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6後-01 ユキ1

まーた、ユキの一人称(ry

・・・夢。

その夢は支離滅裂なものだった。


まだ生きたいと意思表示をしたはずなのに、()()()()()に首を刎ね飛ばされ・・・。

死んだはずなのに、姉妹たちが泣いて喜び・・・。

景色がコロコロと変わっていって・・・。

そして、見知らぬ獣人が悲しそうな顔で触れてきたところで真っ暗な闇が訪れる。


『彼女』が見たのは、そんな夢だった。

これといって特徴のある夢ではなかったが、それでも強いて挙げるなら・・・・・・最後に見た獣人の姿が、とても古いお伽話に出てきた***に似ていた・・・・・・それくらいだろうか。




「(かはっ・・・!?)」


次の瞬間、猛烈な全身の痛みに、眼を覚ます。


「(痛い痛い痛い痛いイタイ!!)」


だが、声は出ず、身動(みじろ)ぎもできない。

最早、苦痛に歪める顔があるのかすら分からない・・・そんな虚ろな意識の中で、ただひたすらに『痛み』だけが、感覚の全てを埋め尽くした。


「(イタイ!イタイ!イタ・・・)」


・・・しばらくして不意に消える痛み。

そして、


「(くっ、苦しい!!)」


次にやってきたのは全身を押しつぶすような圧力だった。


それから、沸騰してしまいそうな熱さ。

逆に、凍りついてしまいそうな寒さ。

その他には、振動感、痒み、そしてむず痒さ・・・。

そういった意味があるかも分からない感覚だけが順番に押し寄せる。


そして頭を殴りつけるような轟音と、鼻を壊してしまいそうなほどに甘ったるい香り・・・。

更には、無理やり口の中に食べ物をつめ込まれたときに感じる嘔吐感と共に、様々な味の洪水の如く押し寄せ・・・真っ暗だった景色がまばゆい光に包み込まれた後、極彩色が襲いかかってきた。


そんな中で、『彼女』はあまりの苦痛に逃げ道を探そうとする。

だが、どれだけ拒絶しても、身体中の器官から入ってくる情報を遮断することはできなかった。


「(もう・・・死にたい・・・)」


ただひたすらに静寂が欲しい。

この際、永久の暗闇でも良いとさえ思う。


だが、どうやったら死ねるのか、全く見当が付かなかった。

腕もなく、足もなく、身体もなく、口もなく・・・何もない。

そもそも、一体どうすれば、息を止められるのか・・・。


「(息をしている感覚も、心臓が動いている感覚もない・・・)」


そして、『彼女』は思った。

これが、死んだ後の世界・・・地獄なのだと。


・・・


・・・そんなとき、一筋の光が差し込んだ。

ただし、視覚ではない。

触覚・・・それも手先の感覚である。


ぎゅっ・・・


「(・・・!)」


突然現れた誰かの手の感覚に驚き、そして思わず握り返す。


グッ・・・!!!!


ただ、その握り返しは、決して優しいものではなかった。

痛みから逃げたいという気持ち、そして助けて欲しい、寂しい、殺して・・・そんなやり場のなかった感情と願いが、手先で爆発したのだ。


・・・だが、それでも、


ぎゅっ・・・


自分の手を握ってくれる手は、至って優しいものだった。


その後も、身体中を蹂躙するかようにして様々な感覚が駆け巡っていく。

その度に苦痛から逃げたいという一心で、全力で手を握り返すが・・・・・・その手は、決して自分のことを離そうとはせず、ただひたすらに優しく握り返し続けていた。




・・・・・・それからどれくらい経ったかは分からない。

ほんの数十分なのか、それとも数日なのか、はたまた数年なのか・・・。


気づくと手の感覚だけでなく、足の感覚、その他、全身の感覚が戻ってきていた。


「んぁ・・・」


久方に口を開ける感覚が伝わってくる。

どうやら声も出るようだ。

自分の声が聞こえるということは、耳も聞こえているということなのだろう。


『彼女』がそんなことを考えていると、不意に女性たちの声が聞こえてくる。


「・・・神経接続術式終了」

「生体アクチュエータ動作良好」

「ナノマシンコントロールモジュール負荷率3%〜」


そして最後に、


「ワルツさん?全ての処置を終了しました」


そんなしばらく聞いていなかった気のする懐かしい名前と、


「そう・・・ありがとう」


なぜか心が温まる、陽だまりのような声が聞こえてきた。


「(こんなに心地よいなんて・・・・・・きっとこれは夢ですね)」


そう思いながら、『彼女』はずっと待ち望んでいた静かな微睡(まどろ)みの中を漂っていると・・・


「・・・何で眼を覚まさないと思う?」


今度は、そんな少々悲しげな声が耳に入ってきた。


「やはり、脳が死んでしまったのでは・・・」


「いえ。確かに死んだ部位もあったけど、それは末端の部分だけだし、人工ニューロンに置き換えたから問題無いはずよ?一応、脳波もあるし・・・。それはカタリナも確認したでしょ?」


「では、お姉さまが手を握っていたからダメだったのでは?例えば精気を吸い取っていたとか・・・」


「あのねテンポ。私は迷宮か何かかしら?」


「魔神ですね」


「・・・」


「では、いつもの儀式をなされては如何でしょうか〜?」


「何?重力制御で叩き起こせばいいの?」


「はい。もうここはガツンッと〜」


「一応、生きてるんだから、そんなことしたら、死んじゃうわよ?」


「つまりお姉さまは、アトラスを殺す気で起こしてたんですね〜」


そんな気の抜けた声が聞こえた直後、今まで握られていた手が不意に離れてしまった。


「(あっ・・・)」


ピクン・・・


「ん?今、動かなかった?」


「何言ってるんですかお姉さま。それともあれですか?認知機能に問題が?なら、事故が起こる前に、さっさと機動装甲の運転免許を返納すべきですよ?」


「はいはい。ニューロチップのアーキテクチャに認知症が存在するかどうかは知らないけど、少なくともあと100年は大丈夫だから安心なさい。というか、機動装甲に免許とか無いし」


そんな言葉が終わると共に、離れていた手の感触が、今度は顔へと戻ってくる。


「(くすぐったい・・・)」


長らく感じていなかった気のする頬への感触。

そんな感触に眼を開けようとした瞬間・・・


「やっぱり、テンポと同じ感じで起こすのが良いのかしら・・・」


グイッ・・・


突然頬を引っ張られた。


「イダダダダ・・・!!」


『彼女』は思わず声を上げる。


「あ、やっぱりこの方法で正解だったのね」


(はた)から見ると、そうやって起こされていたのですね・・・。女性がしてはいけない表情でしたか・・・」


そんな声が聞こえた後、頬を掴んでいた手は静かに離れ、今度は赤くなってしまった頬へと添えられた。

すると、『手』の(あるじ)が顔を近づけてから、満面の笑みを浮かべて口を開く。


「ずいぶんと遅いお目覚めじゃないかしら?ユキ」


そんな言葉に『彼女』は・・・。




ぎゅっ・・・


「ちょっ!?」


突然、ベッドで寝ていたユキが抱きついてきたことで、ワルツはアタフタした。


「あー、お姉さま?こういうことはあまり言いたくないのですが、同姓同士でそういった展開は、倫理上あまりよろしくないと思いますよ・・・」


「違っ!私は至って普通の人間・・・じゃなくてガーディアンよ!」


「普通のガー・・・そうですか。まぁいいでしょう。・・・・・・しかし、全く説得力が無いですね」


途中、何かを思い出したかのように止まるテンポだったが、すぐに気を取り直すと、抱き付かれているワルツに対してジト目を向けた。


「っていうか、何でユキのアクチュエータのリミッタ外れてるのよ!全然逃げ出せないんだけど・・・」


()()の1/10まで抑えてますよ〜?消費電力も馬鹿になりませんし、発熱で生体組織が破壊される可能性もありますからね〜」


と言いながらモニターを確認するコルテックス。

現在の負荷率が12%となっていたので、定格出力から見ると、1.2%程度だろうか。

ちなみに言っておくが、定格出力と最大出力は別物である。


「雪女なのに、発熱とはこれ如何に・・・・・・じゃなくて、アクチュエータの設計間違えた・・・・・・でもなくて・・・ほらユキ!離れなさい!磁石じゃないんだから!」


(磁石にくっつかない)非磁性体であるワルツは、出力を上げてユキを引き剥がそうとする。


一方、抱きついたユキが何をしていたのかというと、


「うぅぅ・・・・・・痛かったよぅ・・・・・・怖かったよぅ・・・・・・」


・・・ワルツの肩で泣いていた。

そんなユキに気づいたワルツは、腕を解くことを止める。


「・・・ごめんなさい。神経接続の際に、一本一本チェックしていったから痛かったでしょ?でも、あれをやらないと後で大変なのよ。()たれた時に『気持ちいい』とか感じても困るじゃない?いや、たまにいるけどさ・・・そういう人」


「うぅぅ・・・」


「・・・」


(死ぬより辛い思いをしたんでしょうね・・・)


ただただ泣き続けるユキに、遂には言葉を失うワルツ。

結局彼女は、ユキが落ち着くまで、そのまま抱き付かせることにしたのであった。


・・・ただし、隣りにいたテンポから飛んで来る冷やかしを華麗に避けようとして、無様に被弾しながら・・・。




しばらく経って、ユキがようやく落ち着いた頃・・・。


「ここは・・・どこですか?」


ワルツに抱きついたまま、不思議そうに部屋の中を見渡して、ユキはそんな疑問を口にした。


「ここは、ミッドエデンの王都。その地下にあるホムンクルス専用の整備室ね」


最近、成長の著しいコルテックスの専用となりつつある地下大工房の整備室。

その中にある緊急用の手術室である。


部屋の中には、全身を覆い尽くすかのような白衣とマスクをつけた女性たち(カタリナ、テンポ、コルテックス)が3人、そしていつも通りの姿のワルツ、その合計4人がユキを取り囲む形で立っていた。

内、2人が、背中の腰の部分に白い袋を付けているのは・・・どうやら尻尾からの落毛を防ぐためものらしい。


「ルシアの転移魔法(緊急搬送)で送ってもらったのよ。ユキ、死にそうだったし」


その代わり、転移できないルシア本人()()は置いてくる事になったのだが。


「そうでしたか・・・・・・って、うわっ?!な、なんですかこの人?!って、これがボク?!」


近くにあった窓ガラスに反射する自分の姿を見て、ユキは驚愕した。


「そうよ。脳以外、身体が使い物にならなかった・・・というか、そもそも何も無かったから、全部作り直したのよ。それで、見た目を元のユキの姿に似せようと思ったんだけど・・・貴女、その日の気温で、身長とか見た目とかが変化しちゃうじゃない?で、仕方ないから、肉体年齢の17歳位にしてみようと思ったら・・・・・・失敗しちゃったのよね・・・」


「申し訳ございません・・・」


・・・そんなワルツやカタリナの言葉通り、これまでのユキとは異なる顔と姿が、そこに映っていたのだ。

眼の色こそ元と同じ淡い青色だが、眼の周りや口元などの細部が異なり、身長は165cm程度。

腰まであったはずの長く青白い髪の毛は、肩までの長さに切りそろえられ、真っ白になっていた。


中でも異様だったのは、身体中から無数に伸びた黒い線のようなものである。


「あ、これ?やっぱり、魔王といえば触手よね・・・」


「えっ・・・」


「・・・いや、もちろん冗談よ?これは、単なるメンテナンス用のケーブル。もう使い終わったから、抜いても構わないわ」


そう言ってから、ワルツはユキを再びベッドに寝かせると、


カチン・・・


そんな小さな音を立てながら、彼女の右腕からバヨネット式のケーブルコネクタを外した。


「・・・この金属は取れないんですね・・・」


ケーブルが外れた後の自分の腕に残った金属製の端子に視線を向けながら呟くユキ。


「まぁ、大きく()()()()しない限りは使わないから、そのうちカタリナに隠してもらうといいわ」


「壊れる・・・?ケガをする・・・ではないのですか?」


そんなユキの問いかけに、ワルツは苦笑とも苦々しい顔とも取れない、文字通り難しい表情を浮かべながら言った。


「・・・そうね。今後のことを考えて、見せておく必要があるわね。コルテックス。左腕の全神経切断、及び、ナノマシン回路切断」


「承知しました〜・・・」


そう言って、コンソールに向かって何やら打ち込むコルテックス。


すると、


チュウィーン・・・ガタン・・・


「あ・・・腕が・・・」


突然感覚が無くなって、お腹の上から落ちた腕に怪訝な表情を浮かべるユキ。


「それで・・・」


ワルツはユキに見えるようにと彼女の腕を持ち上げた後、数センチ程度の長さの銀色の刃物・・・医療用のメスを、躊躇すること無く突き立てた。


「っ・・・!!」


その様子に、ユキは思わず顔を(しか)める。

・・・だが、


「・・・痛くはないのですね・・・」


ユキには痛覚どころか、触覚も感じられなかったのである。


「まぁ、神経切ってるからねー」


それからワルツは、一周するように切り込みを入れると、ユキの腕に付いていた皮膚と脂肪の隙間に手を入れて、押し広げるようにして力を加えた。


「・・・感覚はなくても、気持ちのいいものではありませんね・・・」


「まぁ、そう言わないで。これから長らくお付き合いしなきゃならない自分の身体だし、把握しておくことは重要よ?知ってるか知らないかで、取れる行動が色々変わってくると思うしね。ってわけで、貴女の身体の中身は今、こんな感じ」


そう言ったワルツの指先では・・・


「・・・ワルツ様と同じ・・・?」


赤い血液に濡れながらも、銀色に輝くフレームや管、その他様々な器官が内()されている様子が見て取れた。


「んー。確かに、私か人間のどちらに近いかと問われれば、こっち側に近いかもしれないわね」


そんなワルツの言葉に、表情を一変させ、嬉しそうな顔をするユキ。


「ま、そんなわけで、力とかものすごく強くなってるから、物を持つ時とか、人の手を握る時とか気を付けてね?本当、ホログラムシステムがまた壊されるかと思ったんだから」


「えっ・・・?」


疑問の声を上げるユキだったが、どういうわけか少々恥ずかしそうにしていたワルツに、そのままスルーされる。


「それと、今度、拳銃で撃たれても、こんな風に勝手に治るから。・・・コルテックス。神経系を切断したまま、ナノマシン回路接続」


「承知しました〜」


その瞬間、


ブクブクブク・・・


切断されていた腕から、血の泡のようなものが出てくると、


「はい、おしまい」


まるで魔法のように瞬時に皮膚が繋がって、傷跡が無くなった。


「自動回復魔法・・・?」


「魔法ではないけど、似たようなものね。詳しい話は、近いうちにコルテックスに聞いて?そういう手筈になってるから」


「手筈?」


「えぇ。その話は、ここから出た後でするわ」


それからもワルツによる、ユキの身体のスペックの話が続く。

曰く、骨が魔法金属で出来ているから頑丈。

曰く、呼吸しなくても窒息しない。

曰く、毒物を摂取しても死なない。

曰く、ユキ本来の細胞を使っているので、熱には弱い。

曰く、魔法が使えるかどうかは訓練次第。

曰く、体重が重い・・・。


・・・要するに、テンポやコルテックスたちと同じスペックになったのである。

差があるとすれば、頭脳にニューロチップを使っているか、それとも本物の脳を使っているか。

そして、ユキ本人の細胞を使っているか・・・それだけである。


一通りワルツが説明を終えると、


「そうですか・・・・・・ではボクはもう、人ではないのですね・・・」


少し疲れたのか、そう言ってからユキは眼を瞑った。


「そうね・・・否定はしないわ。だけど、生殖器官は作り直したから、子どもが産めないって訳では無いわよ?ただ、骨格の構造上、骨盤が変形しにくいから帝王切開になるだろうけどね・・・」


そんなワルツの発言に、


「こ、子どもが作れるのですか?!」


どういうわけか飛び起きるほどに、ユキは驚いた。


「・・・えっ・・・なんか拙かった?」


「いえ、そんなことはありません。ただ、結婚していた他の姉妹たちに、これまで子どもが出来たことがなかったので・・・」


「あ・・・そう・・・」


(ホムンクルスの身体じゃ、子は残せないのかしら・・・)


そう考えながらも・・・同時に、すーっと、ユキから視線を逸らして離れようとするワルツ。

何やら地雷を踏んでしまった予感があったようである。


だが、


ガシッ!


ユキに、猛烈な力で、腕を掴まれる。

・・・手遅れだったらしい。


「・・・今度こそ言います!ボクと結k」


「無理」


すーっ・・・


・・・そしてワルツは、ホログラムを解除して、空気へと溶けていった・・・。




それから、まるで失恋したような虚ろな表情を浮かべていたユキが、何やらコルテックスに耳元で囁かれて復活した頃。


手術室に用意された大きな鏡を前に、ユキが自分でコネクタを外しながら新しい身体に見入っていると、


「・・・シリウス様。もしもお気に召されないようでしたら、作り直させていただきますので仰ってください」


マスクを外したカタリナが、何やら複雑な形状をした刃物(手術用ピーラー)を手に持って、真剣な表情でそう口にした。


「・・・」


そんな彼女の姿を見て固まるユキ。


「・・・カタリナ?そう言う話はピーラーを置いてから言ったほうがいいわよ?ほら、ユキが怖がって固まってるじゃない?それに、顔面整形にピーラー使わないし・・・」


固まっているユキの姿に、なんとなく可哀想になったワルツが、再び、姿を現して指摘する。


「そうでしたか。一度削って作り直した方が早いかと思ったのですが・・・」


「実際そうなのかもしれないけど、もう少しやり方ってものがあるじゃない?」


「・・・勉強不足でしたね・・・残念です・・・」


「いや、そこ、残念がるところじゃない・・・」


そんなやり取りをして、ワルツはカタリナに器具を仕舞わせるが・・・


「・・・」


それでもユキは、カタリナに視線を向けたまま、口をパクパクさせて固まっていた。


『・・・?』


そんなユキに怪訝な表情を浮かべたり、お互いに顔を見合わせたりする一同。

それからしばらく経ち、彼女は徐ろにその理由を口にする。


「・・・ビクセン様・・・?」


「・・・はあ?」


・・・どうやらカタリナは、大昔にいたという魔王に似ているようだ。

何故、妾が、他人(ライバル)の恋心の話を書かねばならぬのじゃ・・・。

まぁ、良いがのう・・・。

・・・良くないのじゃ!


くっ・・・さ、さてと、あとがきじゃ。

あ、一応言っておくが、妾が登場したいからという理由で、物語の舞台をミッドエデンに戻したわけではないぞ?


他に書けることは無いのじゃが・・・それでも書くとすれば、前半の地の文が2パターンあったことくらいかのう。

いつも通りのナレーター口調か、ユキの言葉での説明か・・・。

結局、ユキの言葉じゃと説明しきれない部分があったので、ナレーター口調を採用したのじゃ。


とりあえずそのくらいかのう。

・・・あ、そうなのじゃ。

書いてて思ったのじゃ。

・・・もう一話、早く書いておれば・・・丁度区切りが良かったのに・・・と。

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