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☀ 七不思議の怪  作者: 雪*苺
一日目 【 月曜日 】
10/38

⭕ キギナを探せ!


──*──*──*── 階段


厳蒔眞勇

「 ………………おかしいな。

  階段が終わらない?

  4階からりてたんだよな。

  3階の廊下に着いてもい筈なのに── 」


 さっきから階段を駆けりてばかりだ。

 校内で一体なにが起きてるんだ??


厳蒔眞勇

「 もしかしたら、キギナとホッチ先生も今のオレと同じような状況におちいってて[ 職員室 ]に行けれないのか? 」


 1度、4階に戻ろうと思う。

 ひたすら階段をがって行けば、4階へ戻れるかも知れない。

 多分…………そうであってほしい。


──*──*──*── 4階・廊下


厳蒔眞勇

「 ──戻ってれた?! 」


 いったん階段から離れて廊下を見ていたら、いてる[ 部室 ]に青い制服を着ている鑑識がはいりしている。

 刑事もていて、悲鳴をげて[ 部室 ]から逃げ出したまるもと先生もる。

 校長先生,教頭先生,担任教師のなか先生の姿も有る。


厳蒔眞勇

「 マジで戻ってれたんだ……。

  でもなんで…… 」


 オレには原因が分からない。

 怪異の仕業だろうけど、女子生徒を襲った怪異が関連しているかもオレには分からない。

 第1発見者でも有るし、オレは[ 部室 ]に向かって歩く。


???

「 ……はぁ…はぁ……はぁ…はぁ……はぁ…………やっと戻ってれたわ……。

  まったく…………ひどい目に遭ったわ…… 」


厳蒔眞勇

「 キギナ?!

  に行ってたんだよ。

  探してたんだぞ 」


厳蒔キギナ

「 マオっ!

  かったわぁ~~。

  ちゃんと戻ってれたみたいね。

  ふぅ…………ところでなんで教師と警察がてるの? 」


 キギナはオレの腕に抱き付きながら、[ 部室 ]を見ながら言う。

 ぽどな思いをしたのかも知れないな。


厳蒔眞勇

「 警察に通報してもらったんだよ。

  キギナが[ 職員室 ]へ行ったきり全然もどってなかったから、オレが[ 職員室 ]へ伝えに行ったんだ。

  [ 職員室 ]にた教師にキギナの事を聞いたけど、『 てない 』って言われて驚いたよ。

  なにしてたんだ?

  校内で迷子になるほどの方向音痴じゃないだろ? 」


厳蒔キギナ

「 聞いてよ、マオ!

  この高校、変よ、変!!

  階段をりたけど、全然1階に着かないの!

  どんなに階段をりても階段が無くならないのよ!

  もぅ、戻れないかとヒヤヒヤしたわ 」


厳蒔眞勇

「 そうだったのか……。

  じつはオレもなんだ。

  女子生徒を襲った怪異はシュンシュンに任せる事にして、オレはキギナとホッチ先生を探す為に3階へりようとしたんだ。

  そしたら階段が続いてばかりでさ──。

  駄目元でうえがったら、4階へ戻れたんだ。

  キギナもなんだな 」


厳蒔キギナ

「 マオなのもね!

  私達、ちゃんと校内から出れるのかしら? 」


厳蒔眞勇

「 階段をりても1階に着けないなら、窓からそとに出るしかないかもな。

  オレ達は第1発見者だから、教師と刑事の所へ行こう 」


厳蒔キギナ

「 事情聴取を受けるって事ね。

  第1発見者って、殺人犯に仕立てげられ易いんでしょ?

  有りもしないつみを付けられて犯人にされたりしないわよねぇ? 」


厳蒔眞勇

「 今のオレ達は未成年の学生だからな、大丈夫だろ。

  死体を見る限り、人間の仕業じゃないってのは馬鹿でも分かるさ。

  人間の仕業に見せ掛けるにしても無理が有る。

  してや未成年の学生──転校初日の転校生のオレ達になにが出来るってんだ?

  【 地域ボランティア部 】なんて、赤ジャージ先生から聞いて初めて知ったんだぞ 」


厳蒔キギナ

「 それもそうよね。

  うたがわれて誤認逮捕されなきゃいわ 」


 腕をからめたまま離れてくれないキギナと一緒に【 地域ボランティア部 】の[ 部室 ]へ移動した。


──*──*──*── 生徒指導室


 【 地域ボランティア部 】の[ 部室 ]では鑑識が捜査をしている為、立ちり禁止のイエローテープが張られていた。

 キギナとオレは1階の[ 生徒指導室 ]で事情聴取は受ける事になり、担任教師(名央先生)赤ジャージ(円基先生),刑事と一緒に1階へりたんだ。


刑事

「 ──それで、今はホッチ先生……おくほそみちさんがだ見付からないと── 」


厳蒔眞勇

「 はい…… 」


厳蒔キギナ

「 先生が校内で迷子になるなんて事、ず無いわよね。

  帰っちゃったのかしら? 」


担任教師:名央

「 それは無いと思うわ。

  下校チャイムが鳴ったあとすみやかに生徒を帰らせて[ 部室 ]をめたら、[ 職員室 ]で会議をするの。

  全員参加の会議だから、終わらないと帰宅は出来ないの 」


厳蒔キギナ

「 じゃあ、ホッチ先生はだ校内のかにるって事? 」


赤ジャージ先生:円基

おく先生の車はだ駐車場に有るそうだから、帰ってはないぞ。

  [ 職員室 ]で待機してくれている先生に頼んで駐車場を確認してもらった。

  確認してくれた先生のはなしでは、車のタイヤがパンクしているそうだ。

  誰かがおく先生の車のタイヤをわざとパンクさせたのかも知れないぞ 」


厳蒔眞勇

「 車のタイヤがパンクしてたら、ホッチ先生は乗って帰れないよね。

  じゃあ、ホッチ先生はだ校内のかに── 」


厳蒔キギナ

「 教師の車のタイヤをパンクさせるなんて、ひどい事するわね。

  犯人を見付け出してタイヤの修理代を弁償させてやりましょ! 」


厳蒔眞勇

「 ははは……。

  その犯人探しは警察に任せよう。

  オレ達はホッチ先生を探さないと 」


担任教師:名央

「 それは駄目よ。

  もう日が暮れてるんだから、今日きょうは下校しなさい。

  パトカーで自宅に送ってもらえるみたいだから 」


厳蒔キギナ

「 えぇ~~?

  なにわるい事してないのにパトカーに乗せてもらえちゃうのぉ?

  ラッキーね、マオ♥️

  しゅんれいに自慢してやりましょ! 」


厳蒔眞勇

「 ははは……。

  シュンシュンを校内に残しては帰れないよ。

  キギナはパトカーで送ってもらえよ。

  オレはシュンシュンと下校するからさ 」


厳蒔キギナ

「 えぇ~~。

  私1人でパトカーを貸し切りしちゃえるって事ぉ?

  素敵ね!

  いわよ、1人でパトカーを堪能してあげるわ♥️ 」


担任教師:名央先生

「 駄目よ、げんじの君。

  きみもキギナさんと一緒にパトカーに乗せてもらって帰りなさい!

  男の子だから“ 襲われない ” なんて考えは古いのよ。

  今は、男の子を襲って監禁する変態犯罪者だって普通にるんだからね!

  未成年がみちを歩いて帰るなんて駄目よ、駄目っ!!

  担任とてのがせないわ! 」


厳蒔眞勇

「 わ…分かったよ。

  なか先生の言うとおりにします…… 」


厳蒔キギナ

「 じゃあ、しゅんれいは別のパトカーで送ってもらえる──って事ね 」


厳蒔眞勇

「 そうなるのかな 」


 担任教師(名央先生)の強い意向でキギナとオレはパトカーに乗せてもらって帰宅する事になった。

 けいをシュンシュンのLINEラインれとかないとな。

 いて見てくれるといんだけど──。

◎ 訂正しました。

  3階へ降りようとしたんだ。─→ 3階へりようとしたんだ。

  いんだけどな──。─→ いんだけど──。

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