26話 神域
ゲートで移動した
「ここですか?」
「そうよ?」
「俺の想像してたとこと違うんですが」
ルノが想像してたのは森に精霊が飛び回ってるものだった
そして今目の前にあるのは木が家のようになっている街だ
「当初はルノの想像してたのと一緒だったよ?」
「そうなんですか?」
「でも契約した精霊に「ここで好きにしてていいよ」って言ったら契約してない精霊を集めたみたいでね。あとこの空間は他の契約精霊も自由に入れるようになってるのよ」
「でもなぜエルフが?」
そう、ここにある街の住人はエルフだったのだ
「さっき契約精霊も入れるって言ったでしょ?」
「言ってましたね」
「契約精霊のほとんどはエルフが契約主なんだけど、その精霊がここの事をエルフの人達に話したらしくてね。その結果エルフの長に会いたいって言われて話を聞いてたらここに引越したいって言ったから連れてきた感じね」
「そんなことが、でも理由は?」
「理由は|外(今は異空間内でここを出るとリアル世界)だと魔物とか人間がいていつ滅ぼされるか心配だからって言われたわよ?」
「魔物は分かりますが人間?」
「エルフは価値が高くて人間はエルフを見つけると捉えて奴隷商人などに売られて奴隷になっちゃうのよ」
「じゃあここにはエルフがみんな集まってるんですか?」
「外がいい人もいたから置いてきたよ」
「そういう事ではなく」
「あ、奴隷になった人達のこと?」
「はい」
「それなら買われた人達は主人からその奴隷の記憶を消して奴隷の人は奴隷契約のやつを消してここに呼んであるよ。主人が居ない奴隷の人はその人関連の記憶を消してここに呼んである」
「ここにみんないるんですね、じゃあ今見えてる範囲より奥にもっと続いてるってことですか?」
「うん、まだまだ森は続いてるよ?」
「短時間でそこまでよく出来ましたね」
「確かにね、でも私は何もしてないよ?ここの事はエルフの長に任せてるからこの街を管理してるのはエルフの長で空間を管理してるのが私って感じね」
「権力はセナさんの方が上でしょ?」
「勝手にそうなってるだけで私は何もしてないよ?」
「セナさんの性格は知ってるのでわかってますよ」
「じゃあ聞く意味ないじゃん」
「一応です」
「そう、じゃあ見て回る?」
「はい」
そして少し歩き回った時
「めっちゃ見られる」
「当たり前じゃない?エルフしか居ないとこに獣人2人だよ?」
{セナは狐の獣人になってからずっとそのままだよ}
「言われてみれば確かにエルフの中に獣人って異様ですね」
「まぁそれだけじゃないけどね」
「これ以外にあるんですか?」
「ルノは本を沢山読んでエルフは魔法に優れているのは知ってるよね?」
「なぜセナさんが俺のやってること知ってるんですか」
「私が記憶を読めないとでも?」
《本当は勇者全員に護衛みたいなの付けてるからなんだけどね》
《そうですね、まだ誰にもバレてませんけど》
《バレたらやばいよ?その人私を超えてることになるんだから》
《その護衛はセナ様を超えないと見えないスキルを使ってますからね。それに記憶の共有もしあるので本人と変わりませんから》
《実質私が何人もいるのと変わらないね》
ルノ「それがあったか、でもこんなに可愛い女の子の記憶を勝手に覗いちゃダメですよ?セナさん?」
少し前かがみになり上目遣いでセナのことを見つめた
「あ、ルノの頭がやられた」
「ちょっとは乗ってくださいよ、せっかく女の子っぽくやったのに」
「乗って欲しかったの?じゃあ乗ってあげよう!」
「え?」
「ヨシヨシごめんね?私が悪かったよ、こんなに可愛い女の子の記憶を勝手に覗いちゃダメだったよね。ほんとごめんね?たっぷり可愛がってあげるから許して?」
「……」
ルノは顔を真っ赤にして下を向いていた
{ルノは頭を撫でられたり可愛いと言われることにまだ慣れていなくすぐに顔が赤くなってしまう}
そこから数分可愛がられてルノは魂が抜けたように地面にへたり込んでいた
「ルノ大丈夫?」←やった本人
「セナさん酷いです!」←被害者
ルノは涙目になって怒っていた
{セナは地味に涙目とかに弱かったりするよ?数少ない弱点かも?}
あれから数分が経ちルノが落ち着いた
「セナさんたまに落ちてるあの石はなんなんですか?」
「今更?あれは神晶石って言って神界や神域でたまにできる魔石の最上位のものだね」
「たまにですか?そこら辺に落ちてますけど」
「ここの魔力濃度が高くてできやすいんだよね」
「確かにここの魔力濃度高いですけど、ここ神力もありません?」
「あ、気づいた?」
「はい、ここの街には魔力だけで森の方にだけ神力がありますよね?」
「そうね、ルノ達が私に初めて会った時に居た精霊いるでしょ?」
「8…人?いましたね」
「人でいいと思うよ、自我もあるし喋ることも出来るしね。でも普通の人は何かの魔眼がないと見えないエルフやドワーフなら普通に見えるのよ」
「じゃあ魔眼を持ってないと普通は見れないんですか?」
「一つだけ方法があるよ、ルノ本で読んでるはずでしょ?」
「まだその辺読めて無いので知りません」
「じゃあ教えてあげる、精霊は魔力濃度が高いと姿を表すことができるんだよ」
「じゃああの時の精霊は?」
「あの子たちは特別なのよ、神力がある理由にも繋がるんだけどね」
「神力とあの時の精霊が現れてたのに何かあるんですか?」
「あの時の精霊は精霊神なのよ」
「精霊神って神様の?」
「神様の方が本家、今私が言った精霊の精霊神はほぼ同格かそれ以上だけど違いは住んでる場所だね」
「住んでる場所?」
「そう、神様の精霊神は神界に精霊の精霊神は下界か精霊界に住んでるのよ」
「じゃあ姿を表せる理由は?」
「理由は精霊神だから好きな時に姿が表せるようになってるの」
「よく分からないです」
「じゃあ簡単に、精霊神は精霊の神様だから1番上でしょ?だから魔力濃度とか関係なく表せるようになる。わかった?」
「精霊の1番上だからなんでもアリと」
「そういうこと、まぁ普通の精霊でも私の半径10mならでれると思うよ?」
{表せるから出れるにします}
「なぜ?」
「私だから?」
「謎!」
「多分私の正体知ってる人以外私の事多分謎の人って思われてるよ?」
「俺も正体知るまでは謎の人だったのでそうでしょうね」
「まぁ私その辺気にしないからいいけどね、それとそろそろ敬語やめたら?眷属にもなったんだしさ?」
「嫌でした?」
「そういう訳じゃないけど、眷属になったことによって私と一緒にいることが確定したからずっと敬語だとなんか変でしょ?」
「確かに不便ですね」
「じゃあ今から敬語ね?」
「できるだけやってみます」
「あと女の子っぽく話そうね?」
「アニメとかの知識でいい?」
「いいと思うよ?一人称も俺から私の方がいいかもね」
「強制?」
「見た目からして俺は変だからね、なんならボクっ娘でもいいよ?」
「私にします」
「そう」
ここまで来てやっと敬語を辞めたのだった




