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☀ 七不思議の怪  作者: 雪*苺
二日目 【 火曜日 】
12/38

⭕ こんにちは事件 2


──*──*──*── 放課後


──*──*──*── 奇蹟調査検証部・男子部・部室


厳蒔惷囹

しかし、まさかホッチの死体が[ 中庭 ]で発見されていたとはな~~。

  落下死だってぇ? 」


厳蒔眞勇

あやまって窓から落下したんじゃないか──って、警察は見立ててるみたいだけど……、あやまって窓から落ちるようなドジッ子かんはホッチからは感じなかったよな。

  仮に犯人がたとしてもさ、高身長で体格もなホッチを廊下の窓から落下させるなんて、むずかしいと思うんだよな 」


厳蒔惷囹

「 [ 屋上 ]は在るが、転落してもホッチの死体が発見された[ 中庭 ]には落下しないからな。

  仮にホッチが[ 屋上 ]から落下したなら、校舎側の花壇の中か、花壇のきんに死体が落ちて無いと不自然だ 」


厳蒔眞勇

「 ………………人間の仕業じゃない……か。

  女子生徒を襲ったのも怪異だもんな。

  ホッチを[ 中庭 ]に落下させたのも怪異……の可能性は有るよな 」


厳蒔惷囹

「 だろうな。

  “ 七不思議の怪 ” と関連が有るかは分からないが、怪異は関わってる筈だ。

  結局、ホッチの影になにひそんでいたのか──。

  それの解明が出来ずじまいなのがやまれてまないな 」


厳蒔眞勇

「 そうだな…。

  [ 中庭 ]も立ちり禁止になったし、ホッチの遺体も警察に回収されたもんな。

  なか侵入して調べるしかないよ 」


厳蒔惷囹

「 ホッチを落下死させた犯人を見付けないとな。

  それとだ──、生徒達を[ プール ]で溺死させた犯人もな! 」


厳蒔眞勇

「 そうだよ!

  [ プール ]だよ!

  [ プール ]に30人もの生徒の死体が浮いてたって、どゆことだよ!?

  なんで30人の生徒が[ プール ]で溺死させたりなんて── 」


厳蒔惷囹

「 知らないねぇ。

  だが、溺死していた生徒達が全員、姿だった──って事だ、1度は自宅に “ 帰宅していた ” って事はたしかだろう 」


厳蒔眞勇

「 そ…うだよな……。

  眠っていた生徒達がな学校にて、自分から[ プール ]に飛び込んで溺死した──なんて、誰も考えないんじゃないか? 」


厳蒔惷囹

「 30人の生徒の中には交通機関を利用して登下校をしている生徒が含まれているし、県をまたいでかよっていた生徒もすうにんるらしいからな。

  自宅で寝付いてから、徒歩で学校へるとか──常識的に考えても不可能だな。

  姿でみちを歩いていた生徒の目撃情報でも有れば別だろうがな。

  まぁ、目撃情報は皆無だろう。

  警察が調べた死亡推定時刻は約4時間 ~ 8時間だ。

  最低でも発見される4時間まえにはすでに死亡が確定している事になる。

  午前3時ころには30人の生徒達が仲良く[ プール ]の水面でプカプカしてた訳さ 」


厳蒔眞勇

「 ………………怪異に学校の[ プール ]まで運ばれた──とか? 」


厳蒔惷囹

「 有り得るだろうな。

  犯人の怪異を見付けるには骨が折れそうだろうがな 」


厳蒔眞勇

いくなんでも死者が多過ぎるよ。

  31人の生徒と1人の教師が怪異の被害を受けて──。

  オレ達が転校初日の日にだぞ 」


厳蒔惷囹

「 僕の転校に死んだのは、女子生徒の1人だけさ。

  ホッチと30人の生徒達は、づけが変わってから死んだんだ。

  ちがえるな 」


厳蒔眞勇

「 ご…御免…… 」


厳蒔惷囹

「 それから、昨日きのうの放課後にマオとキギナが体験したっていう怪奇現象も解明する必要が有るぞ。

  ほうっておいたらほかにも被害者が出るだろうからな 」


厳蒔眞勇

「 そうだよな。

  りてもりても階段が終わらない奇妙な怪奇現象だったよ。

  この奇妙な怪奇も “ 七不思議の怪 ” と関連が有るのかな? 」


厳蒔惷囹

「 さぁな。

  すべてはさ 」


厳蒔眞勇

「 そうだ!

  キギナが行ってた青い蝶が付いてた生徒達も探さないとだよな。

  青い蝶が “ 七不思議の怪 ” とも関連が有るのかも調査しないと── 」


厳蒔惷囹

能力ちからが封じられてなければ、こんな事をする必要は無いってのに──くそっ! 」


厳蒔眞勇

しきれい,式,式神とびとを有効活用してなんとかするしか無いよな…… 」


厳蒔惷囹

らん出費が増えて腸が切れそうだ…… 」


厳蒔眞勇

「 シュンシュン、そればっかだな~~。

  ところでさ、女子生徒を襲った怪異の件は、どうだったんだ?

 『 しきれいにする 』って意気んでたけどさ── 」


厳蒔惷囹

「 逃げられた……。

  彼奴あいつは鏡をする怪異だったな。

  つかまえるなら、ずは校内に取り付けられている鏡をはずして、ぐちを1つにする必要がある。

  鏡のまえで待ちぶせて、しんめいうばい、ことだましばってしまえば、晴れて僕のしきれいさ 」


厳蒔眞勇

「 鏡なら3階と4階のあいだにデカい姿すがたが飾られてるよな 」


厳蒔惷囹

「 あぁ。

  あの鏡以外の鏡をすべて取りはずす必要が有るんだが──、3人でするには無理が有る。

  生徒や教師が残っている時間帯にやる訳にはいかない。

  となると、かんに忍び込んでからの作業になる 」


厳蒔眞勇

「 不法侵入かぁ。

  楽勝だな!

  シュンシュンの転移陣でれるし、鏡の取りはずし作業と取り付け作業はマオキノかセノコンの分身たいに頼めばいもんな。

  順調に進めば、今日きょうじゅうに解決出来そうだな 」


厳蒔惷囹

「 イレギュラーな事態を想定してもの午前6時には終わらせられるだろうな 」


厳蒔眞勇

「 よし!

  帰宅したらマオキノとセノコンに相談してみよう! 」


厳蒔惷囹

「 セノコンもマオキノもスマホ(スマートフォン)を持ってるんだから、LINEラインしとけば読むだろ 」


厳蒔眞勇

「 あっ、そっか──。

  じゃあ、LINEラインしとくな 」


 オレはスマホ(スマートフォン)を取り出すと、セノコンとマオキノのスマホ(スマートフォン)LINEラインを送った。

◎ 補足です。

  部活は中止となっています。

  霄囹の転移陣を使い、無断で部室を使っています。

  部室の外に声が漏れない様に、防音結界(陰陽術)が張られています。

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