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シロモフ転生  作者: あめふらし
47/60

47話 モフモフと初戦

 八回戦目は水の精霊が勝利した。これにて予選は終了。それに加えて本線の組み合わせもくじで決まり発表された。本戦の初の戦いはまさかの因縁で

「クソ旦那か。よし、私直々にぶっ飛ばしてやる!」

 フランの父親が初戦の相手となった。

 本戦のルールはどちらかが戦闘不能か場外になったら負けのルールに魔物使いもリングに上がるが追加されたものとなる。

 魔物、魔物使いどちらか一方でも負ければ、相手の勝利となる。

 魔物と魔物使いの連携が試される勝負と言えよう。

 今日はこれで終わりだが、明日は一気に初戦、準決勝、決勝となる。一回の戦いで傷をあまり受けないのも魔物使いの見せどころである。

 俺たちは予選が終わったときにもらったゴールド色のタグを貰い、家に帰った。

「まさか、かたくりこが本戦に出場するなんてね」

「母さん、こむぎこだってば」

 何も知らなければ意味不明の会話をする親子。そして話題は次の対戦相手である父親へと移った。

「フルボッコにしてあげなさいフラン」

「言われなくても!」

 どうやら戦闘意識は高い様だ。俺も予選ではいいところを見せられなかったし、がんばってウロボロススネークを倒すか。

 そして時は流れ、あっという間に翌日の初戦となった。俺たちは一試合目である。

「さあ、本線が始まりました。実況は昨日と引き続き私がお送りさせていただきます。さて、一試合目は昨日ど派手なバトルをみせてくれたファレグ・ペンシアとウロボロススネークのガルニーニョ、バーサス姑息な戦いを見せてくれたフラン・ペンシアとこむぎこです。今日は言った情報によりますと二人は血の通った親子らしいですが、いまは絶縁関係にあるそうです。因縁の対決という奴ですかね。今回の見どころは巨大な蛇であるガルニーニョの攻撃をフラン選手と魔物のこむぎこがどう捌くかが見どころと言ったところでしょうか。昨日は隠れてやり過ごすという方法をとっていたため実力は未知数何ですよね」

 実況も盛り上がっているようだ。あと確かに昨日は姑息な戦いだったが今回は俺の本気を見せてやる。

 二人と二匹がリングに上がる。

「では……始め!」

 ハルフトリーノの合図で試合が始まった。

「やあ、久しぶり、いやそうでもないか。フラ……」

 父親であるファレグが何か言いかけた瞬間、フランのボディブローがファレグの腹にクリティカルヒットした。そのまま顔に右フック、左フック、右ストレート、左アッパー。怯んだところに金的の蹴り。悶えているところに髪の毛を掴んで顔面をストレートで撃ちぬく。

 一切の容赦ねぇ。その後も特に顔を狙ったフランの攻撃が続く。ガルニーニョにファレグが命令を与える暇なく躊躇ない攻撃が襲う。まぁ、当然か百万ゴールドの借金を擦り付けられたんだもんな。

 実況も唖然とし、

「これは一方的な戦い! まさか挨拶の途中で攻撃を仕掛け一切喋らせることなく攻撃を続けるフラン選手。魔物使いの大会なのに魔物を一切使わないという斬新な戦いです!」

 とのコメント。

「ぐはっ、ごほっ、なに、ぐふっ、がる、げはっ、にー、ぐっ、して、たおっ」

 どうやら何してるガルニーニョ、さっさと倒せといいたいようだ。それを察知したのかとうとうガルニーニョが動き出した。

 こい! 俺の本気を見せてやる。

 と思ったのだが、ガルニーニョはまさかのフランを狙って攻撃を始めた。それは薙ぎ払い攻撃だった。

「きゅー!(危ない!)」

 俺の声に気付いたのかフランが一時戦線を離脱する。しかしフランの連撃を喰らいまくってふらついているファレグは離脱できない。そのままファレグだけ薙ぎ払いを喰らい場外に飛ばされていった。

 え? 終わり?

 実況も

「まさかのオウンゴール! 自滅です。これは普段からの調教に失敗してますね」

 と苦笑い気味で喋っていた。

 こうして本戦の初戦も俺の活躍はなく終わったのであった。


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