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つれづれ語り  作者: 香南
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小さなたからもの

 手紙グッズをつい買ってしまう。

封筒、便せん、絵はがき、記念切手。種類が豊富で、見ているとすぐ欲しくなる。季節ごとにデザインが違ったりするので、そこも楽しいのだ。


 問題は手紙をやり取りする相手がいないことだ。友達とはメールか年賀状のやりとりくらい。

特別な用があるならともかく、ただの雑談でいきなり手紙を送るのもなぁ…と思い、私は作戦を立てた。友達と会った時に写真をとり、それを手紙とともに後日送ることにしたのだ。友達は子連れが多いので、一緒に写真を撮るのは不自然ではない。

こうして私は、使いたかったグッズで手紙を書き、写真を同封して送った。


 一週間ほど経ち、絵はがきに小さな字でびっしり文が書かれた返事が届いた。

正直、書いたことで満足して、返事は期待していなかったので驚いた。

同時に、子育てなどで忙しい中で書いてくれたのだなと思うと嬉しく、はがきは宝物のようになった。

相手にとってもそうだといいのだけど。


 一度味をしめた私は、今度は暑中見舞いを出してやろうかとたくらんでいる。

グッズ選びが今から楽しみだ。

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