⭕ 転校生 2
女子生徒
「 何が『 そうだな 』なのかしら?
2人でコソコソ話しちゃって、エッチな人達ね! 」
厳蒔惷囹
「 『 エッチ 』だと?
何だ、お前は!
随分と偉そうな態度だな。
右も左も分からない転校生に対して上から目線とは随分と図太い度胸してるじゃないかよ 」
厳蒔眞勇
「 シュンシュン──、“ 図太い度胸 ” じゃなくて、“ 図太い神経 ” だろ…… 」
厳蒔惷囹
「 そんなのどっちでも良いだろ。
お前は一々細かいんだ 」
女子生徒
「 アタシの名前は、柯楠八惠よ。
このクラスで副学級委員をしてるの。
学級委員長は、枦芭渉よ。
此処1週間くらい体調不良で休学してるけどね。
アタシと一緒にクラスをまとめる手伝いをしてくれてるのが──、風紀委員長の澳邉陽斗,副風紀委員の瑚鞠螢里よ。
澳邉君は男子のリーダー的存在で、瑚鞠さんは女子のリーダー的存在なの 」
厳蒔惷囹
「 おぃおぃ、リーダー的存在に “ 風紀委員 ” なんて大役を与えて大丈夫なのかよ?
逆に風紀が乱れたりしないのか? 」
厳蒔眞勇
「 こら、シュンシュン!
オレ達は転校して来たばっかなんだぞ。
クラスメイトの事を知らない立場で言ったら駄目だろ。
御免な、柯楠さん。
シュンシュン、口は悪いけど根は良い奴なんだ。
寛大な心で大目に見てくれないかな…… 」
柯楠八惠
「 そうねぇ~~。
“ 八惠ちゃん ” って気軽に呼んでくれるなら、今回は大目に見てあげても良いわよ★ 」
厳蒔眞勇
「 有り難う、八惠ちゃん 」
厳蒔惷囹
「 フッ──。
マオと僕の “ 子分になりたい ” 宣言するとは、中々殊勝な心掛けだな。
今から宜しくな、八惠ちゃん 」
柯楠八惠
「 何時アタシが『 子分になりたい 』なんて言ったのよ。
嘘、言うんじゃないわ! 」
厳蒔惷囹
「 まさに今、自分の言葉で言ったじゃないかよ 」
柯楠八惠
「 挙げ足、取ってんじゃないわよ!
惷囹君は眞勇君と違ってムカつく野郎ね 」
厳蒔惷囹
「 褒め言葉として受け取ってやるよ。
因みにだ、八惠── 」
柯楠八惠
「 呼び捨てるんじゃないわ、馴れ馴れしいわね…。
何よ? 」
厳蒔惷囹
「 この高校にオカルト関係の部活は在るのか? 」
柯楠八惠
「 オカルト関係ぇ?
………………【 オカ研 】の事かしら? 」
厳蒔惷囹
「 多分それだ。
入部したいんだが── 」
柯楠八惠
「 残念だけど、【 オカ研 】は先々月、廃部になったわよ 」
厳蒔惷囹
「 廃部だとぉ!? 」
厳蒔眞勇
「 転校の時期が遅かったな。
八惠ちゃん、その【 オカ研 】と似た部活は無いかな? 」
柯楠八惠
「 …………【 奇蹟調査検証部 】なら残ってるけど? 」
厳蒔惷囹
「 【 奇蹟調査検証部 】だと?
何で【 オカ研 】が廃部になって、【 奇蹟調査検証部 】ってのが廃部しないで残ってるんだよ? 」
厳蒔眞勇
「 最強のスピリチュアルってのは、宇宙を動かしてる大いなる力の根原──主宰者
宇宙の神秘,大自然の神秘,生命の神秘に通
要
オカルトとは “ レベルが違う ” って、考えられてるんじゃないか?
オカルト関連の現象,事象も神
厳蒔惷囹
「 それを言われると何
まぁ、何
【 オカ研
隠れ蓑
厳蒔眞勇
「 そうだな。
八
入部したいから紹介してほしいんだけど── 」
柯楠八惠
「 え゛っ…………マジで無理……。
【 オカ研
顧問の先生を教えてあげるから、話してみたら? 」
厳蒔眞勇
「 有
助かるよ 」
柯楠八惠
「 …………悪いんだけど、アタシの事を “ 八
今からは “ 柯
そう言うと八
厳蒔惷囹
「 おぃおぃ、随分な態度の変わり様
【 奇蹟
厳蒔眞勇
「 さぁな……。
まぁ、兎に角だ。
顧問先生の名前を教えてもらえて良
昼休みにでも[ 職員室 ]へ行ってみよう 」
厳蒔惷囹
「 そうだな。
キギナも入部させるんだろ 」
厳蒔眞勇
「 当然だろ。
死神のキギナにも確
シュンシュンと今