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龍神縁起 ~立派な神様のお供しよう~  作者: もぐら
第一章 出瑞(いずみ)編
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第三話 神話『大国主と源主の国譲り』

※試し読み用の短編を読まれた方は、固有名詞に漢字を当て直しているだけなので、読み飛ばしても問題ありません。

 今では遠い昔の話だが――

 天下をお治めなさる大国主尊だいこくしゅそん陛下の御一族が豊瑞穂国(とよみずほのくに)を創業なさる以前、我が国の人々はこの国を単に現世国(うつしよのくに)と呼んでいた。

 四方の海の外に広がる異国の存在をまだ知らず、己の知る島々だけがこの世の全てと信じていたからである。

 その頃の我ら『国人くにびと』は村より大きなまとまりをもっておらず、地上は八百万やおよろずかみが治める国だった。


 神は天に輝く星々に、地の山川木石に、白波立つ海原に、そしてそれらから生まれ出ずる諸々の事物に力強い魂を宿して現れ、この世に働きかける。

 この国にいにしえからおられる国神くにがみたちは、悠久の時を経て絶大な力を蓄え、四季に彩られし実り豊かな大地を形作られた。

 国人は山海の幸を得て日々の糧とし、恵みをもたらす神々に感謝しながら素朴な生活を営んでいた。


 だが元来、神の気性は激しい。ときおり人の前に現れては神意を告げたが、その表現は常に苛烈であった。

 神域を乱す愚か者がいれば怒り狂って呪い殺し、己の好みに適う者がいれば狂喜して連れ去ってゆく。一人二人の犠牲で済めば穏やかな方で、荒神の一時の気まぐれがいくつもの村々を滅ぼす事は珍しくなかった。


 神が暴れれば人に抗う術はなく、生贄を捧げて許しを請い、ただ鎮まるのを祈るのみ。神々は見えない所で幸いを授けるが、一度人前に現れれば異変を起こさずには済まない。強大にして近寄りがたい、敬して遠ざけるべき畏怖の存在であった。


 神と人のそのような関係は永遠に続くかと思われたが、やがて変化が訪れた。


 ある時海の果てから船団が現れ、海岸に漂着した。

 海浜の国人が恐る恐る見守っていると、髪を結って煌びやかな衣を纏う、みたこともない格好の人々が上陸した。

 はたして一体何者かと国人が困惑していると、船人の方から近づいてきて、片言ながらも国人の言葉を用いて害意がない事を示し、自らの素性を語った。


「我々は海を隔てた外の国の住人なり。世界の最果てに不老不死の霊薬の眠る島があるという、故郷の言い伝えを信じて航海に出た。偶然にもこの国の漁師が漂流している所を助け、なんとか互いの言葉を学んで意思疎通に成功した。その漁師の案内で荒波を乗り越え、ついにこの島国へたどり着いたのだ――霊薬が眠る最果ての島とは、果たしてここであろうか」


 国人に外から来訪した稀なる人、『稀人まれびと』と呼ばれたこの異邦人たちは霊薬を求めて国中を巡った。

 しかしそのような物は国人も聞いた事がなく、目的の品を見つける事は叶わなかった。稀人たちは命を賭した冒険が水泡に帰して途方に暮れ、一方で国人の純朴さに親しみを覚えた。そして成果を得ずして危険な海原へ引き返すよりも、国人と交わってこの地を第二の故郷と定める事を選んだ。


 国人の村に受け入れられた稀人は、霊薬と交換するために持ってきた物品と自分たちの知識や技術を駆使して、故郷の生活の再現を試みた。

 五穀の種、牛馬、算術、文字、製鉄――それらを用いて田畑を耕し始めた村は、太古からの生活を続ける村よりも多くの家族を養う事ができた。村々はこぞって稀人の知恵を乞い求め、海を越えて多くの幸を運んできた彼らを国人は賢者と仰ぎ、厚く敬った。


 しかし、そのような異邦人との交流は国神の不興を買ってしまう。

 突然やってきた余所者におもねり知恵を求める国人の様子を、国神たちは外の神の崇拝と疑い妬んだのだ。神々は背信の国人と彼らを惑わした稀人を大いに憎んで祟り、天変地異を振りまいた。


 とりわけ怒り猛ったのが国神の長、源主大神みなもとぬしおおみかみである。国一番の水源地たる霊峰出瑞いずみ山に鎮座するこの大水神は、稀人の持ち込んだ諸物の中で稲作を何よりも嫌悪した。

 異国の得体の知れない草を水辺に茂らせるばかりか、実りを増すために耕地を広げ、川の流れすら人の都合で抑え込もうとする行いを、水神に対する冒涜とみなしたのだ。

 源主の噴怒は豪雨となって川を氾濫させ、濁流は水田に止まらず村々までも呑み込み破壊する。辛うじて生き残った人々は祟りに恐れをなし、今までそうしてきたように、神々が鎮まるのを祈って生贄を捧げようとする。


 だがこれに異を唱え、毅然と立ち向かう一人の若者が現れた。

 その名は荒彦(すさひこ)。希人の男と国人の女との間に生まれた血気盛んなこの青年は、生来の粗暴さゆえに人々から疎んじられ、持て余した力の使い方を正すために、険しい山中で稀人の武術を磨いていた。山上で水難を逃れた荒彦は破壊された故郷を見て憤慨し、人の営みをたやすく踏みにじる荒神に一矢報いんと誓ったのである。


 源主の本拠の出瑞に潜り込んだ荒彦は、強大な敵に打ち勝つため一計を案じた。

 源主の生贄に立てられた出瑞の乙女・賑姫にぎひめをひそかに逃がすと装束を譲りうけ、自ら生贄になり変ったのだ。

 賑姫に化けた荒彦は単身出瑞山へ踏みこみ、源主の棲む大洞窟の前で待ち伏せる。

 やがて満月が深山を煌々と照らす頃、白鱗赤眼の大蛇に化身した源主が洞窟より現われた。蛇神は生贄の姿を認めると悠然と近づき、捧げられた供物を食らわんと大顎を開く。


 その刹那、荒彦は装束の裳裾に隠していた鉄剣を抜き放ち、源主の口中に並ぶ毒牙を一閃両断する。あっけに取られた大蛇をよそに、生贄装束を脱ぎ捨てて剣士の正体を現した荒彦が大音声で名乗り上げた。


「俺は荒彦。我が剣にかけて、罪なき人々を虐げる荒神あらがみを成敗してくれる!」


 不意を打たれた源主は尾を打ち鳴らし、神をたばかった愚か者に敵意を剥きだして襲い掛かる。荒彦もまた握りしめた鉄剣の鋭さと、その威力を最大限に高める武術の奥義を尽くして、人の身に有りながら荒神と互角に渡り合ってみせる。

 一柱の蛇神と一人の青年の死闘は長引き、月明かりの下で一進一退の攻防が続いたが、ついに決着が訪れた。


 先手を取られて必殺の毒牙を失い、無数の刀傷を受けて鮮血の水溜りを作った源主は、どれだけ傷を負っても一向に引き下がらず、むしろ刺し違える覚悟で果敢に斬り込んでくる荒彦の気迫に遂に臆し、背を向けて敗走したのである。


 荒彦がすかさず息の根を止めようと剣を構えて迫るが、源主は棲家の大洞窟に逃げ込むと岩窟の入口を叩き崩し、洞窟を大岩で完全に塞いで立てこもってしまう。荒彦は追いすがって岩戸を破ろうとするも人の身ではいかんともしがたい。手をこまねいている内に空は白み始めて、不眠不休の激闘で疲弊し傷付いた肉体は限界に迫り、とうとう追撃を諦めざるを得なかった。


「もし再び人を襲ったら、今度こそ斬り刻んでくれる!」


 青年はそう警告を言い残して、日の出の光明を浴びながら山を降りていった。


 止めこそさせなかったが、勝敗は誰が見ても明らかだった。荒彦の剣技を前に源主は恐れをなして敗走し、自ら洞窟へ隠れてしまった。人の子である荒彦が、神の長たる源主を封じ込めたのである。


 たった一人の若者が大神を封じたという偉業に人々は沸き立ち、荒彦の勇名は出瑞に留まらず各地へ響き渡った。源主の敗北を知った荒神たちは一斉に姿を隠し、祟りから解放された人々は荒彦を英雄と讃えるのだった。


 だがそれからまもなく、国全土を渇水が襲う。空から雲が消え去り、炎熱の日差しで大地はひび割れ、草木は萎れた。泉も絶えて川底が涸れ果て、穴を掘れども地下水は湧き上がらない。

 作物を育てるどころかその日の飲み水にすら困窮した人々は、残された僅かな湖沼を巡って分裂し、村々で争い始めた。


 泥水を啜るために血潮を流し合う凄惨な状況下で、人々はこれが源主の祟りだと気付き始める。

 荒彦に敗走して醜態を晒された蛇神は、ますます人への憎しみを募らせたに違いない。水を支配する源主はその強大な力を全て怨恨に注ぎ込み、己を辱めた種族を根絶やしにすべく地上の水を断ってしまったのだ。


 国人は自分たちが神に生かされてきた事を改めて思い知り、憎しみの矛先を荒彦へ向ける。荒彦自身も己の報復が却って人々を苦しめてしまった事実を深く悔い、かくなる上は源主に命を捧げて赦しを乞わんと自刃を計った。


 だがそれを押し留めて救いの手を差し伸べたのは、荒彦に救われた生贄の娘の賑姫であった。彼女は荒彦の恩に報い、そして生きとし生けるものを救うため、地上を覆う怨念を祓わんと立ち上がった。

 けれども賑姫は己が再び生贄に立つ事も、また他者が身を投げるのも戒めた。どんなに贄を捧げても、もはや国人全てを黄泉路へ誘わんとする源主には届かない。

 賑姫は断言した。祟りの根本の原因は、荒彦が源主に襲い掛かった事ではない。国人と稀人の交わりを、神々が訝しんで妬んだ事にあるのだと。


「荒ぶる神の御心をなだめるには、私たち人の潔白を示さなければなりません。異国の人たちと親しんでも、国神の恵みを忘れてはいないとお伝えしなければ」


 『稀人と親しみ』つつ、なおも『国神への畏敬』を表す――賑姫はそれを実行に移した。

 まず賑姫は今や希少となった清水を用いて酒を醸す。しかしそれは古来から親しんできた木の実酒ではなく、水穂から成る米の酒だった。


 酒を造った賑姫は荒彦と共に出瑞山へ登ると、源主が閉じこもった大洞窟の前に祭壇を築き、米酒を湛えた酒壺を供えた。

 そして祭壇の前で荒彦が笛を吹き鳴らし、さかきの枝葉を手にした賑姫が静かに舞い始める。荒彦が管に息を吹き込むたび、賑姫は榊を翻しながら地を踏みしめ、右へ左へ舞い回った。

 それは国人の祖先が古くから伝えてきた神楽。豊かな大地を育む神々に対して感謝の念を全身で表現し、神と人の共生が常緑の榊の如く永久に続く事を願う、祈りの舞であった。

 神楽は調子を速めながら繰り返され、笛の息使いと舞の足踏みの拍子が互いに寄り添い調和した時、乙女は朗々とうたい上げて山を震わせた。


 水穂成す 源主の 隠れては 誰が呑むのか 水穂の神酒みき

 (水穂を育む水を生み出す源主神よ。あなた様の御姿が見えないとあっては、この水穂で造った神酒を一体誰に捧げればよいのでしょうか)


 すると洞窟を塞ぐ大岩が内側から打ち崩され、暗闇の中から源主がゆらりと這い出でる。大蛇は完全に傷が癒えており、新たに生えた毒牙を剥きだして、洞窟の入り口で待ち構えている若者二人を威嚇した。

 荒彦がとっさに身構えるも賑姫はこれを制し、怖れることなく前に出て米の神酒を源主に薦める。瑞々しい光沢を放つ白鱗紅眼の蛇はしばらく二人を睥睨していたが、やがて酒壺に頭を垂れてごくりごくりと飲み始める。

 壺底まで空にした大蛇は強かに酔いしれると、ゆったりとした動きで背を向けて、再びの洞窟の暗闇へ戻って行った。


 その直後、洞窟の奥からにわかに霧が湧き出でて、天空へ立ち上ると厚い黒雲となり雨を降らせ始めた。それに呼応するがごとく、地上では涸れた泉から滾々と清水が湧いて、川を蘇らせてゆく。


 賑姫の全身全霊の祈りは見事に届いたのだ。乙女の歌舞に慰められた源主は、忌避していた水穂で造られた神酒を受け入れてお気に召し、憎しみを忘れ去られたのである。


 荒彦の武勇が荒神を遠ざけ、賑姫の芸能が怨念を晴らした事で、世は平穏を取り戻した。

 共に苦難を乗り越えた男女は心を通わせ合い、夫婦の契りを結ぶ。人々は稀代の益荒男ますらお手弱女たおやめを祝福し、出瑞山から流れる八俣川やまたがわの下流にある、肥沃な中原なかはらの地に館を建てて盛大な祝言しゅうげん(結婚式)を挙げた。


 宴もたけなわという頃、宴席に穏やかならぬざわめきが広がる。

 にわかに曇った空をふと見上げて、誰もがあっと驚いた。見れば出瑞山の方角から、水瓶を抱えた美しき女が黒雲に乗って空を滑り、こちらへ近づいてくるではないか。

 女は裸足で地に降り立ち、宴席の中央へ進み出ると、新郎新婦に妖艶な笑みを見せた。荒彦が進み出てこの不審な招かれざる客を誰何すいかすると、彼女は穏やかに答えた。


「わたくしは出瑞山の主にして、この国を治める神々の長、源主大神。我が心の内をそなたらに告げるべく、人の形をとって現われました」


 これを聞いた人々は、酔いもたちまち醒めてその場に平伏し、突然現れた現人神あらびとがみの様子を恐る恐る伺う。

 荒彦とその傍らに寄り添う賑姫だけが面を上げて立ち、源主と対峙した。臆さぬ二人を見据えて、女神は言葉を続ける。


「わたくしは荒彦に敗れて地の底へ隠れた後も、我が国の行く末を深く案じておりました。余所者どもに惑わされた国人たちが、己が欲望を満たすために美しき我が国を破壊して荒廃させてゆく未来を憂い、いっその事そなたらを滅ぼそうとさえしました。けれども地上から響く懐かしき神遊びに思わず誘われ、賑姫に勧められた水穂の神酒を味わって知ったのです――国人の魂は余所者と交わった今も清く澄んでおり、また外のもの全てを悪しきと遠ざけるのは誤りであると。わたくしは憎しみを全て水に流し、神と人の仲違いを治めたいと望んでいます。その証として、そなたら二人の婚姻を寿ぎに参りました。怒りに猛っていたわたくしを恐れさせた荒彦と、悲嘆にくれるわたくしを慰めた賑姫。人の身でありながら神の心を動かす力を示した、そなたら二人に相応しい宝を贈りましょう」


 源主は抱えている水瓶を二人に示す。


「この器に満たされているのは我が神宝かんだから、若返りの『変若水おちみず』。これを飲めば泉から清水が絶え間なく湧くが如く、蛇が脱皮を繰り返すが如く若々しくあり続け、老い衰えて死ぬ運命と無縁になります。深い傷を負えば死の運命は免れぬけれども、その身を損なわぬ限りは千万ちよろずの冬を過ぎ越しても健やかに生き続けられるでしょう。身の程を弁えぬ余所者どもからは隠したが、神に通じる力を持つそなたら二人には相応しい。永久不変の肉体を得て我々神の仲間となり、共に我が国を治めようではありませんか」


 神の勧めに対して、荒彦と賑姫は目を交わして互いの意思を確かめると、異口同音にこれを辞する。


「掛け巻くもかしこき源主大神に、おそれ多くも申し上げます。私たちは変若水を受け取らず限りある生を全うし、死した後の事はまだ見ぬ子供たちに託したいと望みます。永遠の命を得ればその安寧からやがて心頑なとなり、己れの望む不変を他者にも強要するようになってしまうでしょう。ささやかな幸いを求める者たちの努力を踏みにじれば、それが私たちの滅びへ繋がるに違いありません。大神たる貴女様でさえ、家族を養うため水穂を植えた我々を忌み嫌って虐げ、それがために一時ながらも憂き目を見ました。愚かな人の身である私たちが、はたして同じ運命を辿らないといえるでしょうか」


 予想外の返事を受けて、源主は沈思黙考した末にこう言った。


「そなたらが望まぬならば、強いて勧めはしますまい。けれどもわたくしが自ら姿を現して祝福するとまで口にしたのに、何も施さずに去ってしまうのは示しがつかない。変若水に勝る褒美となれば、もはや一つしかない」


 源主は荒彦を指差して宣言する。


「源主大神の御言みことを以って、荒彦にす。わたくしに代わって大神を名乗り、この国の新たな主となれ――強きがかみに立つのが古からの慣わしならば、打ち負かされたわたくしがしもに降り、そなたが新たに君臨するのも世の定め。人が侮りがたき力を示した以上、我ら古き国神は山に隠れて平野を人に委ねよう。これに従わぬ神はそなたら人が討ってよろしい。賑姫と共に実り豊かな水穂の国を造り、大いなる国の主となりなさい。人が神の恵みを忘れず祈りと神酒を絶やさぬ限り、わたくしは出瑞山から人の国の行く末を見守るでしょう」


  荒彦と賑姫の二人の国人――いいや、神を動かす神業によって源主に認められた彼らの魂はすでに昇華し、生きた人の身にありながら古き国神と肩を並べる存在、人神ひとがみとなっていた。

 源主の宣言の下、改めて生き人神として認められた荒彦大御神すさひこおおみかみとその后神の賑姫神にぎひめのかみは、共に畏まって恭しく神命を拝する。

 それを見届けた源主は再び黒雲に乗り、出瑞山へ帰っていった。彼方へ去りゆく雲の軌跡には虹が掛かり、新たな地上の主の誕生を祝福するが如く映ったという。


 神が人へ国を譲られた事で神代かみよは終わり、人代ひとよが始まった。

 生き人神となられた荒彦大神は大国主尊おおくにぬしのみことと名乗り、自らの治める国を瑞穂国みずほのくにと名付ける。

 その称号と国土は、荒彦大神と賑姫神がお隠れになった後も彼らの子孫に代々受け継がれ、畏れ多くも尊い生き人神の御一族が、今日も我が国を治めておられるのである。

 めでたし、めでたし――

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