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異世界でも僕はアナボりたい!!  作者: 狐月 かぶと
第二章
13/19

ウキウキ筋肉内見

 王様にジムを作ってもらう事になった僕は、完成を今か今かと待ち望んでいた。


 ご飯を食べていても、筋肉達と優雅なティータイムを楽しんでいても、頭の中がジムのことで一杯だった。


 なにせ、こちらの世界での『ジム』を見たことがないので、楽しみで仕方がない。自然の中でのトレーニングも良いが、やはり追い込みはジムトレに限る。入った時の何とも言えないワクワク感。これから筋肉達と熱い会話が出来るのかと思うと、高揚感から叫びたくなる。


 しかし、文明については前世に遅れを取っているので、どのようなものができるのか気になるところ。建築作業の進捗も気になるので、少しだけ覗きに行く事にした。


 「えーと、ここら辺だよなー。って、ええ!?」


 なんと、建築作業を開始しますと通知を受けた日から一週間も経っていないのに、すでに外観が完成していた。


 「嘘でしょ!? さすがに早過ぎない!? 異世界の建築技術、半端ねーな!」


 前世では、考えられないスピードだ。魔法ってすげぇ……。


 「おや、マスル様ではありませんか。」


 話しかけて来たのは、ジムの設計図を一緒に考えた使者のうちの1人だった。


 「どうです、マスル様が仰られたように出来ているでしょうか?」


 「いや、もう、完璧ですよ…。」


 「それはよかった! よろしければ、中もご覧になりますか?」


 「え!? 中まで完成してるんですか!?」


 「トレーニング器具など、幾つか配置できていないものはありますが、大方完成しております。」


 マジかよ!? 異世界半端ねぇな!!


 「見ます!」


 「では、こちらへ。」


 中に案内されると、前世となんら変わりないまさにジム!って感じの空間が広がっていた。


 これだよこれ! この感じ! 筋肉が狂喜乱舞している様が感じられる。


 「完璧です! いつから使えますか?」


 「残りが到着次第、ご報告を差し上げますので、もう少々お待ちくだい。」


 ああ〜楽しみだぁ〜。マイナにも教えてあげないとな。他の人もまとめて面倒を見てあげられるし、何よりモチベーションが違う。これからは忙しくなりそうだ! 


 念願のジムを手に入れた僕は、その勢いのままに荷物をまとめて寮を退室し、ジムに住む事にしたのだった。

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