。

  “ 殉職する覚悟 ” の無い腰抜けの青二才は警察に向いてない。

  公務員の給料は市民が徴収される税金から出ている。

  市民を最優先にするのも、市民の安心,安全な生活を送れるようつとめるのも公務員の義務だ。

  市民が稼いだの給料から支払われる税金が有ってこその公務員の給料だ!

  公務員は謂わば、市民の奴隷って事だ!

  殉職結構!

  市民の安心,安全な日常生活を守る為に、おおいに殉職してもらおうじゃないか。

  はかなとうとい犠牲なくして、平和,平穏はたもてないのが人間の社会なのさ! 」


厳蒔キギナ

「 殉職なんて無いと思うけど、犯罪発生率が≪ にっぽんこく ≫で断トツって言われる米●町では有り得る話よね。

  “ 市民の奴隷 ” は言い過ぎだと思うけどねぇ~~ 」


厳蒔眞勇

「 銃殺されても文句は言えないかもな 」


厳蒔惷囹

い子ちゃんぶって僕だけをわるものにするんじゃない! 」


厳蒔キギナ

「 それは兎も角、生徒達の下半身は見付かったの?

  校舎のに出てるのかしらね? 」


厳蒔惷囹

しきれいぶんざいでサボってるのか? 」


厳蒔眞勇

「 シュンシュン、しきれい達は頑張ってくれてるよ。

  オレは “ サボる ” なんてしてないと思うな 」


 シュンシュンの態度や扱いが悪いから、手を抜いてる可能性の否定は出来ないけど……。


厳蒔眞勇

「 どうせなら、しきれい達に御褒美を与えてみたらどうかな?

  喜ぶと思うし、士気も高まると思うんだけど── 」


厳蒔惷囹

しきれいは甘やかせっか?

  あじめて付けがられても面倒なんだよ。

  消耗ひんの駒に御褒美なんて与える必要は無いねぇ 」


厳蒔眞勇

「 シュンシュン…… 」


厳蒔惷囹

「 僕は警察が捜査を始めるのを見届けたら帰宅するぞ。

  キギナ、父親パパンけいに影の事を聞いとけよ 」


厳蒔キギナ

「 分かったわよ…… 」


 そんな訳でオレ達は、警察が[ 学校 ]にて、捜査を始めるのを見届けてから帰宅する事になった。

 しばらくすると、パトカーがサイレンを鳴らしながら[ 校庭 ]へはいってた。

 停車したパトカーから警察官が出てる。


 校舎から教師達が「 なにごとか!? 」と飛び出してた。

 先頭を切って出てたのはハゲテル校長先生と教頭先生だ。

 ハゲテル校長先生と教頭先生は、あとからそとに出てた教師達に向かって「 誰が勝手に警察に通報したんだ! 」と責め立てながら問い詰め始めた。


 教師達は互いの顔を見合わせながら通報の件に関しては否定している。

 警察官は「 通報されたかたこえは女性でしたが…… 」と言うと、女性教師達へ視線が集まる。

 まどいながらも女性教師達は、警察に通報した件に対して否定している。


 通報したのはへんせいしたシュンシュンだから、女性教師達にこころたりが無いのは当然だ。

 疑われている女性教師達を見ていて申し訳ない気持ちになってちゃったな。

 なんとかして、ハゲテル校長先生と教頭先生の犯人探しをめさせれないかな……。


 ないしんオロオロしながら教師達の様子を見ていると[ 中庭 ]から「 パンッ 」と言うおとが鳴った。

 警察官と教師達と一斉に[ 中庭 ]の在るほうへ視線を向けた。

 「 なんおとだ? 」とか「 なにかが破裂したおとがしたぞ 」とか教師達はおの(おの)こえはっしている。


 再度、[ 中庭 ]の在るほうから「 パンッ 」「 パンッ 」と連続でおとが鳴る。

 まるで発砲おんを連想させるようおとだ。

 教師達よりさきに警察官が動く。


 [ 中庭 ]のほうへ走り出した。

  警察官に続いて教師達も走り出す。


厳蒔眞勇

「 シュンシュン、今の発砲おんって── 」


厳蒔惷囹

「 あぁ、あれか?

  全然[ 中庭 ]に行こうとしないから、しきれいを3体れつさせたんだ 」


厳蒔眞勇

「 えっ……。

  しきれいれつって──、ころしたって事か? 」


厳蒔惷囹

しきれいだぞ。

  れつさせたぐらいで死ぬかよ。

  奪ったは健在だからな。

  でも呼び出せるぞ 」


厳蒔眞勇

「 ………………そ…そうなんだ……かった(////)」


厳蒔惷囹

しきれいれつさせただけで大袈裟だな 」


厳蒔眞勇

「 普通は死んじゃったかと思うだろ!

  手荒なしないでくれよ… 」


厳蒔惷囹

「 そんなの僕の勝手だろ。

  ほら、僕も[ 中庭 ]に行くぞ。

  ──キギナ、なにしてるんだ。

  やけに静かだと思ったら黙って── 」


厳蒔キギナ

彼奴あいつたのよ──。

  影の中にはいっちゃったけどね…… 」


厳蒔眞勇

「 キギナ、彼奴あいつって? 」


厳蒔キギナ

しゅんれいが言ってた “ 特異体質の怪異 ” の事よっ!

  彼奴あいつ影の中を移動してるんだわ……。

  ホッチ(遲野細倫)先生の影にひそんでた奴かも知れないわ 」


厳蒔眞勇

「 じゃあ、ホッチ(遲野細倫)先生を[ 中庭 ]に落下死させた犯人── 」


厳蒔惷囹

「 おい、[ 中庭 ]へ行くぞ 」


厳蒔眞勇

「 そうだな…。

  キギナ、兎に角[ 中庭 ]へ行こう 」


厳蒔キギナ

「 そうね 」


 シュンシュン,キギナ,オレの3人は[ 中庭 ]へ移動した。

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