TANGO
初めてのデートに合わせて
どんな服を着て行こうか
なんて考えてる
電話の向こう
コーヒーカップを持つ手が震える
なんて
キミらしくないよね
心が何を求めてるか
なんて
気障なこと
柄にもなく思ってたんだよ
お婆ちゃんの家にあった
古い大きな時計を見て
何時間も見つめていたよ
ずっと
幼い頃の話さ
オレンジの木も今はもうない
ずっと昔の話なんだ
突然変な事
言い出す癖も
キミなら受け止めてくれるよね
そんな気がするんだ
きっと
うまくやっていけるよ
繋いだ手が離れないうちに
なんて
少々あせり過ぎかも知れないけどね
ブエノスアイレスでタンゴを踊ろう
バンドネオンの音色に合わせて
途方もない夢だと
キミは笑うかい?
そんな興味は
捨ててしまった方が
無難に生きていけるって?
キミの問いかけに
ボクはいつも戸惑ってしまうんだ
質問に質問で返すのは
ちょっとズルいかも知れないけどね
いいんだよ
ただのジョークなんだ
だから笑っておくれ
キミの微笑みは
ボクを生き返らせるんだ
本当さ
本当なんだ…
ボクは
ちっぽけなハチドリ
ベストフレンドのままで
このままで良いと
神父さんはそうお説教する
わからないよ
わからない事だらけだけど
ひとつだけハッキリしてる
こんな夜は
想像を逞しくしよう
現実は嫌でもやって来る
どこへも逃げられやしない
だから
だからこそ
夢が必要なんだよ
愛してる
ベイビー
ブエノスアイレスでタンゴを踊ろう
バンドネオンの音色に合わせて
何故か
ボクは泣きたくなるけど
決して悲しいわけじゃないんだよ
キミが好きだから
この優しい気持ちを
大切にしたいだけ
同じだよ
キミとね
同じなんだ
ボクのsugar
繋いだ手が離れないうちに
なんて
少々あせり過ぎかも知れないけどね
恋は盲目って云うだろう?
ブエノスアイレスでタンゴを踊ろう
バンドネオンの音色に合わせて
情熱に身を任せて
陽気にやろうよ
情熱に身を焦がして
繋いだ手が離れないうちに
なんて
少々あせり過ぎかも知れないけどね
ブエノスアイレスでタンゴを踊ろう
バンドネオンの
音色に合わせて…
優しいキミが
大好きなんだ…




