UNUSUAL
僕は理想主義者だろうか
いや そうじゃない
現実的になるってことは
銃で応戦することではない
僕たちが今まで頑張ってこれたのは
この国に平和が約束されていたから
僕たちがこれまで頑張ってこれたのは
僕たちの子どもや子孫を
戦場に送り出すためなんかじゃない
決してそうじゃない
自分のことなんて
どうだっていいんだ
でも僕を突き動かしてきたもの
それを否定するわけにはいかない
昔 図書館で残酷な写真を見た
そこは戦闘の跡だったんだ
肩に銃をかついだ兵士がボロボロになった何か
なにかを片手でぶら下げていたんだ
兵士はタバコをくわえて
ちょっと笑ってるように見えた
彼がぶら下げていたのは
かつて人間だったものだ
胴体から真っ二つになった人は
血を流し目をつぶっていた
僕は恐ろしくて動けなくなった
どうしてこの人は
こんなになっちゃったんだろう
どうしてこの人は笑ってるんだろう
本当にこわい写真だった
こんなの普通じゃない
普通じゃない
あれから何十年も経ったけれど
世界はあんまり変わってないみたい
人と人がころし合うことを
本能だという人たちもいる
そうかも知れないし
そうじゃないかも知れない
でも僕はごめんだ
どんな理由があるにせよ
ひとをころすなんて真っ平ごめんさ
ただ国が違うだけで
君は人に銃を向けることができるかい?
そんなのおかしいって思わないかい?
普通じゃないよ
自由は生まれや育ち
肌の色や言葉の違いで奪い合うものじゃない
決してそうじゃない
それが命ならなおのこと
僕は理想主義者だろうか
いや そうじゃない
現実的になるってことは
銃で応戦することではない
僕たちが今まで頑張ってこれたのは
この国に平和が約束されていたから
僕たちがこれまで頑張ってこれたのは
僕たちの子どもや子孫を
戦場に送り出すためなんかじゃない
決してそうじゃない
自分のことなんて
どうだっていいんだ
でも僕を突き動かしてきたもの
それを否定するわけにはいかない
銃なんて必要ない
だれかに銃を向けるくらいなら
しんだ方がましだ
僕に命令できるのは僕だけ
だれの指図も僕は欲しくない
僕は考え 僕は行動する
僕は愛し 僕は責任を感じる
僕はだれもころさないし
僕の子どもや子孫にもころさせない
非暴力を笑うやつがいれば
笑うがいいさ
神さまはなんでも知ってるはず
だからちっとも怖くなんてないよ
昔 図書館で残酷な写真を見た
そこは戦闘の跡だったんだ
肩に銃をかついだ兵士がボロボロになった何か
なにかを片手でぶら下げていたんだ
兵士はタバコをくわえて
ちょっと笑ってるように見えた
彼がぶら下げていたのは
かつて人間だったものだ
そのとき
僕はこう感じたんだ
僕はぜったい戦争には行かないってね
でもちょっぴり不思議だったのさ
どうしてこんな写真が
学校の図書館にあるんだろうって
こんなの普通じゃないよってね
今なら少しは理由がわかる
ほんの少しだけどね
僕は理想主義者だろうか
いや そうじゃない
現実的になるってことは
銃で応戦することではない
それが普通になっちゃだめだ
僕たちが今まで頑張ってこれたのは
この国に平和が約束されていたから
僕たちがこれまで頑張ってこれたのは
僕たちの子どもや子孫を
戦場に送り出すためなんかじゃない
決してそうじゃない
自分のことなんて
どうだっていいんだ
でも僕を突き動かしてきたもの
それを否定するわけにはいかない
銃なんて必要ない
だれかに銃を向けるくらいなら
しんだ方がましだ
僕に命令できるのは僕だけ
だれの指図も僕は欲しくない
僕は考え 僕は行動する
僕は愛し 僕は責任を感じる
僕はだれもころさないし
僕の子どもや子孫にもころさせない
非暴力を笑うやつがいれば
笑うがいいさ
神さまはなんでも知ってるはず
だからちっとも怖くなんてないよ




