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1話
~プロローグ~
とある一室…彼女は純白なドレスを身に纏い椅子に座ってこの部屋から見える窓の外を眺めていた。
晴れやかな空、まるでこれからのことを祝っているかのように眩しく輝いている。
そんなことはどうでもいい早くこの時間が過ぎて楽になりたい…そればかり考えていた。
「私になんて生まれてからずっと選ぶ権利などないのよ、しかたがないの」
コンコン…
「お嬢様、お時間です。ウォルシード様や旦那様達がお待ちです。」
「メル、ありがとう。今、行くわ」
彼女はこの時、絶望でこの結婚に意味があることがわからなかった。そしてこれからどうなることかも…。