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6話

早馬がアゼル家の執事に伝言を伝えに来た。



ユーフェミアとメルが話をしてる途中、アゼル家の執事がやって来た…「お話しの途中失礼します。奥様…本日旦那様が早めに帰宅されるそうで、夕食もご一緒にとの事です。」


「分かりました。ありがとうディード…。」


「失礼しました…。」と深くお辞儀をしながらディードは退室した。


ユーフェミアは…「どっどうしよう…!!一緒に夕食だなんて…緊張し過ぎて食事が喉に通らないわ!!」

青白い顔をしながらメルに言った。


「ユーフェミア様…いい機会です、頑張って会話をして旦那様との距離を縮めて下さいね!!分かりましたか?」


「はっはい!!」ユーフェミアは涙目になりながら返事をした。




夕方、もう少しでウォルシードが帰ってくると聞いてユーフェミアはお出迎えの準備をしていた。


するとガチャと扉が開く音がして…

「ただいま戻った。」とウォルシードが仕事から帰って来た。



「お帰りなさいませ。」と出迎えをしていると

そこへディードがやって来て「旦那様、奥様、夕食の準備が出来ております。どうぞこちらへ」


「分かった…私は着替えてから行く。君は先に行ってるといい。」とウォルシードはユーフェミアにダイニングへと促した。



ユーフェミアは無表情で…「分かりました…。先に失礼します。」といいダイニングへ向かった。



ユーフェミアはウォルシードの着替えを待ちながら座っていた。数分後楽な格好に着替えたウォルシードが向かいに座り「待たせてしまった…。ではいただこう。」


ユーフェミアは…「はい、いただきま。」といい食事を始めた。


何か話さなきゃ…何でもいいのかしら?本当に?と考えるうちに時間だけが過ぎて行き、もうウォルシードは食べ終わろとしていた。


いけないわ…話さなきゃと勢いよく声に出したが、「あっあの…「明日から」 」 と二人同時話し掛けていた。


「明日からまた王太子殿下が視察に行く。もちろん私も護衛としてついていかなければならない。前みたいに長い間でなく一週間で帰って来る。その間屋敷の事をよろしく頼む…。」


「分かりましたわ。」


「明日の視察の準備をする…。先に失礼する。ゆっくり食べてくれ。」


「はい…。」 ユーフェミアは折角いい機会をまた逃してしまったことにひどく落ち込み食事も少し食べて残してしまった。


夕食を食べ終えて湯浴みをし、メイド達が気合いを入れながらユーフェミアに寝る準備をしていた。


ようやくメイド達が解放されたユーフェミアはベットに座りウォルシードが来るのをドキドキしながら待っていた。


「やっと…初夜を迎えるのね!!どっどうしたらいいのかしら?ウォルシード様に全て任せたいいの?もう、緊張し過ぎて胸が痛いわ…。」


色々考えていると年配のメイドが扉をノックし、「失礼します。」と入り「旦那様は執事と明日からのスケジュール確認をするので少し時間が掛かるそうです。先に寝てて下さいとのことです。」


「分かったわ…わざわざありがとう。」


「いいえ…。失礼します。」 年配のメイドが去っていき…


ユーフェミアは緊張で気疲れをしていたらしくベットに倒れこみ「こんな可愛げのない女なんて興味ないのよ…。もしかして好きな女性がいるのかしら…。」

と口に出しながら泣いていた。


「何でこんなにモヤモヤするのかしら…。相手にされないから?それとも彼に好きな女性がいるかもしれないということ?」


「自分の事なのに何故悲しいのかもからないわ」といい泣きながら寝て疲れててしまった。


夜中


男性がユーフェミアのベットに近づき腰をかけ、頭を撫でていると涙が出ていることに気付き涙を拭うと自身の唇をユーフェミアの唇に重ね部屋から出て言った。




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