セクハラとスキンシップの境界線
どこにあるんだと思います?〉タイトル
結論から言ってしまえば、
「好意を持たれているか居ないか」
という一点に突きます。
言い換えれば、
「合意が成立しているかどうか」
というだけの問題です。
「金持ちのイケメンなら許されるのに、どうして俺が同じことをすると嫌がられるんだ?」
などと憤っておられるそこのあなた。
そうそう、何かにつけて壁ドン・床ドンしちゃったりしているあなたの事です。
なぜあなたが嫌がられるかというと、それはもうあなたが好意を持たれていない、あるいは嫌われているからというだけの事なんですよ。
なぜ好かれていないのかがわかりませんか?
常日頃のあなた自身が、肩や腰に手を廻して抱き寄せても笑って済ませてもらえるだけの振る舞いをしているかどうかを考えてみましょうよ。
とまあ、意味の薄い煽りは程々にしておいて。
「合意が成立しているかどうか」
ということにご注目。
まぁ、ぶっちゃけてしまえば、表沙汰にならないだけで恋人同士だろうが夫婦だろうがセクハラは成立します。
相手がして欲しいと思っていないタイミングで、あるいは「して欲しくない」タイミングで事に及べば、普段はどれ程親密な間柄であろうとそれはセクハラです。
もし相手が「して欲しくない」タイミングで本番行為に及んだら、それは立派なレイプです。
裏返せば、本人同士の合意が成立してさえいれば、どんな変態性欲だってそれはそれでO.K.なんですよ。
異性相手だろうが同性相手だろうが、どこの穴とナニでつながっていようと、他人が首を突っ込んで良いものではありません。
他人のそれを認めたくないってのはまた別の感情の現れですが、それについてはまた別の機会にお話ししましょう。
まぁね、満たされた魂同士なら変態性欲ってのは必要ないんだそうですがね?
それはそれでまた別のお話。
それはそうとして、あなたはセクハラをやりたい人ですか?
それとも、目眩くスキンシップを楽しみたいですか?
後々どんなトラブルになっても構わないというのなら、セクハラ野郎一直線でも構わないんですけどね?
私は止めはしませんが、推奨もしませんよ?
全てはあなたの自己責任において実行して下さい。
いずれにしても、嫌がられる事はしない方が良好な人間関係を形成するにはプラスに働きます。
以前は喜ばれたとしても、今度もそうだとは限りません。
相手の反応を見ながら、喜ばれていない様なら手控えた方が賢明です。
何事につけても、腹の底からキチンと納得して受け入れた事なら、期待した通りにならなくても文句は出ないものです。
ところが、少しでもわだかまりが残っていると、不平不満の一つも言いたくなります。
そういう意味でも、同意を取り付ける、合意を形成するというのは非常に重要な要素なんですが、どうかするとこの同意や合意を省略する人が多いんですよね。
確かに同意を取り付けたり合意を形成するというプロセスは非常に面倒くさいんですが、世に余多存在し次から次へと涌いて出るトラブルの原因は、そのほとんどが同意を取り付けたり合意を形成する事を省略している事にあります。
なぜそんな事になってしまうのか、あるいはその傾向と対策は?
っていうのが次回以降のお話になる予定です。