song3 15の夜 3
Song3 15の夜。3
塾から帰ると、さすがに女子はいなかった。他だ、まるでそこは自分の家であるかのように過ごす、仲間が何人かいて、アパートだというのに、周りお構いなく大きな声で、話していた。
「ここってさ、家賃、いくらなの?」
「そうそう。安いんだろ?ここまで古いとさ」
言いたい放題だな・・そこでくつろいでいる君たちは・・いったい何だ?
「知らないよ。だいたい、そういうのって大人が払ってるだろ?」
「まあ、そうだよな」
「そういうのはさ、当たり前にして貰っておいて、大人は敵みたいなのはさ、何かなって思うんだよね」
ボクは少し分かったような口で話した。
「へえ、大人じゃん。でもさ、それって、まだ考えなくてもいいじゃん。俺たちだって今はさ、働けないし。働けるようになったら、それをすればいい。今はおかしなことに対して、おかしいって言えないことの方が、変だろ?」
ある意味、この子の方が、大人だと思った。桂。そいつの名前。仲間からは一目置かれている。腕力が特別強いわけではないが、弁が立つ。だから、この男にはあまりさからわない。
桂の言う言葉に、周りはうなずく。
ボクは、手をあごに当ててそんなものなのかと、思案する。それを見た桂は
「だから、お前は面白いな」
と、わけの分からないことをいった。今にして思えば、変にすぐ同調sh無いところが・・と言うところがなんだろう。
「で、怒りがある俺たちと同じ奴ら、特にあいつらは、暴力的だけど、どうする?」
達也が言った。達也は腕っ節が強い。先輩とつながりがあったときもあり、数少なくなった武闘派ともつながりがある。「もう、俺でもあいつらを止められん」
「まあな、去年の先輩のようなことしそうか?」桂が聞けば、「たぶん、出来ない」と、達也はこたえた。
「へえ、それはなんで?」桂が聞けば、「正確に言えば出来ないと言うよりはしない」
「ん?」
「他のやり方があるって言ってたから」
「他って・・何だ?」
「学校だと自分たちだってすぐ分かるだろ?だから、街に行って、身元がばれないようにするていってた」
「おい、それって・・」
「うん、はっきり言って、警察が大きく動く」
この時代、校内で何かがあっても、ほとんどが、学校で処理、または、教師で片をつけていた。しかしながら、学校の外になると、確かに、教師たちもかり出されていたが、警察が動かないわけには行かなかった。
「やばくないか?っていうか、逆にバカだろ?それ?」
「ああ、でも、あいつらの話聞くと、最後には、学校のせいにすればいいって」
「そんなに甘くないだろ?達也、なんとかならないか?」
「なるわけ無いよ。それにここまでヒートアップさせたの、間違いなく、教師たち」
「ねえ、声、でかいよ。ここアパートだ。頼むよ」ボクは、2人を制した。
「今、それを言うか?」
「君たちはいいよ。ここに住んでいないからね。ボクはここにいつまでかわかんないけど、すんでいかなくちゃならない。出て行くことも出来ないからね。つまり我慢。それ、考えてほしい」
「あ」
桂が、一瞬、上を向いた。
「たぶんあいつらは、言葉で言っても分からないよ」
「どういうことだ?」
「俺たちが、先に行動するんだ」
「え?」




