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映画2

鑑賞中……


「キェェーー!!!!!」


妹「ーーーーーッ‼」(声にならない叫び)ギュッ


(ビビってるというか…からかうの躊躇するレベルだなこれ)


兄「もうテレビ消そうか?なんか可哀想になってきたわ。お前が」


そう言い俺はリモコンに手を伸ばそうとする。俺の手がリモコンを掴む前にあいは素早く…実に素早くリモコンを手に取り、遠くにあるソファへ投げた。


妹「大丈夫です!問題ないです!こんなのへっちゃらです!!」


そんな事を言っているが、あいはもう画面観ないで声だけでこの有り様だし。映画が始まってからずっと俺の胸に顔を埋めたままだし…


兄「お前涙でてるぞ。怖いんだろ?」


それでも言い訳を口にするだけの体力はあるようで…

妹「これは映画が退屈過ぎて欠伸した時の涙です。怖くな…」


「ヴォェオロロォォ‼‼」(化け物の叫び声)


妹「ーーーーーッッ‼‼」ギュッー!


言い訳を言い終わる前に化け物の叫びがスピーカーから流れ、声にならない叫びを発するあい。

…別に抱き付かれるのは構わないが、俺は何時になったらトイレに行けるのだろうか?だが残念ながら、俺の心の叫びはあいに通じる筈がなかった。

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