第01話 闇夜の中
初投稿です。
至らない点は多々あると思いますが、温かく見守ってください。
「今度生まれてくる時は、神か悪魔にお願いして強くしてもらうんだなぁ。
ははは~」
薄れゆく意識の中最後に聞こえたのは、そんなバカみたいに耳障りな言葉
そして俺は・・・殺された。
「そこの魂、私と来なさい!!」
「そこの魂、俺と来い!!」
「・・・は?」
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※時間は少し遡る※
突然だった、本当に何の前触れもなく事態は起きた。
「ここだな。」
「はい、ここにあるのは間違いないかと。」
「よし、探せ。目撃者には容赦するな。」
下でそんな会話が聞こえた。
外は暗い
まだ夜中のようだ
さっきの会話といい、嫌な予感がする。
周囲に気を配ると別の部屋で寝ていたはずの妹、雪と桜が知らない間に潜り込んでいる
「おい、起きろ。雪、桜」
「ぬぅ」
「ふみゅぅ」
二人が二人して変な声を出し、目を擦りながら起きる。
「本当は聞きたいことがあるが、この際どうでもいい
下の階に何かいる。」
「お父さんたちじゃないの?」
「多分違う。複数人が何かを探してる。」
「え!?どうするの?」
「今日は父さんは泊まり込みだったはずだから俺達しかいないはずだ。
もしもの場合は窓からでも逃げるぞ。」
「分かりました、お兄様。」
「了解だよ、お兄ちゃん。」
ひとまず、いつでも逃げれるように身構えておこう。
「ん?この部屋調べたか?」
「空いてないし、まだなんじゃねぇか?」
まずい、思ったより早く来やがった
「二人とも、ベットに潜れ!」
「「うん」」
会話を聞いていたらしい二人と、すぐさまベットに潜り込む
正直狭い
「子供の部屋みたいだなぁ」
「ベットにいるのは子供か?」
「みたいだな、あんな奴にこんなかわいい子供がいるとわねぇ」
「手を出すなよ、隊長に怒られるぞ。」
「へへ、固いなぁ、お前は」
なんだあいつら?二人に何かあったら容赦しないぞ
「なにもないな。」
「殺してまで吐かせた意味がなかったな。」
は?今何って言った?
「おい」
「っ!!お前起きていたのか!?」
「そんなことはどうでもいい!誰を殺したんだ?
まさか・・・」
「へへへ、勘のいい奴だなぁ。
お前の両親だよ」
「え?」
「そんな・・・」
「嘘だ・・・」
あの二人が死んだ?
一瞬考えた可能性だが、実際に突き付けられると頭が拒絶する
妹二人も現実を受け入れてはいないようだ
「どうした?」
へらへらしていた二人がびくっ!っとした
そしてあきらかに威圧感が違う男が入ってきた。
作った本人が言うのもおかしいのですが、ここで切るべきではなかった
本編開始までもうしばらくお待ちください。
リアルの都合上超不定期更新です。
のんびりお待ちください。