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☀ 七不思議の怪  作者: 雪*苺
二日目 【 火曜日 】
16/38

⭕ 暗闇でドキっ 4


マオ

「 【 女子生徒殺害事件 】を無理矢理かいけつさせた感はいなめないけど──、しきれいに聞く事ってほかに有るのか? 」


霄囹

「 あぁ、最後の質問だ。

  生徒達を[ プール ]で溺死させたのも、おまえの仕業って事でいんだな 」


マオ

「 シュンシュン、女子生徒を襲った犯人では有るけど、 [ プール ]に30人もの生徒の死体を浮かせた犯人も──は、言い過ぎじゃないかな?

  泣きそうな顔してるしさ 」


 しきれいほんとうに泣き出しそうな顔をしていて、オレの後ろにササッと身を隠す。

 シュンシュンを怖がっているみたいだ。


霄囹

「 こら!

  マオの背後に隠れるんじゃない!

  卑怯者め! 」


マオ

「 シュンシュン、大事な証人なんだから落ち着けよ。

  シュンシュンが怖くて、御免な。

  昨日きのう[ プール ]に30人もの生徒の死体が浮いてたんだ。

  なんで30人もの生徒が[ プール ]で溺死させられないといけなかったのか──、解明したいんだ。

  どんな事でもいから、いた事とか無いかな?

  あったら教えてほしいんだ 」


キノコン

「 マオ様に嘘をいたら承知しねぇエリ。

  キノコンほうで消しずみにするエリ! 」


マオ

「 マオキノもしきれいおどさないようにな 」


マオキノ

おどしていませんエリ。

  忠告をした迄ですエリ 」


 マオキノはビシッとごとで完璧な敬礼を見せ付けてくれる。

 可愛いのに()しく見えて、カッコいいなぁ~~。

 なんてのんに思ってる場合じゃないよな。


マオ

「 [ プール ]で溺死していた生徒達は全員、姿だったんだ。

  全員、自宅に “ 帰宅していた ” って事は警察の捜査でも判明していて、就寝する為に[ 自室 ]に戻る姿を家族に目撃されているんだ。

  姿でみちを歩いていた生徒の目撃情報は無くて、設置されている監視カメラも確認したけど──、姿でみちを歩く生徒らしい姿は確認されていないんだ。

  明らかに人間の仕業じゃない事件だろ。

  犯人は怪異だと踏んでるんだ。

  なにか心当たりは無いかな? 」


 この怪異(式隸)に依ると、[ プール ]の事には関与してないらしい。

 どうやって[ プール ]に現れたのかも知らないみたいだ。

 どんな怪異が関わっているかも分からないみたいだ。


マオ

「 [ プール ]の事件に関してはがかかり無しか──。

  まぁ、全部が全部、解決させれる訳じゃないもんな。

  仕方無いけど、地道に調査するしか無いか 」


霄囹

「 おまえにもしっかり働いてもらうからな。

  覚悟しとけよ!

  あと、怪異のまり場を教えろ。

  ほかの怪異もしきれいにして、校内を探らせるからな 」


マオ

「 シュンシュン、ほど(ほど)にな~~ 」


マオキノ

「 マオ様、校内の鏡をブラックテープをがす作業が終了しましたエリ 」


マオ

がとな、マオキノ。

  じゃあ、こんは撤収だな! 」


霄囹

「 マオとマオキノは転移陣で《 裏野ハイツ 》へ送ってやるよ。

  僕は校舎に残って、しきれいを増やす 」


マオ

「 危険な事は駄目だからな。

  無茶するなよ 」


霄囹

「 心配するなよ。

  いざとなれば式神で、10ぶんの9ごろししてやるよ 」


マオ

「 それ、虫の息レベルだろ…… 」


霄囹

ころさないんだからセーフだろ。

  怪異にトドメを指したらしきれいに出来ないからな 」


 シュンシュンは陰陽陣を出すと、マオ()キノ()とオレを《 裏野ハイツ 》へ転移してくれる。

 ちなみにキノコンの分身たいほうっといても勝手に戻ってるらしい。

 自由過ぎるぅ~~。


 帰ったら、セロに頼まないといけない事がやまみだな。

 明日あしたの朝、どうなってるんだろう……。

 さすに3続けて事件は起きないよな。

◎ 訂正しました。

  おとしていませんエリ。─→ おどしていませんエリ。

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