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☀ 七不思議の怪  作者: 雪*苺
二日目 【 火曜日 】
14/38

⭕ 暗闇でドキっ 2


──*──*──*── 階段の踊場


 鏡から怪異が出てた!!

 なんか…なんか…なんか…………ぎたないっ!?

 怪異が鏡から出てた途端、踊場にしゅうが広がるぅ~~~~!!


マオ

「 ぐぇっ!!

  くっさぁぁぁぁぁ~~~~ 」 


霄囹

しっかりしろ、馬鹿!

  根性と気合でこらえろ! 」


 マオ()キノ()も分身たいいたって平然としている。

 このしゅうが気にならないなんて、キノコンのきゅうかくって…どうなってんの?!

 シュンシュンは顔をゆがめているからくさいんだろう。


 マオ()キノ()は怪異を無視して姿すがたにブラックテープを貼り付ける作業にはいっている。

 マオ()キノ()の邪魔をさせない為にも怪異の気をらさせないとだ!

 分身たい達も隙間無くと防波堤となってくれている。


 オレは鞘からとうを引き抜くと宙に浮いている怪異に向かって斬り込む!

 怪異はダメージを受けたのかバランスを崩す。

 怪異は危害を加えたオレのほうへ敵意を向けてた!


 怪異は完全にオレをロックオンしてくれたみたいだ。

 オレと怪異が対峙して睨み合っているあいだ、シュンシュンは大量の御札を陰陽術で強化すると怪異に向けてはなつ。

 御札は鎖みたいに怪異に巻き付つくと、動きを封じる。


 宙に浮いていた怪異は巻き付いた御札にようりょくを吸われているのか、ドサッとおとを立てて床に落ちる。

 鎖みたいに巻き付いている御札からようとしてるのか、激しくいる。

 もがけばもがくほど、御札は怪異に食い込んで締め付けて行く。


霄囹

「 どうだぁ!

  僕の渾身の一撃は!

  ようりょくを吸い付くして瀕死状態に追い込んでやる! 」


マオ

「 シュンシュン、すっかり悪役だな。

  を奪ってしきれいにするんじゃないのか?

  くさいからしきれいにするのはめるのか? 」


霄囹

しきれいにするが、弱らせてからを奪うんだ。

  瀕死状態に追い込んで、生死のさかいえてから使えきするんだ。

  そうするれば、どっちが主人あるじかハッキリ刻む事が出来るからな!

  マオ、手がまってるぞ。

  ちゃんと怪異を攻撃してたいりょくを減らしてくれよ 」


マオ

「 鬼畜だな、シュンシュン。

  容赦無い事してるから、式神やしきれいから殺意を向けられてるんだな 」


霄囹

「 殺意がどうした。

  僕にくだされた時点で、そいつは詰んでるんだ。

  永遠に死ねずに僕の駒としてき続けるのさ!

  名誉な事だから、光栄に思われて当然なんだがな 」


マオ

「 そう思ってるのはシュンシュンだけだろ… 」


 身動きの取れなくなった怪異に対して、オレはとうで怪異を叩く。

 するどやいばが怪異にザクザクと刺さるから、ちゃんと怪異のたいりょくを減らせていると思う。

 御札にようりょくを吸い取られている怪異はグッタリとしている。


 シュンシュンは御札を持って陰陽術を使っている。

 こんなにをする気なんだか。


マオ

「 シュンシュン、次はなにをするんだ? 」


霄囹

使えきしたら強制的にれいぞく契約が発動するようにしてるんだ。

  ことだまだけで縛ると弱いからな、かさねてれいぞく契約をする事で、縛りを強化させるのさ。

  一種の保険だな 」


マオ

「 エグい事するなぁ…… 」


霄囹

「 切れない強固なづなが必要なんだ。

  ──よし、そろそろいな 」


 シュンシュンは手に持っていた御札を怪異のひたいに貼り付けると、やみじゅじゅつを使い、怪異から強制的にを奪い取る。

 いのちの次に大事なをシュンシュンに奪われてしまった怪異は大人しくなった。


霄囹

「 よし、成功したぞ。

  これで、女子生徒を襲った犯人(怪異)つかまえれたな 」 


マオ

「 やったな、シュンシュン!

  お疲れ! 」


霄囹

「 マオもな 」


 シュンシュンのしきれいになった怪異からは、鼻ががるようしゅうがしない。

 はぁ~~~~かったぁぁぁぁぁ(////)

◎ 訂正しました。

  しんめい ─→

  生きるのさ! ─→ き続けるのさ!

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