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つれづれ語り  作者: 香南
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女子高生とポップコーン

鞄にポップコーンをつけている女子高生を見た。

本物ではない。そっくりのキーホルダーである。しかもパッケージ付きでなく、むき出しのポップコーン(もどき)が数珠つながりになっている。

サイズといい、色形のリアルさといい、大変おいしそうである。どこで買ったのだろうと気になった。


聞きたいが、彼女とは全くの初対面である。

隣のボックス席に座って友人と話している彼女に、いい大人の私が近づき、

「そのポップコーン、どこで売ってたんですか」

などと聞いてもいいのだろうか。


ましてや私がその時開いて読むふりをしていたのは「考えるマナー」という本である。

たとえ中身がハウツーでなく、お笑い寄りのエッセイだとしても、タイトルだけではわかるまい。

それこそマナー違反だと思われてしまうかも。


結局本の影からチラチラ見ている間に、降りる駅についてしまった。


今度見かけて、もし一人だったら、さりげなく近づいて聞いてみよう。

この思考がストーカーチックでマナー違反な気もするが。

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