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異世界でも僕はアナボりたい!!  作者: 狐月 かぶと
第一章
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転生してもトレーニング!

それから僕は、元いた世界とは違うこの世界で生活している。

 

 僕が生まれたこの家はプロティン家という中流貴族であり、代々優秀な戦士や魔法使いなどを排出してきたそこそこの名門である。僕はそこの三男坊で、マスルと言う名前を貰った。案外気に入っている。


 この世界に転生してから気になったのは、魔力というものがあると言うことだ。前世であまり漫画とかアニメを見なかったので、よくわからないのだが、魔法を使うのに必要らしく、この世界では魔力こそが全てなのだ。


 僕はこの世界でも神の領域に至るため筋肉を育てていたわけだが、そこでこの魔力がとても活躍してくれる。


 トレーニング時に魔力を駆使することで、筋肉に変換しやすい体に造り替えられる。さらに、魔力で筋肉により負荷をかける事で、通常の20倍も効果を上げることに成功し、トレーニングが捗った。おかげで齢10歳を迎える頃には、前世とは比べ物にならないほどの筋肉を手に入れることに成功した。


 だがしかし、ここで一つ問題が発生した。


 それは……。


 この世界にはプロテインがない!


 トレーニーには必要不可欠のプロテインがないのだ。これがなければ筋肉の吸収に支障が出てしまう……。父さんに頼んでも、そんなものはないと断られてしまい、僕は深く絶望した。


 プロテインに関する情報はないものかと書籍で本を読んでいたところ、かつての王国の騎士団が手も足も出なかったとされる巨大な怪鳥がいるとのことだった。バードミー島の山奥にある廃村を根城にしているとのことだが、あまりに凶暴すぎて、立ち入り禁止エリアとなっているようだ。


 怪鳥と言うぐらいだし大きな鳥なんだろうなぁ……。プロテインがないなら鶏胸肉でも摂りたかったのでそのバードミー島でその怪鳥を探すことにした。


 とはいえ家からだと、そこそこの距離があるので、全力ダッシュで行かないと夕方の門限に間に合わない。急いでバードミー島に向かうことにしたのだった。

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